KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

9月の成績発表

今週のお題「小さい秋、見つけた」
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足下の株価急落は投資のチャンス!
間もなく天与の買い場がやってきます。
今の内から情報を集めて、反転のタイミングに乗り遅れないようにしましょう。

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今日は9月の成績発表です。9月はギリシャ危機がまたぞろ再燃し、欧米の株式市場を混乱に陥れると同時に日本の株式市場にも飛び火させた月でもありました。そんな中で私のポートフォリオはどうだったでしょうか?早速検証してみましょう。


買い銘柄
ソフトクリエイト(3371) 
1083円→1118円(15営業日保有 上昇率3.2%)
例年通り権利取りの動きが出て、株式市場全体が混乱している中でも底堅い動きが続き。そしてそれに乗じて権利落ち前に売却し、これで6年近く当ブログでポートフォリオ銘柄として挙げっ放しだった期間に終止符を打ちました。

結局ずっと増収増益を続け、市場もヘラクレス→2部→1部と鞍替えしてきたにもかかわらず、株価は4年近く右肩下がり。それだけライブドアショックによる需給バランスの崩壊は凄まじかったものと言えます。なまじ下方修正もしないし着実に増配を続けてきたので売るタイミングが見つからなかったのが逆に始末が悪かったのかも知れません。

そんな同社もいよいよ成長率に対して息切れ感が出てきたので、今回終了とすることを決意しました。また1200円台に滞留する売出の株式が上値を抑える要因になりそうです。

良い銘柄だとは思うのですが、例えば中国向けのECサイト作りにもっと力を入れたり、正直もっと市場好みの話題をたくさん提供してもらいたかったです。本当はありがとうと言って別れたかったですが、またいつか再会しましょう。


ソネットエンタテインメント(3789)
349000円→326000円(18営業日保有 下落率6.6%)
ソフトクリエイト無き今、この銘柄がポートフォリオで最長老。この銘柄もなんだかんだでライブドアショック直後くらいからの付き合いで5年以上経過しています。やはりこの銘柄も着実に成長を続ける中でマザーズ→1部と鞍替えしてきました。最近ようやく買い付け時の単価まで戻ってきた格好です。

今月の同社はやや買い疲れ感が出て株価が調整してきましたが、子会社エムスリー(2413)は絶好調。分割で買い単価が下がると、実質上場来高値を更新してきました。強いの一言です。何とかこの銘柄に牽引されることで上昇トレンドに早期回復といきたいところ。

さて毎回恒例の同社持ち株で評価した1株辺りの価値は67.7万円。エムスリーが上昇したことでDeNA(2432)の下落分を補って余りありました。また一段と現値との乖離が拡がった状況。表面上のPBRは1.2倍となっていますが、実質的には1倍を大きく割り込んでいると言えます。


みずほFG(8411)
113円→114円(18営業日保有 上昇率0.9%)
メガバンクは欧州問題に振り回された一ヶ月でした。今回の債務問題で一番打撃を受けるのは当然欧州の銀行なのですが、一部では空売り規制でなかなか売れない欧州の金融株をヘッジする目的で邦銀に売りを入れているとも。ただ、この説はちょっとこじつけのような気もします。

何はともあれ邦銀は完全にとばっちりです。リーマンショックの時もそうでしたが、直接的な打撃を受けないにもかかわらず、大きく下げられます。同社に関しては上場来安値に面合わせ。非常にきわどいところでの攻防となっています。

まだそういう環境ではないですが、まともにPERやPBRで評価される落ち着いた地合がやってきたら、株価は余裕で150円を超えてくるでしょう。外国人投資家のマネーがドッと押し寄せてくると思います。そしてその時こそが株式市場復活の時です。それまでまずは需給バランスを改善させるために、現水準を維持することが重要です。

ちなみに今月は小幅高ですが配当分3円落ちているので実質的な上昇率はもう少し高いです。


ロート製薬(4527)
954円→1010円(18営業日保有 上昇率3.5%)
この相場環境下でディフェンシブ性を背景にじわりじわりと買われ、年初来高値を更新してきました。引き続き需給バランスが良いので、もうしばらくは安泰と見ています。非常に安牌な銘柄。10月中には目標株価到達へ。


イー・ガーディアン(6050)
2625円→1675円(18営業日保有 下落率36.2%)
SNS関連が絶好調で値を飛ばす中、関連業界として同社も好業績・・・のはずでしたが、木曜引け後に出した下方修正が致命的。金曜はストップ安となりました。個人的にはそこまでいくとは思いませんでしたが、やはり皆好業績を期待して買っていただけに、期待が大きく裏切られた格好。

寄り付きでの売却ということで何とかその前で売り抜けることができましたけれど、被害は甚大。本当にどうしようにもない株でした。それを見抜けなかったのは私の不徳・・・。


GCAサヴィアンG(2174)
103300円→95300円(18営業日保有 下落率7.7%)
金曜は日経1面で「M&Aの規模が前年比倍以上に」と報じられて大幅高に。さすがに目新しさはないものの、日経1面は効果がありました。同業の日本M&Aセンター(2127)と合わせてしっかり。

前回同社の値動きに変化の兆しが、と書きましたが、陽線3本並んだのは実に6月下旬以来3ヶ月ぶりのことです。もう一押しあればトレンド転換は決定的と思いますが、テクニカル的には目下上値に25日線と一目均衡表の遅行線が実線に抑えられるところにきていることから、ここが正念場。一方足下で信用買いが増えているのは気がかりです。

ちなみに何故このところ元気が良くなったかと言えば、マザーズCore指数銘柄選定もさることながら、みずほ証券R&Cによる東証1部指定替え候補銘柄にも選定されているからの様子。実際同じく名前の挙がったプライムワークス(3627)も好調な株価を維持しています。ただCore指数に選定があったので、そんなすぐに昇格しないのではないかとも思います。


プロミス(8574)
548円→659円(9営業日保有 上昇率20.3%)
これはやりました。やはり金曜の日経1面で「過払い金の目処がついたことで三井住友銀行によるTOBへ」と報じられると寄り付きから大量の買い注文が殺到しストップ高比例配分に。そして引け後に実際に報じられたところでTOB価格は780円。

同社のPBRなどから見て1000円くらいでもおかしくはないと思ったのですが、TOB価格を正当化するように引け後に大幅な引当金積み増しによる下方修正と三井住友銀行を引き受け先とする大幅な増資を発表。株数が現在の2.7倍にもなる大規模なもので、これは正直対抗TOBを防ぐ狙いもあると思います。

そんなわけで月曜は780円前後で寄り付くことがほぼ確実で、その辺りで売却することになります。来月の成績分にそれを組み込むと、1日分の投資期間で暴騰を組み込むことになり、成績に非常に大きなプラスバイアスがかかります。そうなると調整がややこしくなるので、今月分の成績にまとめて組み込ませていただきます。

結果わずか10営業日で40%超上昇の超大成功銘柄となりました。


売り銘柄
ゲンキー(2772)
9/3より 2073円→1728円(15営業日保有 下落率16.6%)
ここまで好調だった内需株、しかし株主優待廃止で急落しチャートが崩れたことでエントリー。売りポートフォリオに入れてもしばらく持ちこたえていましたが、相場環境の悪化もあって持ちこたえられず急落。無事目標株価到達となりました。元気がありませんでしたね。こちらも大成功銘柄。


エヌ・ピー・シー(6255)
9/8より 934円→800円(4営業日保有 下落率14.3%)
太陽光パネル製造の採算悪化、また主力のドイツ子会社の属する欧州経済の停滞からエントリー。こちらも相場環境の悪化からあっと言う間に目標株価を達成し、更に大きく下落してきました。まあその分、同じような太陽光関連の売り銘柄として次のウエストHDに繋いだので由としています。期間効率を言えば、この銘柄も超が付く大成功銘柄。


売り→買い銘柄
ウエストHD(1704)
9/13より売り 860円→730円(6営業日保有 下落率15.1%)
9/24より買い 672円→691円(5営業日保有 上昇率2.8%)
上記エヌ・ピー・シーの後を託した銘柄。案の定こちらも急落となり、あっさりと目標達成に。気を良くして今度は一転ドテン買いを敢行。ただ当初は急落が続いて、冷や冷やしましたが、最終的には何とかプラス圏で終了することができました。

流れは引き続き下落目線で見ていますが、細かく売値とかを設定しないとここからは厳しそうなので有料メルマガで取り上げていくことになりそうです。その場合はブログでは結果だけ報告します。     


以上の結果から、1営業日当たりの騰落率を計算すると
0.24(%/営業日)という結果が出ました。

計算式は各銘柄の保有営業日日数√騰落率を合計し、出された数字を銘柄数の合計で割り、平均値を算出します。つまり全ての銘柄に同額投資したとして、一営業日当たりの平均上昇率を導き出し、そこから一営業日当たりのポートフォリオの平均上昇率を出すわけです。

ただし今回はエヌ・ピー・シーとウエストHDの売買に関しては一度の取引と見なして1銘柄分の扱いとし、またプロミスに関しては上述のようにTOB分のプレミアを先取りしています。そしてそれぞれ投資期間を最大の18営業日で計算することで、上昇率を抑えバイアスを無くしています。

一方で急落したイー・ガーディアンに関しては何も調整はしていません。そうすることで成績を保守的に見積もっているわけですが、もし調整をしなければ0.85%でした。


ちなみにその間
日経平均 9/2終値 8950円→8700円(18営業日 下落率2.8%) -0.16(%/営業日) 

TOPIX 9/2終値 769→761(18営業日 下落率1.0%) -0.06(%/営業日)

今月はベンチマークに圧勝!売り銘柄が全て大成功したのが大きいです。やはりこういう先の見えない局面では売りも上手く駆使していかないといけません。

そしてKA指数の発表です。KA指数とは、ブログで初めて銘柄を紹介した2005年8月23日の寄り付き前を100として、今は何ポイントになったかということです。

KA指数378.2ポイント
となりました。上記保守的な調整をしなければ実に421.8ポイントの急騰でした。


最後に簡単に、ポートフォリオ銘柄も数が少なくなってきたので売り銘柄に任天堂(7974)を月曜の寄り付きから売りポートフォリオ入れとします。理由はまた次回に回しますが、概ね9/28の注目銘柄欄で挙げた通りです。

そして10月は3日新甫のスタートということで波乱の予感はあります。金曜のNYは下落して引けました。今週は先週の反動やドレッシング買いなどがあって堅調に推移できた分、来週は反動が待っていると思います。その代わり、市場の雰囲気もだいぶ和らいできたので、大きな急落は無いと思っています。


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。