KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

相場見通しと注目銘柄

今週のお題「小さい秋、見つけた」
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足下の株価急落は投資のチャンス!
間もなく天与の買い場がやってきます。
今の内から情報を集めて、反転のタイミングに乗り遅れないようにしましょう。

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日経平均は続伸。前日のNYは欧州危機に対する悲観論の台頭や中国の景気減速懸念が商品市況の下落に繋がって反落。それを受けた日経平均は朝方から売りが先行。ただ後場に切り返し、本日の高値圏で終了。8700円を回復して引けました。

投資判断は「やや買い」。本日はドレッシング買いも一つ囁かれましたが、個人的には素直に良い動きを見せたと思います。これは一つ相場の転換点を感じさせるような強さがありました。出来高も21億株と膨らんで、相場のエネルギーを少し感じられました。

何と言っても海外マーケットが弱かったのに、日本は強かったというところがミソです。上手いこと(?)香港が台風でお休みとなったことで、アジアの攪乱要因が一つ消えたことも大きかったかも知れません。ちなみに中国は国慶節で来週から1週間お休み。そこでの消費も一つ期待されるところです。


新興市場は「強気の買い」。本日は両指数共に堅調。時価総額の大きい主力株が中心に買われ、直近IPOも買われ、全面高となりました。特にマザーズ指数は3%の大幅高となり400ポイントを回復。ただ売買代金は前日並で、盛り上がりにはもう一声という感じです。

やはり予定通り権利落ちのシーズンを通過してきたことで、今までよりも新興市場がポジティブに見られやすくなったのだと思います。東証1部が落ち着き出せばまず買われるのは新興市場ですから、そろそろ唾を付けておいても良い頃合いかも知れません。


ポートフォリオ銘柄】
ソネットエンタテインメント(3789)は続伸。市場全体の戻りにあわせて少しずつですが、切り返しの動きが見えつつあります。内需好業績銘柄ということで円高もどこ吹く風。

子会社エムスリー(2413)も株式分割もあってひたすら高値を更新し、遂に実質的な上場来高値に面合わせまできました。親会社ソニーの弱さだけがいかんともし難いですが、さしあたって子供と孫は元気なようです。

ロート製薬(4527)は反発。1000円を超えてからはシティによる投資判断引き下げなどもあって一進一退の動きが続いていましたが、概ね底堅い値動きが続いています。相場に左右されないディフェンシブ性と売り長の好需給が続いており、まだまだ上昇トレンドは継続していくものと思われます。

イー・ガーディアン(6050)は大幅続伸。本日はマザーズ銘柄に自律反発の強い動きが出る銘柄が多く見られ、同社もその一つでした。しかし引け後には今期業績の下方修正を発表。売上見通しを引き下げ、それに伴って利益率の悪化から、一転減益決算に。これはなかなか衝撃的な内容です。

私は大株主でもあるグリー(3632)からの仕事が繁忙と見て好業績を確信していたのですが、見込みが外れました。内容的にもどうもそのグリーからの受注が予想以下に止まったものと推察されます。

SNSの益々の浸透で、同社の提供する監視業務自体はものすごく引き合いの強いものになるのは間違いありません。来期も事業環境が良いのは間違いないと思うのですが、同社の経営能力に対して、ちょっと見通しの甘さを感じました。これで上場以来今期2度も下方修正しています。

なので、残念ですが明日の寄り付きで損切りとします。株価は明日で終わる今期よりも当然来期の業績を織り込みに行くと思いますが、この分だと来期の大幅増益も正直見込み辛いでしょう。ポートフォリオに入れてから一貫した右肩下がりでトホホな銘柄でした。スッパリと切って、ここで膿を出し切っておこうと思います。

GCAサヴィアンG(2174)は反落。ただ、ここにきて少し流れが変わってきた印象を受けます。板は基本見せ板も多いのでアテにはなりませんが、それでも昨日から売り板の総数よりも買い板の総数の方が多くなっています。4月の決算以後この銘柄を見てきていますが、今まであったとしても1日限りで、翌日にはまた売り板の方が多くなっていました。

その証拠に陽線が2本並びました。寄り付き高く、後場は売られる癖のあるこの銘柄にとって、陽線が2本立つのは非常に珍しいことです。「寄り高の癖」ということは相場の方向性が下にあることを意味していますが、ここ半年のチャートを俯瞰してもらえばわかると思います。

また同業の日本M&Aセンター(2127)が、連日の大陽線を形成し約半年ぶりの高値となっています。これで一相場を作り出しそうな雰囲気。というのも、昨年も丁度今頃の時期から上昇し出し、約5ヶ月で2倍化する大相場となりました。その時同社も連れ高し、ご一緒させていただきました。両社のまたがる事業環境も引き続き良好なことから、今年も大相場を期待しても良さそうな感じです。

ウエストHD(1407)は続伸。昨日から増税による復興関連費の現実味で、復興関連銘柄が堅調推移。それを受けて震災後に値を上げた同社のような太陽光関連銘柄にも自律反発に合わせて買いが入りました。エヌ・ピー・シー(6255)やサニックス(4651)なども強い動き。ひとくくりに太陽光といっても色々ありますが。

同社に関しては昨日「690円を超えることができたら明後日まで引っ張り」としたので、明日の引けで予定通り終了とします。この辺りの値動きはあくまで自律反発に止まり、やはり基調は下向きのままであるには変わりないと思います。その後は再度売りで見ていこうと思います。


【注目銘柄】
KDDI(9433)は続落。こちらは急落場面を拾う形で27日に有料メルマガで買いで取り上げたのですが、残念ながら売りが止まずに撤退。結局配当分とでトントンくらいのところで終了となってしまいました。残念です。

その要因の一つが、昨日のCSによる投資判断引き下げでした。その理由は「ソフトバンクのホワイトプランのような加入者同士通話無料は競争を激化させ、収益を圧迫するから投資判断及び目標株価を55万円に引き下げる」とのことでした。

それに対して私は反論を以下のように仕上げて、昨日の有料メルマガで配信しました。折角ですので、こちらにも掲載させてもらいます。

「もしこれが格下げの本当の理由だとしたら、CSのアナリストも案外適当なもんだと毒づかせてもらいます。

まず「競争を激化させ」のくだりは正しいです。しかし競争が激化するのであれば、同社以外のドコモ(9437)、ソフトバンク(9984)の格付け、目標株価も見直しが必要でしょう。

一方「収益を圧迫」のくだりは誤りです。ソフトバンクはそれで収益が圧迫されたでしょうか?であれば何故ホワイトプランを発表した07年以降、連続過去最高益を更新しているのでしょう?

08年7月に発売されたiPhoneで、データ通信料金を獲得できるようになったのが大きかったのは確かです。iPhoneの国内販売台数は公式的には発表されていませんが、様々な公表数字から推測されたもので累計600万台を突破していると見られています。

ただし私はiPhoneユーザーの買い換えによるもので大半の数字が重なっているものと見て、加えて肌に合わず解約した人も考慮に入れると、結局現在iPhoneを使用してソフトバンクに通信料金を支払っている台数はその半分の300万台程度と仮定して差し支えないと思います。

iPhoneが発売された08年7月当時Docomo52%、au29%、Softbank19%だったシェアが、今ではDocomo48%、au27%、Softbank22%と、少しずつ差を縮めてきています。ソフトバンクの契約台数はその間730万台増えています。

しかし、上述のようにデータ通信料金を稼げるソフトバンクのスマホ(iPhone以外ほとんどソフトバンクのスマホはシェアがないので、便宜上無視します)は300万台程度です。差し引き400万台強の契約増は一体どういうことでしょうか?

それは結局ソフトバンクユーザーが増えたことによって、iPhone以外のユーザーも増えたからです。経済用語で言うところの「ネットワーク外部性」が強まったことで、波及効果があったのです。

例えば私もiPhoneを買ってソフトバンクにしたので、母の携帯もソフトバンクに変えさせましたし、嫁も嫁の親もその流れでソフトバンクになりました。私が1台iPhoneにしたことで、別途4回線の契約をソフトバンクは獲得することができました。

加入者同士通話無料による囲い込みの効果はこのように大きいのです。当然トップシェアのドコモがそれをやってくるとかなりその効果は大きいですし、いよいよ通信各社の出血覚悟の過当競争になってくるでしょう。加入者同士通話無料というのは、シェアの小さな弱者であるからこそ有効な戦術です。であればこそソフトバンクでは有効に作用しました。

現状残念ながら魅力的な商品を持たないauは、イーモバイルにすら負けて月間の純増数は最下位を続けています。当然このまま手をこまねいているとソフトバンクに逆転されるのは時間の問題です。

これをシェア3位転落の危機にあるauが採ってくるのは遅過ぎたくらいで、当然の戦法であると思います。そもそもauは既にAndroid携帯でSkypeが利用できることを全面的にアピールして、通話料そのもので稼ぐビジネスモデルを放棄しつつあります。従って、CSのアナリストの指摘する内容は非常に表面的なものしか捉えていないのではないかと思います。」

結局株価は下落しているので、現段階ではCSのアナリストの言っている方を市場は信じていることになります。まあCSの方が圧倒的に市場に対する影響力があるので当然ですが。しかし実際に1年後、2年後の業績はどうなっているでしょうか?それを後日振り返ってみるためにも、こちらに残しておいて、後日検証してみようと思います。

そんな有料メルマガは下記のURLから確認の上、お申込ください。
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そして次回は9月の成績発表です。今月はぶっちゃけ成績が良いと思いますのでお楽しみに。

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。