KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

相場見通しと注目銘柄

今週のお題「やめたいけど、やめられないこと」
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足下の株価急落は投資のチャンス!
間もなく天与の買い場がやってきます。
今の内から情報を集めて、反転のタイミングに乗り遅れないようにしましょう。

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日経平均は木曜反落。前日のNYは注目されたFOMC声明で4000億ドル規模の追加緩和措置が発表されたものの、同時にアメリカ経済の先行き懸念も示されたことから、発表された15時以降大きく売られる展開に。

それを受けた日経平均は朝方から売りが先行。ユーロが103円台に突入したことを受けて輸出株が売られ、iPhone5の独占販売をauに崩された指数寄与度の高いソフトバンクが急落し、中国の9月PMIの悪化でアジア株安が一段安となり・・・と、様々なパンチを食らって東京市場もノックダウン。

このような状況下でまた3連休を迎える東京市場に積極的な買いが入るわけもなく、後場もジリ安で、結局木曜の安値圏で引けました。ソフトバンクは1銘柄で日経平均を40円近く押し下げました。

投資判断は「中立」。連休中の海外市場はまた大きく売られ、日本がお休みの中でまた円買いを好きなようにやられています。ユーロは一時102円まで高くなり、ドルも76円前半での膠状態。イベントがそれぞれ通過したと思ったら、今度はそぞろ中国に対する景気減速感が台頭。本当に弱気の虫はどこからでも湧いて出てくるものです。

木曜のNYはFOMCの内容を完全に織り込んでいなかったこともあって、一時直近安値を割り込む場面もありましたが、明らかにそこを意識したように金曜は小反発してきました。木曜の下落に対して小さ過ぎる反発ですが、投資家の気迷いも見られたことで、売り方もこれ以上の売り込みにリスクを感じていることは読みとれます。

私はアメリカのオバマさん、バーナンキさんも本当に良くやっていると評価しています。これ以上一体どうすれば良いのでしょう?この雇用対策と金融緩和の両セットがきちんと実行されれば、昨年のQE2の比じゃない程の回復(もしくは景気落ち込みの緩和)が可能と見ています。

もし来週の月曜の寄り付きから大きく売られてくるようであれば、いよいよ売り一巡感が出て引け間際辺りから買い戻しが出てくると思います。ただシカゴ225程度の8450円辺りならば、まだそうとも言い切れないところです。

なので、月曜のそれぞれの値動きを見てからこの先の流れを判断したいところです。もし来週月曜NYの指数が直近安値をそれぞれ下回ってくるならば、いよいよ2番底懸念が本格化してくるので注意が必要です。

新興市場は「強気の買い」。木曜は2指数共に反落。特にマザーズ指数の下げがきつくなり、ブレインパッド(3655)は買い殺到で値付かずとなる大人気でしたが、他の銘柄には波及せず。ここ一ヶ月あまりずっと仕手化していたジーエヌアイG(2160)すら人気が遂に離散し一時ストップ安と、全面安の展開に。

この辺りはやはり東証1部銘柄が不安定な中で致し方なしの状況。ただ来週の権利落ち以後は、少しずつ新興市場に買いが戻ってくる展開を想定しています。東証1部の落ち着きが確認できたら、大きな上昇を見せるのが新興市場です。


ポートフォリオ銘柄】
みずほFG(8411)は反落。前日の米国市場ではムーディーズによるバンカメ、シティ、ウェルズ・ファーゴの大手米銀3行の社債格付け引き下げによって、バンカメが値下がり率1位。欧州市場でもイタリアの銀行株を中心に金融株の下落が目立っており、メガバンクなど金融関連セクターの重石に。

またBNPパリバが同社を「リデュース」としたことで上値は一段と重くなりました。ただ下落率は相場全体並に止まり、やはり邦銀は他国の金融機関に比べて安心感があることの一端を示しています。まだまだ金融株には逆風が吹きそうですが、水準的にはもう良い頃合いでしょう。

売りポートフォリオゲンキー(2772)は反落。直近安値を割り込んで、緩やかな下落歩調が続きます。一目均衡表では遅行線も雲を下抜けたことで、一段下抜けが定まった格好。来週は少しリバウンドがあるかも知れませんが、上から25日線と2000円という価格帯出来高に抑えられ、反発の芽は早々にもぎ取られると思います。

同じく売り銘柄のウエストHD(1407)は大幅反落。そして無事目標株価に到達となりました。下落幅は15%超に。前回のエヌ・ピー・シー(6255)に続いて短期間での大成功でした。

そしてさすがに短期間で大きく下落してきたので、700円を割り込んできたこの水準はドテン買いでいけるのではないかと見ています。水準的にはまだまだ十分割高なので、長期的な流れはまだ下と見ていますが、さすがに足下急な下落であること、もし下げ止まるなら目先700円割れの水準しかないこと、週足の52週線が最後の砦として残っていること、また10/3のJ-stock Index新規採用への買い需要も多少ながら期待できることが挙げられます。

ここまで結構順調に利幅を取ってきたので、多少落ちてくるナイフを掴む形になったとしても、3匹目のドジョウを狙うことにします。月曜の寄り付きから今度は買いポートフォリオ入れ、来週一週間の短期勝負で800円超えを狙います。


【注目銘柄】
ソフトバンク(9984)は大幅続落で東証1部値下がり率トップに。こちらは先週有料メルマガで売り銘柄として取り上げ、木曜無事目標株価到達となりました。実はiPhone5の他キャリアからの発売は無いと思っていたのですが、それでも以下の理由から取り上げました。

「▼ソフトバンク(9984) 東証1部 売買単位100株
2631円 出来高4686100株

9/15売値 2623円〜2700円
9/30までの決済目標 2400円

ソフトバンクモバイルを核とした持ち株会社。子会社のヤフー(4689)の業績が堅調なことや、iPhone人気でソフトバンクの携帯純増数は着実に伸びつつあり、今期は過去最高益更新見込み。ただ一方で、加入者の増加により通信設備の投資負担が増えるのが悩みの種。

また足下は10月と見られているiPhone5発売期待も高まるものの、海外では数キャリアで販売されているiPhoneが、日本でもドコモ(9437)やauから発売される懸念も。ただ、この辺りは正直あまり実現しなさそうな感覚。既に他キャリアはAndroid端末を充実させており、経営陣の発言を聞いてもわざわざAppleに高いロイヤリティを支払ってまで導入させるメリットを感じていない様子。話があれば拒まない程度の取り組み方ではないか。それよりも各社共に通信網の整備が急務で、また実質的にiPhoneによる目新しさは薄れ、集客力の旨みもない印象。

懸念されている財務体質は急改善。アメリカヤフー株を手放し、また信用力の上昇により金利負担も減少。ただ、これは昨今国レベルで議論されているものと同様に「財政規律を正せば、収益力を犠牲にせざるを得ない」という二律背反があり、将来の成長性を犠牲にしているものと見る。一方で保有している株式については、世界的な株安の中でその資産価値が急減。同社の実質的な純資産を減ずる形に。

テクニカル的には自己株取得終了による9/8の陰線で、戻りの限界を察知。再度25日線まで下落してきたところでの追撃売りを試みたい。一目均衡表は三役暗転の形になっており、200日線も下落に転じてきた。25日線を割れば主要な移動平均線の全てを下回るが、その25日線も下落トレンドが続いているため割り込みは容易いものと思われる。ストキャスも暗転下落傾向に。

MACDやDMI、パラボリックは強含んでいるものの、パラボリックは間もなく暗転に転じる方向。目先はボリンジャーバンド-2σを目指す形になると見る。週足などで見ても、再度戻り売りの場面に来ている印象。

需給面ではメジャーSQの9/9寄値を下回っていることで、価格帯出来高ベースでは上値にしこりがある印象。また信用買い残は5月以降急増しており、4ヶ月経過した今も一向に減る気配がない。この差し引き700万株分のうちにもう2ヶ月で信用期日到来を迎えるものから順に上値の重石要因になっていくだろう。

四季報予想を元にしたPERは8.4倍と低めであり、業績次第ではさらに低めることも可能。PBRは4.6倍と見かけ上は高いが、保有株式の含み益を加算した実質的なPBRは1.7倍と試算される。ただし市場平均のPBR0.7倍を考慮すると、やはり高い位置にあるには変わりない。

なお同社の株価は日経平均採用銘柄の中でも指数寄与度が高いので、指数を操りたい筋に振り回される傾向が強いので注意が必要。指数が下げ場面では強く下げるが、上がり局面では逆に買われやすくなるリスクもあり。

目標株価は8月の安値を割り込んで、概ね1年前の安値水準である2400円に設定。2500円を割れたところでは、ボリンジャーバンド-2σ達成感やダブルボトム形成の思惑が働いて下げ渋るものと思われるが、もしその時の市場の雰囲気が悪い、もしくは内需銘柄に対して売りが優勢の展開になることで一気に割り込むようであれば、目標株価までは比較的短時間で到達できるものと思われる。損切りは適宜。耐えられるのであれば2800円超えまで我慢したいところ。」

個人的には上述のようにauからiPhoneが出たところで実売への影響は限定的だろうと思います。当初同社が導入した時は先駆的なメリットがあったわけですが、今では目新しさもありません。それは丁度iPodが次々とモデルチェンジしたけれど、他のMP3プレーヤーのラインナップが豊富になってiPodブームが下火になってきたことからも証明できます。

同社も何かまた手を打ってくるでしょうし、この辺り材料で過剰反応しているのは株式市場だけでしょう。むしろauのAppleに対するロイヤリティの方が負担ではないかとも思います。ただKDDI(9433)は結局売られてしまいましたが。

今回はこういったネガティブな材料が、下り坂の相場の中で激しく化学反応を起こして暴落に繋がりましたが、そもそも長期的に見ると同社の株式は3年周期で上下を繰り返す典型的な株式チャートを作り上げていることがわかります。

00年2月にITバブルで最高値198000円を付けてから02年11月(安値)→05年12月(高値)→08年10月(安値)→11年3月(高値)といった流れになっています。今回は残念ながら震災という惨劇があって天井を打つタイミングが早まってしまいましたが、足下は下落トレンド入りしていることが明確ですから、今後少なくとも2年は下落相場が継続すると見るべきでしょう。

ちなみに今回の大陰線は新たな下落トレンド入りも示唆するかも知れませんが、とりあえず一旦は様子見が賢明と思います。これだけの急落の後にいくらなんでも短期的なリバウンドはあるでしょうから、一度戻りの限界を確認してから再度売り込む形が望ましいでしょう。金曜の日証金でも空売りの入り方が大きかったようですし、ひとまず買い戻しを想定すべきです。

ただ木曜の寄付直後の高値2458円は8/24の直近安値2459円を明らかに意識したものになっており、上値抵抗力は相当強いものと思われます。なので上値の限界は当面2450円までと見ています。

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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。