KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

円安が一気に進んで反発!

★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】お申込募集中!

専属のアナリストがなんと一ヶ月3,150円~!
ここでしか手に入らない情報があります!
ブログを更新しない日も、有料メルマガで相場観を提示しています。 

▼HP「じょうしょうダルマ」からお申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/

※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/teiketumae.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


日経平均は反発。前日のNYは下院で債務上限を5月半ばまで暫定的に引き上げる法案が通ったことを受けて堅調。IBMの好決算もダウを60ドル程押し上げました。ただ引け後に発表されたAppleの決算は過去最高益となったものの、市場予想を下回ったことで時間外で大きく売られる形に。

それを受けた日経平均は前日終値を挟んで一進一退の動き。ただ11時にHSBCによる1月の中国PMIが改善と発表されると、為替が円安で反応。それを受けて主力株中心に買い戻しの動きが強まり、日経平均は次第高に。

昼休み時間中に先物が一気に騰勢を強めると、後場はそのまま堅調な推移。西村副大臣による円安容認発言も支援材料になりました。北朝鮮が核実験の準備と伝わって中国株が弱まっても何のその。10600円を回復して引けました。売買高は32億株、売買代金は1.8兆円と今年の中では最低水準でしたが、それでも昨年に比べると高水準の商いを継続中。


投資判断は「やや買い」。本日の市場ではアメリカ下院で債務上限を5月まで引き上げたことがあまり材料視されていないようですが、個人的にはかなりの好材料ではないかと思います。下院は共和党が多く占めるので、2月でまたもめるのではないかと見られていましたが、実質的に既に解決した格好に(少なくとも短期的には)。

先般より当ブログでも「2月には他にもイタリア総選挙や決算通過による出尽くしなどがあることから、一時的にも下落転換する可能性がある」と述べてきましたが、一番大きな問題が先送りされたことで、この上げ上げ相場が2月もまだ続くものに修正します。「節分天井彼岸底」なんて言葉がありますが、統計的にはほとんど半々の確率で、頼りない格言ですし。

であれば、当面ドル円は100円をターゲットにして進んでいきそうです。何故なら日本は立派な経常赤字国。円安誘導しても海外からとやかく言われる筋合いもありません。まして周辺国がキナ臭さをプンプン放っている地政学リスクまであります。

今の相場は完全に「円安出戻り相場」。円安株安・・・となると完全な日本売りですが、今は円安がきちんと株高に繋がる好循環です。まだまだ日本は大丈夫な国。

何よりアメリカが強い。逆に言えばこれだけ急速に日本株が戻っても、アメリカの戻りを見るとまだ全然だということがよくわかります。アメリカは07年以来の高値水準であり、当時の日経平均は15000円でした。まだ4500円も幅があります。

と言っても、アメリカの方は景気指標がきちんと改善してきているという裏付けがあるので、日本株も15000円に戻るとは簡単には言えません。しかしアメリカも失業率が当時5.8%だったのが今はまだ7.8%。財政の崖という問題もまだ残っていますし、周辺の国々もゴタゴタしていますし。今の株高は、必ずしもアメリカの完全復調に同調しているとも言い切れません。

確かにシェールガス革命という非常に夢を与えてくれるイノベーションがアメリカ国内で起こりましたが、これも数年もすれば各国から掘り起こされて、アメリカの優位性は次第に薄れていくでしょう。ですからアメリカも悠長に構えているわけにはいきません。

で、アメリカで起こった革命と同じくらい株式市場に夢を与えてくれるのが、日銀の物価目標2%・・・と言えなくも無いとも思います。長い長いデフレが本当に終わるのであれば、インフレに強い金融商品である株が上がらないわけがありません。大きな戻りの流れはまだ止まないでしょう。現実的に到達はかなり厳しそうですが、今くらいは夢を見ても良い頃合い。

では円安がいつまで続くか。これはやはり今話題になっている次期日銀総裁人事が固まるまででしょう。4月で任期切れの白川総裁の後任が誰になるか、それが具体的に決まるまで今の流れは大きく変わらないと思います。

ちなみに白川総裁は5年前に福井総裁の後任がなかなか決まらず、一時空席になっていた総裁のイスに見切り発車的に座ることになったという経緯があり、今回の総裁人事も果たしてすんなり決まるかどうか。参院での駆け引きがカギを握りますが、あんまりゴタゴタするとまた円高反転要因になりますから、この点は注意が必要です。

後はやはり5月のアメリカ債務上限引き上げ、そして「Sell in May」が気になります。そして参院選も近づきますし、来期の決算見通しも出てくる5月は今年の大きなターニングポイントになると言えそうです。逆に言えば、大きな流れは5月までは変わらないのではないでしょうか。

前回も書いたように今は押し目買いのチャンス。多少過熱感から日本が押しても、今はアメリカが調子良いので引きづり上げてくれそうです。そのアメリカは今晩のAppleにどこまで足を引っ張られるかが気がかりですが、その他の銘柄の調子が良いので被害は最小限に食い止められそうです。

そもそも、今回の決算を見る限りAppleは言われている程悪くはありません。ただ期待感が高まっていたのも事実。今後はグロース株としての見方から、バリュー株としての見方に変わっていくものと思われます。PERは10倍台でマイクロソフトとほぼ変わりませんから、落ち着きが戻れば今後は500ドルを中心とした値動きになっていくのではないでしょうか。

話を日本株に戻しまして、短期的なことを言えば目先売り買いが交錯することでやや横ばいに近い動きが続くと思いますが、売りも枯れれば再度騰勢を強めていくものと思われます。引き続きドル円で88円割れ、日経平均で25日線割れまで現在のトレンドは続いていくものと見ています。


新興市場は「強気の買い」。本日も両指数共に堅調。マザーズ・JASDAQ共にバイオがこれでもか、というくらいに上がっており、今年に入って指数の上昇が顕著です。本当に強い相場と言えます。

過熱感が無いとは決して言えませんが、マザーズ指数は算出スタートが1000ポイントですから、1000ポイントまで行ったとしても何ら不思議はありません。一方向に傾き出すと手が付けられなくなるのが新興市場の特徴。信用無制限とのケミストリーを起こした同市場がどこまで駆け上がるかに注目です。


ポートフォリオ銘柄】
GCAサヴィアンG(2174)は反発。案の定今年に入ってからはイマイチな動きが続いていますが、相方の日本M&Aセンター(2174)はシレッと年初来高値を更新。約5年ぶりの高値水準となっています。それぞれ共に決算の数字は良いでしょうから期待感が高まります。


フジ・メディア・HD(4676)は反発。本日は安寄りした後に切り返し、あっさりと145000円に到達。昨年8月の戻り高値を上回ってきました。チャート的には包み陽線を示現し、勢いがありあり。ここまで来てしまえば15万円到達は時間の問題か。空売りも増えてきていることで、買い戻しによる上値追い継続に期待です。


昨日寄り付きより買いポートフォリオ入れとなった学情(2301)は続落。ちょっと今の相場の旬では無いので動きが悪いですが、25日線に支えられる形でストキャスは割安圏に。一目均衡表の遅行線も実線に下支えされる水準であり、下値は固いと見ます。


【注目銘柄】
ワコム(6727)は大幅高で値上がり率上位。こちらは16日より有料メルマガにて買いで取り上げ。その後はスルスルと上昇が続き、昨日は今期見通しの上方修正と増配を発表。文句なしの大幅高となりました。

目標とした30万円にほぼ到達してきたので、以下に取り上げ根拠を記します。

「【評価】
業績    ○
テクニカル ○(三尊を上抜けたら◎)
需給    ○
同業他社比 △
その他ポイント ユーロの円安進展

ペン入力のタブレットで世界首位。今期はサムスン製のタブレットGalaxy Noteに電子ペンシステムが採用されコンポーネント事業が好調に推移し、通期見通しを上方修正。同時に中期経営計画を発表し、16年3月期までに売上高1200億円以上、営業利益率15%以上を計画。通期上方修正は上半期修正分を上乗せしたのみであり、下半期の見方は保守的。足下で為替が円安進捗していることからも、再度増額修正の可能性も高まってきている。

テクニカル的には11/6,11/26,12/13の高値で三尊天井を形成。一旦は調整の流れに傾きかけた。しかし地合の好転や75日線に支持される形で再度持ち直しの動き。12/13高値の「右肩」部分を上抜けて、25万円に4度目の正直で突破をかける。25万円を抜けたら相当に強い上放れの動きが出てくるものと見られる。

MACDパラボリックは好転。一目均衡表も再度三役好転に回帰し、ストキャスは高値圏となっているが、ボリンジャーバンドは+2σが再度拡張傾向で、これに沿った上昇が今後も継続していけるものと見込まれる。週足でもそれぞれ似たような形に。

需給面では足下が4年ぶりの高値水準であり、25万円を上抜ければ上値は一気に軽くなる印象。信用買い残は差し引き7400株と増加傾向は気になるが、日々の出来高でも十分こなせるレベル。また年末年始の戻り局面において、一定量は整理が進んでいるものと見受けられる。

予想PERは23.5倍で、東証電機機器の平均42.9倍との比較では割安。PBRは5.1倍で、同0.9倍との比較では割高。予想ROEは23.1%で同2.1%との比較では高い。配当利回りは1.4%で市場平均の2.0%に比べると低い」

約5年半ぶりの高値を付けてきましたが、同社の中期計画などを見る限りこの程度の株価で収まる器とは思いません。

ただ、目先は大きめの数字が出てしまいましたし、昨年9月安値165000円→11月高値248900円の差83900円の幅を12月安値214500円から当てはめると298400円、ということで、ほぼ本日の高値に一致。とりあえずは一旦ここまでにしておくのが無難なような気がします。また調整の後に拾いたい銘柄です。


クックパッド(2193)は反発。こちらは前回も当欄で取り上げましたが、有料メルマガにて15日より買いで取り上げ。昨日は高値更新後さすがに調整が入りましたが、本日すぐに反発してきています。来週30日引けにTOPIX調整買いが予定されていますから、買い需要は確実にあるということです。更なる上値追いに期待大。


ロングライフHD(4355)は続伸。こちらも以前当欄で取り上げたことがありますが、今年に入って有料メルマガにて取り上げ、上昇率が20%を越えた大成功銘柄でした。

18日配信のメルマガにて「引き続き強気で、特に本日出来高がほとんど膨らんでいないこと(10/3や12/10と比較して)、無制限信用の暴威が訪れれば、こんなものではないこと、から、もう少し欲張っても良いのではないか」とし、強気見通しを継続しています。

本日再度上値追いの動きが出てきた感じに。ここから信用の暴威を巻き込んだ大化けに期待です。


その他有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。