KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

外国人買いが一段と鮮明化で08年以来の高値更新!

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日経平均は反発。前日のNYは相変わらずの薄商いの中、ダウは96年以降最長の9連騰で小幅ながらも史上最高値更新。全般的に売り物の少ない中で買われる動きが続いています。

それを受けた日経平均も朝方から買いが先行。ただ、寄り付き後は為替がやや円高に振れたことで、上げ幅を縮める展開になりました。それでも後場に日銀正副総裁の人事案が衆議院で可決されると、金融緩和期待が高まって為替は再度円安方向に振れ、それに歩調を合わせる形で再上昇。

引けにかけて一段高となり、結局は本日の高値圏での引けに。終値ベースで08年9月以来の高値水準を更新しました。ただ商いはそれ程膨らまず、売買高は28億株、売買代金は2兆円強と、3月の最低水準となりました。


投資判断は「やや買い」。前回「需給要因を当てはめれば、週央が売りのピークになり、週末にかけて上昇する流れも想定できます」としましたが、とりあえずそういった流れになっています。

目先は日米共に目立ったイベントもありませんし(ただ日銀金融政策決定会合が前倒しで行われるという話もあるため、その場合は意識される可能性は強い)、この薄商いの中での株高は続いていきそうな感じです。チャート的にも08年のリーマンショック時に一気に下げた価格帯を通過していますから、値が戻りやすいところと言えます。

ところで本日特に目を引いたのは、引け後に発表された投資主体別売買動向。外国人の先週の買い越し額が1兆円を超えた、という桁違いの数字が出てきました。先般の裁定買い残のような集計ミスでは無いと思いますが、メジャーSQに絡んだ売買もあったものと推察されます。

最近は寄り前の外資系証券の注文動向も買い越しが多いですし、一段と外国人の買いが目立ちます。11月の衆院解散宣言からの外国人の買い越し総額は4.6兆円となり、当初言われていた買い余力5兆円にあと4000億円にまで迫ってきました。今週既に達したものと思われますし、この異常値が相場の変化点を示すものにならなければ良いですが。

一方の個人は相変わらずの売り越しで、アベノミクスによる連日の株高は、塩漬け株を放置していた個人投資家と信用でバリバリ回転させている個人投資家にのみに恩恵があったような感じなのかも知れません。これを契機に金融リテラシーが向上して、新規の個人投資家がどんどん増えてくれれば良いなと思っているのですが、一朝一夕で身に付くものでもありませんしね。

なお、明日は四季報の発売日ということで、今週は材料系銘柄の乱舞が目立ちました。本日も値上がり率上位は株価3桁の銘柄ばかり。最近は四季報が書店で売り切れる、という「異常事態」が起こっていますが、明日も早速どのように捌けていくか、個人的に興味があります。


新興市場は「強気の買い」。本日は両指数共に堅調で、日経JASDAQ平均は07年12月以来の高値を更新。2000ポイントを目指して上昇中の流れとなっています。

本日は3日連続のマザーズでのIPOオルトプラス(3672)がやはり初日値付かず。IPO相場の活況、ひいては個人投資家の熱が感じられる展開です。明日もウォーターダイレクト(2588)が控えていますが、東証1部の鴻池運輸(9025)という大型IPOと被っていますから、資金の分散が懸念されます。

しかも、これまでのソフトマックス(3671)、オイシックス(3182)共に初値後は陰線。というより、2月のビューティーガレージ(3180)、買取王国(3181)以降のIPOは初値形成以降買いが続かず、セカンダリーが育っていません。ちょっと初値が飛んだ場合の初値買いは、素人は手を出さない方が良さそうです。

なお、引け後には東京カソード(6868)が民事再生法を申請。今年に入って初めての倒産案件となりました。これで低位株物色に冷水をかける・・・ことには恐らくならないくらい今の勢いは強いですが、やはりこういったリスクは常に留意しておくべきでしょう。


ポートフォリオ銘柄】
GCAサヴィアンG(2174)は反発。地合が良い中で相変わらず底辺をウロウロとしていますが、相方の日本M&Aセンター(2127)の方は昨日は大幅上昇で上場来高値更新と、激しい値動きを見せています。明らかに需給バランスに差がついている格好で、同社も更なる需給改善ネタが欲しいところ。


ソフトクリエイトHD(3371)は反落。ただこちらは順調に東証上場来高値を追い続けており、地合の良さに加えて引き続き期末権利取りの動きも出ています。また例によって日本広しと言えども、こんなマニアック銘柄を追い続けているブログは数少ないので、保守コメントしておきました。


アライドテレシスHD(6835)は堅調。何とか決算直後の株価水準まで戻してきました。チャート的にはその際の急落で86円~91円の窓が開いており、一目均衡表の遅行線が実線に沿った値動きでそのまま窓埋め期待に。足元の低位株物色に併せてちょっと面白い動きに発展しそうです。


そして今回は1銘柄買いポートフォリオに入れたい銘柄があります。前回挙げた三井海洋開発(6269)です。

取り上げ理由に関しては前回長々と書いたので簡単に。

基本はレアアースメタンハイドレートといった日本の埋蔵金である海洋資源は、間違いなく今後の日本にとって欠かせないものです。これらの材料は、バブル崩壊以後暗い話題が続いていた資源の無い国日本にとって、大きな転換点となる材料と言えます。それに関わるのが同社や日本海洋掘削(1606)、IHI(7013)といったところ。

ただ残念ながら現段階では共に採算が合わないので、採掘コストに見合って本格的に採掘が始まるまでには紆余曲折があると思います。

しかし、その一番の動機付けは、代替資源の価格が上昇することです。足元で新興国の台頭により資源価格が上昇していることに加えて、日本の場合は為替の円安進行が更に拍車をかけます。5年~10年かかると言われるそれらの事業化に関しても、こういった事情で早まる可能性はあります。

また、そもそも同社は元々業績が良い。今期見通しもブラジルでの受注増により、09年以来の業績回復を見込んでいます。配当も上場以来毎期増配を続けており、有利子負債もどんどん小さくなっています。全般的に安定感があります。

チャート的にも8日の大陽線で上昇のスイッチが入った格好ですから、このまま大相場に発展していくことに期待。国策ですから、今後予算の増額や助成など、国の姿勢が材料視される可能性もあります。

需給面やチャート的なことを言えば日本海洋掘削の方が面白いのかも知れませんが、上述のように業績的に安定感があるのはこちらの方なので、個人的には相対優位性で支持します。親会社の三井造船(7003)はどちらの大株主でもあるので、こちらで両取りするのもアリかも知れませんが。

目標株価は思い切って1万円で。達成には時間がかかるかも知れませんが、長い目で見ていきたいと考えています。私自身元々海の男ということで、ロマンを感じているのかも知れませんが、株の方でも夢を追い掛けてみたいですね。

明日がベストタイミングかどうかは微妙ですが、長期的に見てどのタイミングで入っても差し支えなさそうなので、明日の寄り付きから買いポートフォリオ入れとします。


【注目銘柄】
リゾートトラスト(4681)は反発。こちらは景気回復による高額消費期待から、先月26日から有料メルマガにて買いで取り上げましたが、なかなか買値とする2000円突破が果たせず。個人的には諦めたところで、3月から上放れが開始し、その後スルスルと上値を追う流れになりました。

そして本日の引け後には業績予想の上方修正を発表。既に当初目標とした水準は上回ってきましたが、一段と上値追いに拍車がかかりそうなところです。

そんなわけで、取り上げ根拠を以下に記します。

「会員制のリゾートホテルで首位。中期5ヶ年計画最後の今期は増収増益を見込む。13日に発表された第三四半期決算は大幅増益となっており、売上は計画に届かなかったものの新施設の稼働もあって過去最高額を更新。特にメディカル会員権など利益率の高い商品が売れたことで、営業利益は計画比11.5億円上ブレの着地と好内容。会員数も着実に増加中で、来期以降の新中期計画にも期待が高まる。

足元は株高などにも支援された資産効果から、同社の提供する高額なサービスに需要増期待が高まる。団塊世代の大量退職も追い風に、事業環境は良いと言えそう。特に会員制の検診サービスを提供するメディカル会員権は、こういった層をターゲットにした商品であり、今後も伸びが期待できそうだ。

テクニカル的には足元で08年以来の高値水準となっているが、現値辺りは08年1月に急落したゾーンであり、価格帯出来高の薄いところ。2500円辺りからほぼ一本調子の下げを演じたところであり、その分戻りも早いと思われる。

MACDは暗転しているものの、パラボリックは好転。一目均衡表は三役好転の形が継続しており、上昇トレンドは継続中。ストキャスは暗転し、ボリンジャーバンドも+2σが縮小にむかい始めているものの、2月以降の持ち合い水準を上放れることができれば、上値は軽く推移できるものと見られる。一方週足で見ると各指標共にほぼ問題の無い綺麗な上昇トレンドを描いている。

需給面では終値ベースでも約5年ぶりの高値水準となっていることから、上値のしこりが小さい状態。短期的には15日の上ヒゲ陰線で出来高を伴ったことから売りが出やすい局面であったものの、以後上ヒゲの範囲内で推移しており、高値圏で売りは随分とほぐれてきた印象に。2月に入ってから2000円手前での横ばい推移が続いていることから、月足ベースでも3月上放れに向けたエネルギーの蓄積が伺える。

信用残高は差し引き3.2万株程度の売り長で、昨年9月以来の高水準に。高値更新後は、これらの踏み挙げ相場移行にも期待ができる。

予想PERは15.9倍で、同業の藤田観光(9722)の72.7倍との比較では割安。PBRも1.5倍で同1.7倍との比較では割安である。予想ROEは9.9%で同2.3%との比較では高く、配当利回りは2.8%で市場平均の1.9%との比較でも高い。

買値は2000円を明確に超えることが確認できるところで。目標は04年高値、06,07年安値のある2350円に。損切りは25日線割れの1940円割れで」


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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。