KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

今年3番目の下げ幅も「時々の鐘の音」更新期待から仕手株が活況!

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日経平均は大幅反落。前日のNYは地区連銀総裁による金融緩和出口論が悲観され下落。火曜の連勝記録は20でストップとなりました。


それを受けた日経平均は朝方から売りが先行。昨日の上昇の反動も出た形でしたが、午後に公表される成長戦略第三弾を期待して、前日終値を挟んだ程度の水準で推移。

そして後場寄り直後にその成長戦略が発表されると、先物主導で買い上げられ、一時13700円台を回復する場面も。しかしながら、成長戦略の概要が明らかになるにつれ、新鮮味に乏しい内容と判断されると失望感が拡がり売りが加速。500円を超える下げ幅で、13000円手前まで暴落しました。

 結局先日付けた今年3番目の下げを更新。売買高は43億株台、売買代金は約3.3兆円でした。


 投資判断は「中立」に。とりあえず現段階では大体良いところまで落ちてきたこと、またアメリカの雇用統計の結果を見極めたいため、一旦様子見の中立に変更しておきます。

 株式市場は未だ混乱がおさまらず、あの1143円安から日経平均はわすが2週間で約3000円近く下げました。あっという間に日銀黒田バズーカが炸裂する前の水準まで時計の針が逆戻り。その間ドル円は4円程度しか円高になっておらず、上がる時は1円円安で200円と言われてきましたが、下げる時はその4倍以上のスピードでの下落を強いられています。

その要因は何と言っても売りに売りで応じるアルゴリズム取引と、先物の証拠金引き上げによる流動性の低下=ボラの向上、それに伴う裁定買い残の整理、及びファーストリテイリング(9983)の下落といったところです。

そして気になる先週時点の裁定買い残は4338億円減少の3.4兆円ということで、2週連続の4000億円以上の売りに。今週もここまで結構良いペースで減ってきていると思いますが、まだ残高としては1兆円以上減っても不思議ではないでしょう。買い支えもなかなか入り辛い状況ですから、この流れは少なくとも来週末のメジャーSQで大部分が清算されるまで続きそうです。

それにしても一週間前まで皆口を揃えて「下落は一時的だ」と言っていたのに、その一時的は一体どのくらいの期間を指すのでしょうか?下値も14000円だ、13500円だと言われていたのに、13000円まで一気に来てしまいました。

 先般より指摘していますが、上がる時には外国人買いだということをあれだけ意識していたのに、下げる時だけ外国人売りに関して皆気に留めていない様子なのが、私は引っかかっています。つまり、外国人の意向の大部分は彼らの母国である(※外国人投資家のほとんどがアメリカ人というわけではありませんが)アメリカの株価に強く左右される、という事実を無視しているようなのです。

 今、明らかにアメリカのチャートも崩れかかっています。つい先日までは、寄り付きがどんなにしょぼくても、明日の朝目覚めたらアメリカ株はプラスで引けて強さを示し続けていました。つまり、陽線で終わるケースが多かったのです。

ところが、先月末から金融緩和の出口論が意識されるにつれ、逆に引けにかけて売られ、陰線で終わるケースが増えてきました。明らかにアメリカ株の雰囲気も変わりつつあります。ですから、チャート的にも上値切り上げ相場は終焉し、少なくとも小天井は打ったような形になっています。

そして彼らが意識しているのは今週末の雇用統計ですが、今回の雇用統計に関しては「良い」と株価が下がる仕組みになっています。何故なら経済指標が良ければ、中央銀行であるFRBが金融緩和を止めてしまうからです。実際、昨日まで様々な経済指標が悪かったのですが、悪い指標が出た直後はむしろ買われる動きが続いています。

ただ、そんなアメリカ株に関しては、雇用統計を無事通過したとしてもそれで終わりとは言えません。例えば昨今のAppleに対する課税逃れ問題→それに対する政府の対抗策は、今後のApple株の上値重石要因に当然なってくるでしょうし、Apple以外のグローバル企業GoogleやMicrosoftなども含めて、ほとんどの企業に影響してきます。

であれば、これら大企業からの税収が増えることでアメリカの財政状態は多少焼け石に水がかけられるかも知れませんけれど、これらの企業の株価は抑えられますから、結果アメリカ株全体の重石になってくると見られます。

 幸いというか、今のところApple株には目立ってその兆候は出ていませんが、課税逃れ対策が具体化してくるにつれ、Apple株が弱まる→NY株全体が弱まる、という感じになりそうです。


そんな彼らから見て外国株である日本の株式を保有している余裕も少しずつ薄れてきて、実際に売りに転じてきています。投資主体別売買動向でも、1143円安の先々週、外国人投資家はやはりの売り越し。そして私は先々週をもって明確に外国人の姿勢は変化したと認定できると思います。先週も、そして今週もここまで当然のように売り越しでしょう。

ですからそういった需給動向を無視して日本株のテクニカルを論じても仕方ないのですが、敢えて言うならば13000円は水準的に一つの節目と言えます。すなわち11月からの上昇の1/3押し水準であり、かつ75日線接近であり、かつ一目均衡表の雲上限であり、かつボリンジャーバンド-2σ到達というチャート上の抵抗力の強いゾーンなので。

もしアメリカ株がフラットなら、こういったテクニカル的な日本固有の要因から、日本株は底堅く推移できるのかも知れません。しばらくはまず下値探りの展開で、下値が見つかったら横ばい→参院選後にさて反発できるかどうか「海外の情勢次第」という感じになるのではないでしょうか。

 上値には「やれやれ売り」が大量に控えていますから、少なくとも秋頃まで16000円越えはないでしょう。一方、下値ではまだまだ押し目買い意欲もあると思いますから、その均衡点を探る三角持ち合いが形成されていく流れになると思います。

 前回も書きましたが16000円は「日経平均超長期の上値抵抗線(96年、00年07年の高値を結ぶ線)」なので、超が付く程強い抵抗力を持っています。一筋縄でも二筋縄でもいかないでしょう。


そんな流れを尻目に、個人投資家の資金は活発で、足元では仕手株相場の雰囲気になりつつあります。先般より丸栄(8245)を筆頭に極洋(1301)やカーバイド(4064)、東都水産(8038)、丸善CHI(3159)・・・といった「いわゆる」銘柄がぴょこぴょこ上がっていました。

そして今朝、直近1月28日で取り上げられた日本カーバイド工業に大口のクロス取引が発生。それを契機に仕手の本尊と言われるK氏こと加藤氏で連想される銘柄群がにわかに活気付きました。

 実は最近になって、加藤氏周辺として信憑性のあるこのブログが更新し始めました。これをどう見るかですね。
http://ameblo.jp/kinounoima-kyounoima/

私は本日昼に配信した有料メルマガで適当に「筋は寄りで大概処分してしまって、(カーバイドは)お役御免なのでは」「値上がり率ランキングでそれっぽいのは丸栄(8245)を除いたら東京計器(7721)なのか」としましたが、後場結構本当に上がって値上がり率1位に。一応断っておくと、私はこれらの銘柄が不得手で専門外ですから、完全な勘です。

ぶっちゃけ実際に加藤氏が関与しているかどうかは投資家にとってはどうでも良く、上がればそれに付いていくだけの相場ですからね。それだけ今の相場が手詰まり、というか、方向性を見失っている証拠だと思われます。上述のような環境ですから、なまじ東証1部の銘柄を買うより、仕手っぽい株を買った方が安全なのかも知れません。しばらくはこの流れが続くのでしょうね。


 最後は宣伝も兼ねて、3日配信の有料メルマガから上手くいったペガサスミシン製造(6262)の取り上げ根拠を記しておきます。ちょっと時間もありませんので、コピペで文字埋め。手抜きします。

 「△ペガサスミシン製造(6262) 東証1部 売買単位100株
409円 出来高251900株

6/4買値 400円以下
6/7までの目標株価 500円
 損切り 390円割れ

【評価】
 業績    ○
テクニカル ○
需給    ○
同業他社比 ○
その他ポイント 仕手性

 工業用ミシンの製造。前期は欧州や中国での需要減少を受けて減収減益とはなったものの黒字は確保。今期はそこから大幅な増収増益でV字回復を企図。中国や東南アジアでの需要回復やコスト削減、自動車販売の回復によるダイカスト事業の成長、円安などを見込んでいる。

 正直中国での需要回復には疑問符が残るものの(中国の成長鈍化、人件費高騰による産業構造の変化など)、一方東南アジアや他の地域に縫製産業が移ることで、設備投資は増えていく流れは期待できる。会社計画自体はやや楽観的かも知れないが、増収増益は支持できる感じ。

テクニカル的には各移動平均線を上回り、上値が軽いところ。また株価水準は年初来高値圏につけており、5/14,5/20,5/23,5/31の高値を結んで形成される上値抵抗線を本日突破。ここからの一段高を期待したい。

MACDは暗転ながらも、明日にも再好転の見込み。パラボリックは好転しており、一目均衡表も三役好転維持で上昇トレンド継続の形。ストキャスは徐々に高値圏に入りつつあるが、ボリンジャーバンドは+2σが拡大傾向にあり、上値余地が拡がる展開。

 需給的には株価が年初来高値水準にあり、終値ベースでは高値更新。上値のしこりが小さいところ。信用買い残は約10万株で、足元では再度増加基調にあるものの、12月以降で見ると減少傾向が続く。先週の日証金推移でも減少傾向が確認でき、直近の出来高水準では返済売りを十分こなせるレベル。

 予想PERは16.3倍で同業のJUKI(6440)の26.8倍との比較では割安。PBRも0.9倍で同4.6倍との比較では割安。予想ROEは5.2%で同1.4%との比較では高く、配当利回りは1.5%で東証1部平均1.8%との比較では低い。

 買値は本日急伸した分の反動を見込んで400円割れで。ただし405円までの追い掛け買いはアリ。目標は年初来高値426円を抜けると上値の節が心理的節目500円まで見あたらないため、投資期間内にいけるところまで、というような具合で。仕手性が上手くはまれば短期間の大幅高にも期待。損切りは5/28以降の上値抵抗線390円割れで」


 本日目標にはわずかに届きませんでしたので、本日昼のメールにて適宜利食い提示。政府の成長戦略発表ということで、短期資金の移動が始まるかも知れなかったので早々に逃げました。


その他有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html


で、前回も書きましたが、明後日からちょっとバリに人生初めての海外旅行に行ってきます(~12日)ので、しばらく更新はお休みします。予めご了承ください。まだ忙し過ぎて準備もほとんどしていないのですが、既にやや体調を崩し気味でピンチ・・・

 さすがにこれだけ下げましたし、ここからビックリするような大崩は無いと思いますが・・・雇用統計次第では何が起こるかわかりませんね。さすが3日新甫の6月。油断は禁物です。


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。