KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

エーザイ(4523)ストップ高も日経平均はマイナス

★☆★☆ 締め切り迫る!

テレビ東京ラジオNIKKEI日経CNBCなどでお馴染み、あのブーケ・ド・フルーレット代表の馬渕治好氏が高岡で自主開催セミナーを開催!!

馬渕治好氏略歴
http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub1.html

内容 :「世界経済・市場展望」
(※世界の経済動向、主要市場の先行き、政策要因や投資家動向などの全体観について、最新情報を踏まえながらわかりやすく解説。なお質疑応答を含め、個別銘柄の株価判断はありません)
日時 :6月12日(土) 13:30~
場所 :富山県高岡市 JR高岡駅前 ウイング・ウイング高岡
参加費:4000円

事前お申込制となっており、定員に達し次第締め切りとなります。
特に今回はコロナの影響で定員数は限定されていますのでお早めに!
セミナー終了後は懇親会も予定されています(※自由参加。別途5000円程度)。

詳細を下記リンクよりご確認の上、お申込みください。
https://kokucheese.com/event/index/610505/

当然私も参加します(^_^)/

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日経平均は本日反落。前日のNYは手がかり材料難の中、高値圏で高安マチマチ。ダウが次第安となる反面、NASDAQが次第高となりました。特に中小型株指数のラッセル2000が上昇。引き続きミーム株と言われる仕手株物色が続く流れ。アノニマスから宣戦布告を受けたイーロン・マスク率いるTeslaはしっかり。WTI原油先物は70ドルにタッチする場面がありました。VIX指数は16.4ポイントで変わらず。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。朝方発表された1-3月期GDP改定値が市場予想や速報値を上回る年率△3.9%だったこと、また225採用銘柄のエーザイ(4523)が二転三転した末、認知症治療薬アデュカヌマブがアメリFDAより迅速承認を取得したと発表しストップ高買い気配になったことが指数を押し上げ。

ただストップ高気配となる9時半以降は高値圏でもみ合いとなり、中国株が始まると売りに押される流れ。ファーストリテイリング(9983)やソフトバンクG(9984)といったより指数寄与度の高い銘柄が共にマイナス推移となっていることも重石になりました。後場も一段安。ただ28900円割れ後は買い戻しが入る動き。売買代金は14時時点で1.5兆円台と低調。


投資判断は「やや買い」。私は元々コロナ後の雇用統計には以前程関心が無いですが、市場はネタとして面白いので(特にFX業者中心に)事前に煽り盛り上げますけれど、今回もやはり事前の盛り上げが過剰だった感じがします。当局者は「物価高は一時的」「まだしばらく利上げしない」と言及しているのですから、結果がどうであれ緩和継続と見るのが正解です。

オリンピックも当局者がやると言い続けているのに、50日前を過ぎてもまだ信じていない人がいる程ですから、ずっとこのやりとりは続くのでしょうね・・・。

それはともかく、ダウやS&P終値ベースで5/7の最高値まで肉迫。ドイツDAXは最高値を更新していますし、フランスCACも戻り高値に接近と欧米はとにかく株高のオンパレードです。特にドイツはトヨタ(7203)の最高値更新にも見られるように足元で世界的な自動車株買いの流れが来ているので、フォルクスワーゲンなんかが過去3週間でモリモリ上がって牽引役となっています。

主要国で新年度に入ってからコロナ後の高値を更新できていないのは中国株と日本株くらい。韓国や台湾といったところも総じて高値圏にあり、世界的な株高に乗れていない感じです。まあそうは言いながらも、TOPIXはバブル後の高値更新まであと2.5%のところまで来ているので、2日程あれば十分追いつけるレベルではあるのですけれど。

気にしておきたいのは為替です。ドルインデックスは安い傾向はあるものの、5月後半以降は下げ止まっていて90ポイント辺りが抵抗力になっています。18年1月も89ポイント辺りで反発しており、ここから一段と下がるにはもう少し時間か材料が必要なのかも知れません。一方、相対的に人民元が5年ぶりの高値水準、ユーロも年初来高値圏にあります。特に人民元は中国が止めるように躍起になっているので、それで一段とドル安が進まないような感じ。
https://jp.tradingview.com/symbols/TVC-DXY/

ともあれ、名実共に6月相場入りとなり、週末のメジャーSQが意識される日柄です。コール(買う権利)とプット(売る権利)の建玉が一番重なっているのが29000円なので、この水準を軸に合わせて来る可能性が高いです。逆に言うとあまり上にも下にも行かない感じで、もみ合い相場が続きそうではあります。特に薄商いが続きますから、そういった影響を特に受けやすそうな感じです。

一方、日経平均という指数はそうかも知れませんが、繰り返しになりますけれど小型株などに買いが入りやすいと思います。それは株主総会や6月末のプライム市場判定に向けた施策が出やすいので。また6月は外国人投資家が売りやすい→大型株が売られやすいということから、これらの打ち消し合いにより株価は概ね横ばい・・・よりもしっかりの展開をイメージしています。

つまり今日のようにTOPIXの方が強い動きを見せそうです。TOPIXは明確に上放れの形になってきています。結局MSCIのリバランスがあった5/27を境に、株式市場の重石も消えてきた感じです。そういった点からも、しばらくはNT倍率が低下するような方向で動くのでしょう。つい3月まではファーストリテイリングが11万円乗せで上場来高値更新だったのですが、やはり主役交代の流れです。

また、アメリカでもここ一週間に限ってみると中小型株指数のラッセル2000が相対的に強く、物色対象の変化を感じます。今月はやはり中小型株の方に優位性があり、巻き返しの月になりそうです。

REIT指数も年初来高値更新。REITに関しては4回に分けられていたFTSE組み入れの最後の組み入れが今月あるので、もう少しだけ買われる流れなのかも知れません。

先々週末時点の裁定残高は売り残8,107億円、買い残5,496億円の差し引き2,611億円の売り長。前週に比べて1,402億円減りました。まあそれでもまだ売り長なので、需給は良いと言えそうです。

また先々週末時点の投資主体別売買動向では外国人投資家が現物を3,738億円の買い越し。先物も975億円の買い越しと買いに転じて来ました。


新興市場は「中立」。本日は両指数共に堅調。マザーズ時価総額3位のマネーフォワード(3994)の東証1部駆け込み昇格が決定し急伸。またエーザイストップ高に刺激されてバイオ系が買われる動きになって強含みました。昨日の売買代金が低水準だったことから、一旦上がり出すと勢いがある感じになっています。またアメリカでもミーム株が買われるように、個人投資家の資金もウズウズしている感じです。


ポートフォリオ銘柄】

ネクス・インフラ投資法人(9286)は続伸。97000円を回復し、昨年の大規模増資以降の戻り高値となっています。REITも上値追いの流れが続いていますが、インフラファンドの方も最高値更新波動に。アメリカの長期金利低下の動きが、高利回り銘柄への物色意欲を高めている模様。ESG投資の観点からも、まだまだ上値を目指せそうです。


テスHD(5074)は反落。25日線の下落が続く中で下支えが脆く、1800円割れの流れになりました。本日は同業のウエストHD(1407)やレノバ(9519)が調子良く上げているのですが逆行安。需給の重さにずっと悩まされる展開が続いています。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


その他有料メルマガの成績は下記「じょうしょうダルマ」URLから確認の上、お申込ください。
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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。