KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

さすがに8連騰はならず

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日経平均は金曜反落。前日のNYダウは構成銘柄の決算が悪かったことで軟調となったものの、その他の銘柄は債務問題の決着を受けてしっかり。S&PNASDAQは高値を更新してきました。

それを受けた日経平均の方は既に連騰していたこともあって、前日終値を挟んで一進一退の展開。ドル円が円高に振れたことも上値の重石になりました。中国のGDPが3四半期ぶりに改善傾向を示したと伝わっても反応薄。あのデカイ中国のGDPがたった18日間で算出できるのか、という疑問の声からも、元々信頼に足りうる指数とは見られていない様子でした。

後場は14500円を伺う場面があったものの、そこを下値に切り返し。一時変わらず近辺まで戻したものの、引けでは小幅安でした。売買高は20億株ちょっと、売買代金は1.6兆円と小さめ。週末を控えて手控え感が出ていました。


投資判断は「強気の買い」。旅行から帰ってきたら帰ってきたで嫁共々風邪を引いてしまい、すっかりまた更新が滞る状態になっていました。すみません。まだ喉とダルさがありますが、休日の間にきちんと寝て治します。なわけで、今日の文章の大部分は有料メルマガからの使い回しです。予めご了承ください。

週末のNYはしっかり。前日に好決算を出したGoogleが1000ドルを突破して、S&Pはまた史上最高値を更新してきました。NASDAQの方もITバブル以来の高値を更新中。ダウの方は構成銘柄の入替とIBMなど採用銘柄の不調があって出遅れていますが、基本的にはアメリカは債務問題の解決と共に最高値を更新している流れです。

周りを見渡すとドイツやフランスもしっかり高値を更新していますし、香港ハンセン指数だって高値圏にあります。つまり、世界の雰囲気は悪くない、というか少なくとも株式市場にはしっかりお金が入る環境が整っています。今までの歴史が繰り返し、結局政府閉鎖が起こる前と解決した後では、解決した後の株価の方がむしろ高いという流れを踏襲しています。

翻って日本の方はどうかと言えば、5月につけた年初来高値水準には全然距離があります。またいつもの出遅れのパターン。原因は何かと考えると、一つはやはり為替が挙げられるでしょう。足元で為替はドル安が進展しており、ユーロや人民元などはしっかりしています。

そりゃそうだ、と言うのは今回のアメリカのゴタゴタを見ればわかります。危機は回避されたのではなくて先延ばしされただけですから。本当はさっさと9月中にも解決していれば債務上限問題なんて危機でもなんでもなかったのですが「もめる政治、ねじれ」が表面化したため、危機ではないものが危機になってしまったのです。

債務なんて自然災害とは異なり、人間が勝手に作ったルール上に存在するものなので、本来ルールを変えるのが得意のアングロサクソン系の人々にとっては何て事はない話です。とにかくお金を刷り続ければ良いのですから。しかし、それが容易に認められない、となると「危機」なわけです。

ですから、来年2月7日まで延びたとされる債務上限の話は、共和党の人間が選挙で変わるとか政治体質が変わらない限り、爆弾として残り続けます。この「ねじれ」というものを見て中国辺りは笑っているのかも知れませんね。決められない民主主義なんて、なんと不便な政治体系か、と。まあそれでも党員の好き勝手にされる政治より何百倍もマシですけどね。

それはさておいて、今後株がどうなっていくかと言えば、やはり今までの鬱憤を晴らすように上がっていくと思います。日本株に関しては来週から基本は11月末くらいまではきっちり上がっていく感じになると思います。

上述のようにアメリカという国に見切りを投資家が付けるのであれば、その他の、特に今復調傾向にあるEUや中国に買いが入るのももっともな話です。であるなら、日本に買いが入ってこないわけはないでしょう。

なので、基本は先月からの繰り返しになりますけれど、徹底的な押し目買いスタンスで挑むべきと思います。日経平均のチャートはオリンピック効果もあって9月下旬に折角三角持ち合いを上放れたのに、アメリカのゴタゴタのせいで逆戻り。再度(別の7月、9月の高値を結ぶもので上値抵抗線を引き直した)三角持ち合いの最中に戻ってきてしまいました。

ただ、足元その上値抵抗線が大体14750円辺りに位置するので、そこをきちんと上抜けられれば、もう1000円くらい上の水準である15750円は目指す流れになると思います。それがこの45日間くらいで達成できると見ています。

「11月末まで」の根拠は、来年の証券税制を見据えての換金売りや、1月が近づくとまたアメリカで上述の債務上限問題がゴタゴタしそうな雰囲気になってくるからです。ですから、私は少なくともここから11月末までは強気で押し続けるつもりです。辰巳天井の格言はあまり信じたくは無いのですが、とりあえず巳年はまだ終わっていませんから、もう一花くらいは咲かせても良いでしょう。


新興市場は「やや買い」。金曜もマザーズやJASDAQはしっかりでした。特に足元ではガンホー(3765)に材料が出て、バイオが一服の新興市場の刺激材料となっています。

ガンホーについては私はもう終わった株と思っていたのですが、今回のSUPERCELL買収の話はなかなか面白いことになるのではないかと見ています。最近ほとんどゲームをやらなくなった私ですら同社のメガヒットタイトル「Clash of Clans」の名前くらいは知っています(やったことはないのですが)。

簡単に言えば海外のガンホーを買収した、という感じでしょうが、パズドラは海外ではまだ流行っていないので、世界百数十ヶ国でダウンロード数首位となった実績のある向こうの方が上手です。それでも時価総額ベースではガンホーの1/3の評価の企業ですから、ガンホーの高さと、相対するSUPERCELLの割安さが際だつ感じでしょうか。

人気先行のガンホーでしたが、最近はソフトバンク(9984)によるバックアップ体制も明確に整い、実力も整いつつある感じです。

ただ、新興市場に関してはそろそろ警戒感を持って見てみた方が良いとは思います。アメリカの混乱を受け辛い分、また東証1部主力株の決算が出てくるまでの幕間つなぎの面もあって既に新興株は多くの銘柄が物色されてきました。全市場ベースの売買代金上位にエナリス(6079)やペプチドリーム(4587)などが並び、半分くらいが新興市場の銘柄という異常事態。

連日軽量級の銘柄はストップ高が相次ぎ、JASDAQのランキング上位にズラリと並んでいます。こうなってくると過去の経験則上、そろそろ一回ドカンと新興株を冷やす売りが出てきてもおかしくはありません。それでも多分上昇トレンド自体は変化が無いので、ふるい落としの売りを押し目買いのタイミングと捉えるのもアリと思います。


ポートフォリオ銘柄】
ソフトクリエイトHD(3371)は続伸。この銘柄は前回「780円辺りまで落ちてきたら再度買いポートフォリオに入れたい」としましたが、結局その翌日は買値に届かないまま急激に買い上げられてストップ高まで。以後高値圏をキープする動きになっています。

IT投資に対する設備投資減税、薬事法改正によるネット販売解禁、先般のヤフー(4689)による新規出店の無料化施策など、eコマース市場を巡る事業環境が良くなってきています。そういった材料が上手く反応している様子。

株式の需給的にも最近は陽線が連続していますし、普通大陽線を付けたらそこで大きな花火が打ち上がって終い・・・というケースが多いものですが、とりあえず今週は日証金ベースで空売りがたくさん入っています。もう少し買い方が頑張って下げ渋れば、根負けした売り方が買い戻すことで、未達成感の強い高値を更新してくる流れになると思います。

足元の出来高の急増っぷりを見ると、明らかに優待狙いの個人投資家「以外」の買いが入ってきています。つまりはファンドや外国人ということですね。もし本当にそうなら空売りが入っている理由も玉集めと捉えることができるので、それはそれでやはり将来的なプラス材料になります。


そして今回は一銘柄買いポートフォリオに入れたい銘柄があります。それはテーオーシー(8841)です。

同社はホテルニュー・オータニ系でビル賃貸業などを営んでいます。またホテルのリネンサプライなども手がけています。

まず私はアメリカのゴタゴタが決着したあかつきには、先んじて上がっていくべきは不動産、証券、といったところだと考えています。アメリカの金融緩和がまだまだ続くのであれば、やはり不動産にお金が流れ込むはずだからです。実際、金曜も業種別値上がり率ランキングでは不動産が2位でした。

証券株の方はまだパッとしませんが、特に不動産株は4月高値銘柄で、市場よりも1ヶ月早く天井を打ちました。なので、信用の半年期日を考えると既に返済売りの一巡感が出ているジャンルです。

また更に首都圏のオフィス空室率が8%を割ってきたので、この辺りも次第に見直しが出てくるものと思います。で、テーオーシーはオフィスビルの管理をしていますし、外国人観光客が増える中でホテルのリネンサプライを提供したり、全般的に旬な銘柄です。

あと最近私が特に注目しているのが、同社の日証金での融資残の急減。ここ2ヶ月ほどで毎日数万株単位で減り続け、100万株近くあった融資残が無くなりかけています。ただ正確に表現するなら単に一般信用に振り変わっている感じで信用買い残全体はさほど減っていません。むしろ信用買い残は1000万株近くあり、なかなかヘビーな量が溜まっています。

ただ逆に信用買い残があまりに多過ぎて、ちょっと怪しい気もします。ちょっと全般的に仕手っぽさも感じます。融資残が0に近づいた時に何か起こるのか?いずれにせよ少なくとも投資家が短期視点よりも長期視点に切り替えて見ているということで、目先の返済売りは出にくい感じに変わっています。

業績的には正直パッとしないのですが、直近5年間毎年のように自社株買いを行っており、株主還元に積極的な会社でもあります。07年にダヴィンチアドバイザーズ(現在上場廃止)に敵対的TOBで狙われてから、その辺りの重要性を認識するようになった様子。

で、不動産株を一つ何かポートフォリオに入れたいと思い、ケネディクス(4321)とかでも良かったんですが、値動きの激しい銘柄は最近更新をしょっちゅうできない当ブログでは相応しくないと思ったのでテーオーシーくらいが丁度良いかな、と。そんなわけで目標株価は1000円で月曜の寄り付きから買いポートフォリオ入れとします。



・・・で、今回は文字数の関係でここまで。

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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。