相倉合掌集落の「相倉民族館」を出た我々は、もうお昼の時間になったので土産物屋兼お食事処のお店「まつや」で腹ごしらえそこで「天ぷら蕎麦定食」を注文します。やっぱり山に来たら蕎麦ですねで、これが1350円という値段の割にはボリュームがあって、蕎麦、天ぷら、おにぎり、五箇山豆腐や山菜などなど、色々美味しく食べられてすっかりお腹いっぱいに女性陣は食べきれず、天ぷらを持ち帰りにする程でした
ただ確かに時間帯的にも一番忙しい昼に行ったのですが、接客の店員さんが一人でアチコチ動き回って注文を取り、そして土産のレジもやって・・・と大忙しこの全国的な人手不足の波はこの山奥にまで及んでいるんですかね
そんなわけで、引き続き相倉合掌集落をプラプラしますいやぁ、天気が良くて本当に気持ちが良い
・・・のは良いんですが、天気が良いとちょっとおかしな人も出てくるというか恐らく観光客だと思うのですが、中年の男性で上半身が裸の人が歩いていましたそこまで暑くないだろうと思うのですがそして身内の女性と思われる人が「服を着なさい」とばかりに腕を掴んで引き留めようとしているのですが、それを無言でふりほどいてズンズンと歩いて行きます
集落はほぼ一本道ですから、当然彼とはまたどこかですれ違うことになります。で、間もなくその時がやってきて、私はすれ違い様に「やぁ」と笑顔で親しげに声をかけられました。私は「ははっ、どうも」と愛想笑い。何故私にはこんなに親しげなんでしょう?同類と思われたのでしょうか安心してください。履いてますよ。
そんなこともありながら、次の「相倉伝統産業館」に移動しますここもやはり実際の合掌造りをそのまま利用した施設になっています。ちなみに今更ですけど、合掌造りは屋根が手を合掌したような形になっているから合掌造りと良います屋根が丁度正三角形の60度の角度で、雪深い地域ですから、雪が落ちやすいような造りになっているわけですね
「民族館」の方は五箇山での生活に使うようなものが展示されていましたが、「産業館」の方は養蚕や紙すきなどといった産業に使うものが展示されています。何故か昔のゼンマイ式の目覚まし時計も展示されていましたが、五箇山ならではでも無いような・・・
ちなみにそこでは日本最古の民謡と言われる「こきりこ節」に使われる「ささら」が置いてあり、実際に触って鳴らしてみることができます施設の方が使い方を伝授してくれます。コツは手首のスナップを効かせることということで、上手く使いこなすと「シャッ」という耳障りの良い音が鳴ります。うーん、風情がありますねぇ
老齢の外国人観光客の方もそれを習って、実際に鳴らして喜んでおられましたこういう体験型なものは、やっぱり旅行に来た感じが出ますよねそのうち段々テンションが上がってきたのか、ビデオ映像の見よう見まねでガニ股になって鳴らしながら練り歩き、非常にご満悦な感じでした(つづく)