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日経平均は水曜大幅続落。前日のNYは引き続き欧州市場が金融不安から下落したことを受けて安く始まったものの、引けにかけては戻す展開に。
それを受けた日経平均も、朝方こそは前日の急落の反動もあって小高く始まったものの、すぐにマイナス転換すると前日安値や1月安値を割り込む動き。そのまま断続的に売られると、一気に16000円を割り込んで下落していきました。
後場も大きく売られ、一時下落幅は655円にまで拡大。相変わらず日銀のETF買いは虚しく、週末のSQに向けたオプションの思惑売買が錯綜しました。また明日の祝日に向けて、海外不安に対するリスク回避によるポジションの縮小もあり、引けにかけては買い戻しが進んで下げ幅の半分近くは縮めました。それでも15700円台を保つのが精一杯で、14年10月末の黒田バズーカ2発射前の水準に。出来高は38億株台、売買代金は3.5兆円台と膨らみました。
投資判断は「中立」。ただこれなら「売り」にすべきでしたね。また判断を誤りました。特に円高が前日安値をも割り込んでドンドン進んだわけでもないのに、指数の方はドンドン下げていく感じでした。実際、ドル建ての日経平均も14年4月以来の安値水準に。つまり外国人投資家にしてみれば、日経平均は既に2年近く前の水準までタイムスリップしてしまっているということです。
実際、これまでの懸念材料であった原油安は一服し30ドル前後で推移しています。中国は今週お休みで止まっています。それなのに今週日本株は1000円以上下げました。Why?よく聞く市場解説だと、年初からの下落はこれらを要因として説明されていましたし、政府のお偉方も「これら外部環境の影響だから気にすることは無い」と繰り返し喧伝していたはずです。
やはり直接的な原因はこれらではなく、アメリカの利上げによる地殻変動によって起きたものであることは明確です。それが結局原油安を引き起こし、新興国通貨安を引き起こし、円高を引き起こしたのです。しかし日本政府は宗主国の金融政策に文句を付けるなんて口が裂けても言えませんね。だから原油と中国のせいにしているに過ぎません。
ただ私はそれを非難するつもりはありません。また日銀のマイナス金利導入も賛成には違いありません。今まで銀行に無条件に配っていた間接的な税金を回収する方向に向いているんですから、本来国民にとっても良い施策のはずです。しかし正しいことをやっているからと言って、必ずしも株価上昇に繋がらないのは株式市場の妙味です。
水曜のNYは注目のイエレン議長の議会発言。「政策の方向性を覆すことはないだろう。利下げが必要になるとは考えていない。ただし市場では景気後退リスク不安が拡がっている。」という発言から今後の利上げ継続や景気悪化リスクを織り込んで相場は次第に軟化。引けにかけて売り込まれました。S&Pは小幅に終値ベースでの今年の安値を更新しました。
一方為替の方は、安全資産と目される円に買いが集まってドル円は遂に113円台前半まで一気に突入。お金を貸しているのに金利を払うというのも道理に合いませんが、金利がマイナスになってきたのに円高になっている、というのも道理に合いませんね。が、道理に合わないことがあり得るのも相場の妙味でもありますが。シカゴ225先物は15560円となっています。本日もし株式市場が開いていたら、また安値更新となるところでしたね。
それにしても気になるのは引き続き大統領選挙の行方。ニューハンプシャー州における予備選挙では共和党はトランプ氏、民主党はサンダース氏がそれぞれトップ。残念ながら株式市場的にはどちらもマイナスと捉えられています。今回に関してはそれぞれ事前予想通りだったので、あまり大きな衝撃にはなっていません。しかし、全般的な上値の重石になったのは間違い無いでしょう。
とりあえず懸念のドイツ銀行は大幅高。ヨーロッパも落ち着きを取り戻しています。まあ今晩またイエレン議長の議会発言もありますが、株価が下がってしまったからと言って発言の趣旨を大きく変えることはできず、微調整に止まると思います。なので反発のきっかけが無くなったのは確かでしょう。
水曜の日本株市場は翌日のお休み分の売買も入り込んだものと見られ、先月末の追加緩和時を除くと今年最大となりました。みずほFG(8411)の4億株超、三菱UFJFG(8306)の2億株超を含みますが、次いで神戸製鋼所(5406)の1億株超、双日(2768)、東芝(6502)が5000万株超と並びます。それぞれ株価が年初から3割、4割減価しており、次のシャープ(6753)は逆進しているとはいえご存じの通りゴタゴタしています。売買数が膨らむのもわかるような気がします。
そんな感じで出来高が膨らんでいるものですから、確かに売買代金も膨らみましたが、どうもまだセリングクライマックス感は感じられません。水曜の空売り比率はまた40.5%。実はたまたまでしょうけれど、今週3日間共に40.5%なんですよね。特に水曜は上述のように売買代金が大きかったのにこの数字ですから、空売りも相当な量が入っていたと言えます。
チャート的には日経平均・TOPIX共にMACDが再暗転してきました。私は大体チャートで一番重視しているのがMACDなので、これはかなりきついんじゃないかと思います。また1日、2日の足が「アイランドリバーサル」を形成していますが、教科書通り強い下げ圧力になってしまっています。
しかしもうどこまで下がれば気が済むんだ、という感じですが、正直今の段階で下値は読み切れません。個人的には昨年の段階では「17年までに14000円まで下落する」と読んでいたのですが、16年の、しかも上半期にも実現してしまいそうな勢いですね。
新興市場は「やや売り」。水曜は両指数共に軟調。マザーズ指数の方はバイオ系に強いものが目立ったため前日ほどの悲壮感は無かったものの、それでもやはり1月安値を割り込む下落。特に個人投資家の多い市場ですから、相場急落による追証の投げ売りが相当程度出た模様です。一応決算は明日でほとんど出尽くすので、来週から多少落ち着きを取り戻せるのではないかと思います。あくまで今週との相対比較感でですが・・・。
【ポートフォリオ銘柄】
日本プロロジスリート投資法人(3283)は続落。ただ下落率は小さく、今月陰線になったのはたったの1営業日だけで、場中に買われる動きが見られています。
つまりは日銀の買いが大きいと見られますが、REITはある種単純明快に「日銀が買うので上がる」という言い方ができると思います。あんまりこんなことばっかり言うと単細胞に思われてしまうので、まともな市場関係者は口が裂けてもそういう言い方はしません。が、日銀が国債を買いまくって日本の国債価格が(財政大赤字で利回りも0に近いにも関わらず)ずっと上昇を続けるのは、偏に日銀という絶対的な買い手がいるからです。
日本株の方は日銀が買っているといっても年間3兆円、現状の累計保有額が7兆円なので、全時価総額508兆円の1.4%にも足りません。一方、既に保有目標の25%いっぱいいっぱい買い込んでしまったGPIFは現状27兆円保有していますが、株価が下がると保有割合が下がるので買ってくれます(足元の状況)。しかし、もしここから上がると逆に保有比率が高まるので一転売り圧力になりますから、それだけでも株価の先高感に希望が無くなる需給要因になっています。
また、アベノミクス開始以降どんどん買ってくれた外国人投資家も、未だ買い転換の兆しはありません。原油価格が下がり、また自国の株式市場が下落していくなかで日本株を買っている場合ではないというのもわかります。なのでどんなに日銀が買うといっても売り手が豊富です。
対してREITの方は全時価総額11兆円のうち、日銀の保有額は2700億円。全時価総額の2.5%程度を占めます。また年間900億円の買い付けを行うということで、対時価総額に対するインパクトは0.8%になりますから、一層日銀の存在感が増します。そして国債市場がそうなったように、日銀がドンドン市場から玉を奪えば、相場が上がっていくのは当然です。実際、発行済口総数に対する日銀の保有比率の上限は5%→10%まで引き上げられました。
国内の特に個人投資家の立場で考えてみても、足元で無リスクの個人向け国債は募集中止、また無リスクに近いMMFも募集停止となっています。じゃあ次にどこに資金を振り分けるか、と消去法的に考えて「株よりはリスクが低くて利回りの高いREITが良いか」と考えても不思議ではありません。
・・・と、また文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。
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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。