KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

全人代前の攻防

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本日の日経平均は反落。昨日のNYは経済活動再開に対する期待感から3指数揃って買われる展開に。特にAmazonFacebookが史上最高値を更新し、GAFAが特に強い動き。長期金利は約30年ぶりとなる20年債の入札が好調だったことで低下し0.68%に。VIX指数は28ポイント割れ。半導体指数のSOX指数は3.7%の上昇。


それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。ただ20700円を超えて戻り高値をまた更新すると、間も無く買いが一巡してほぼ寄り天の形。その後は断続的に売られました。トランプ大統領が中国に対して「大統領選を妨害している」などと非難ツィートを出したことで、警戒感が強まったこともあり、ダウ先物に引っ張られる形でマイナス圏に。

後場は一段安から再度プラスに切り返す場面もあったものの、方向感が無く。引けにかけて再度売られマイナス圏で終えました。TOPIXもマイナスでしたが、何とか75日線より上の水準を終日キープ。売買高は11億株台、売買代金は1.9兆円台と低調。


投資判断は「やや買い」。最近アメリカではワクチンの開発進捗が好感される動きが続いています。ワクチンという治療薬以上のカードは、確かにレムデシビル以上のインパクトがあるでしょう。ただワクチンの完成期待は勿論買い材料ですが、それが一巡した後に経済対策が無くなることに対する警戒感も出かねません。

そもそもワクチンも完成はまだまだ先。WHOの中国との覇権争いの中で出てきた材料のタイミングを考えると政治的なバイアスも考えられ、全面的に信用できるのかどうかも念頭に置いておく必要はあるでしょう(勿論完成してくれることを全面的に願っていますけれど)。一方、(中国が有用と認めた)アビガンの「有効性示せず」も意趣返し的な意味合いがありそうですが。

なお明日はその中国で全人代の開幕となります。全人代前に何としてでもアメリカからのプレッシャーははね除けたかったのでしょうね。決算はアリババ。あと、翌月曜はアメリカ市場がメモリアルデーで休場になるので連休前という位置付けになります。

需給的には日銀ETF買いくらいしか買い材料が無いのですが、先週金曜は前引けのTOPIXが△0.32%にも関わらず買いが入りました。一日の買い付け金額自体は減ってしまったものの、この変則性は個人的にはアリだと思います。売り方が売り辛くなりますから。

もっとも下がったら買う日銀より、本質的にはいつ外国人が買い転換してくるかが株価上昇のポイントになるのですが、これがなかなか読めません。ただ散々売り越し売り越しで来ていますから、もうさすがに売り玉も減ってきただろうとは思います。

またオプションの建玉を観ると、2万円~22000円までの建玉に厚みがあるので、基本的には来月のメジャーSQまで下値は下がっても19500円くらいまで、上値は22000円まで余地があるというイメージです。

材料は米中間の対立の帰趨ですが、繰り返しの楽観論ですけど、中国から景気刺激策が出てくると勝手に思っています。なんだかんだで4月の中国自動車販売やスマホ販売は反動で前年比増ということですし、ここで米中対立激化や感染第二波で勢いを落とすわけにはいきません。全人代で富国策を打ち出す必要があると思います。

こういった更なる景気刺激策に加え、日本の金利が上昇→裁定売り残の買い戻しという動きが出てくるようなら、思わぬ急騰という流れも出来るとは思います。個人的に株価の方向性は長期的には上向きだとは思っているものの、このきっかけがどのタイミングで出来るか。しけった薪(上述したような需給要因)はいっぱい抱えているけれど、それらにどうやって火が着くかというところが今の段階では読み辛いところです。

全般的にしっかりしているのは、アメリカ株の安定もありますし、またチャート的に75日線の下落がマイルドになってきたので(1月の高値水準が75日線算出から外れてきたので)TOPIXも75日線を上回ってきたように、少しずつ節目を上抜けられているからでしょう。

そして一目均衡表の雲や75日線といった抵抗線を明確に上回り、3/9の急落時に空けた窓を埋めに行く動き。特にTOPIXの方は3/6に空けた窓も大きく、1508ポイントまでまだ気が済まないような感じです。

昨日発表の先週末時点の裁定残高では、売り残が2.5兆円に対して買い残が0.5兆円の差し引き遂に2兆円の売り越しに。これだけ需給が良いのであれば、一度こういう感じで上昇癖がついたら上がりやすいのも道理です。

一つ個人的に「やっぱりね」と思ったのは、SONY(6758)によるSONYFH(8729)のTOB。これは昨年9月に有料メルマガでSONYFHを取り上げたところまで遡ってしまいますから、それが当たったとか外れたとか言うつもりは無いのですが、当時のメルマガでも「オリンパス(7733)売却代金でTOBしてくるのでは」としたのが8ヶ月越しで実ったというところです。

ちなみにそのメルマガでも書いたのが、同じようにリクルートHD(6098)の売出で巨額の現金を手にした凸版印刷(7911)によるトッパン・フォームズ(7862)のTOB。それを狙ってブログでも最近までずっと取り上げていたのですが。実際昨日から動意付いてきました。凸版印刷の本決算は丁度一ヶ月後の6/19を予定していますけれど、その辺りで動きがあるでしょうか。


新興市場も「やや買い」。本日は両指数共に堅調。マザーズはひたすら強いですね。一度もマイナスに転じる事なく、ほぼ高値引けでした。ここまでくると1000ポイントを目指すのでしょうか。個人的には900ポイントに達したことや、レナウン(3606)という短期資金の受け皿が出来たことで、マザーズから一旦資金が逃げていくと思ったのですが。


ポートフォリオ銘柄】
フマキラー(4998)は一時大幅高も引けにかけて値を消す展開に。朝方から決算に期待感が強まって買われ、一時18年8月以来の高値水準にまで上昇しました。ところが13時に出てきた決算で今期見通しが出ないとなると、一転注意気配が出てくる程の売りに。明らかなアルゴリズム取引で買い上げられ→売られる展開になりました。

そういう意味では見た目程は上値でシコリ玉が溜まっていないとも思う反面、チャートを見る人にとってはド天井な形状ですから、一旦は下に向きやすい流れになると思います。ただ今夏は換気で窓開けないといけないでしょうから蚊が入ってきやすいでしょう。更にこの前ホームセンターに行ったら巣ごもりの趣味として園芸用品売り切れ続出でした。除菌グッズもあり、今期同社の需要機会は間違い無く増えるでしょう。


ホクト(1379)は反落。先週末の決算や月次を受けて2000円を突破する流れになってきていますが、なかなかすんなり上抜けられません。ただチャート的には200日線までの各移動平均線が上向きになっている順のトレンドですし、世界的に食料品価格が上がっている中では着実に収益力が高い業態だと思います。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。