KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

ナバロ発言で乱高下

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日経平均は本日反発。前日のNYは民主党による1.5兆ドル規模のインフラ整備計画法案が準備されているという報道を受けて3指数揃ってしっかり。特に開発者会議を受けたAppleが新高値となるなどNASDAQが強含み、終値ベースで1万ポイントを上回って最高値を更新しました。VIX指数は31.8ポイントに低下。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。いきなり22600円を回復しましたが、その後は伸び悩み。そしてアメリカのナバロ大統領補佐官がインタビューで「中国との通商合意が終わった」と発言したことを受け、一気に値を消す展開に。ただその後一転「通商合意は続いている」と釈明したことで、急速に値を戻しました。ドル円も発言前の水準を上回る円安に。

後場は一段高で22700円手前までありましたが、薄商いの中でまた寄天の動きに。引けにかけて値を消し22500円台での終了となりました。売買高は12億株弱、売買代金は2.2兆円台と前日よりは膨らみましたが引き続き低調。


投資判断は「中立」。まず毎週恒例のFRBのバランスシートの確認ですが、6/15時点で遂に減少。一気に約一ヶ月ぶりの水準となる7.1兆ドル割れとなりました。FOMCを挟んだ週でFRBも動き辛かったのかも知れませんが、まさか減るとは。結果的に振り返って考えてみると、6/8の株価天井→6/11の急落は、なんだかんだ理由が付けられているものの、結局このFRBのバランスシートが減ったからというのが背景かも知れません。
https://www.federalreserve.gov/monetarypolicy/bst_recenttrends.htm

それが6/15のFRBによる社債購入プログラムの正式発表で(既出の材料とはいえ)FRBのバランスシート再拡大期待感が高まり、株価が落ち着きを取り戻して反発した・・・という見解ならば整合性がとれるような気がします。3月からバランスシートをわずか3ヶ月で1.7倍にまで急拡大させたことが、今の株価の異常な落ち着きを実現しているとの見解が皆一致していますから。

実際、その緩和でジャブジャブとなったマネーのお陰で、トランプ大統領の再選が難しくなってきたと言われようが、中国との関係がまたぎくしゃくしようが、感染第二波が来ようが、かつてのように株価が急落するような素振りはまるでありません。懸念していたVIX指数の上昇に関しては、そのFRBの積極緩和姿勢を背景に、先週何とか上げ一服の形。まだ高水準ではあるのですが、今のところは落ち着いていると言えます。

NYダウとS&Pはチャート的にはまだ「アイランドリバーサル」の窓を埋めきっていません。この辺りはもう少し株高の材料として有効のようにも思われます。

ところでアメリカでも個人投資家の投資熱の盛り上がりが指摘されています。アメリカではロビンフッドという売買手数料無料のアプリがあって、働かずとも巨額の給付金をゲットしてコロナ太りした個人投資家の投機マネーが、昨年まで主役だった自社株買いに替わって相場を下支えしているという見方があります。

その存在感が注目されたのは、レンタカー大手ハーツの破綻で、40セントの株価が15倍の6ドルを超えてきたマネーゲーム。株価急騰を受けたハーツもその気になって、破綻したくせに異例の新株発行を実行しようとしたものの、当局に止められてしまったという経緯があります。日本でも破綻企業の株価で盛り上がるというパターンはありますが、どの国でも同じですね(今回のレナウンはほとんど盛り上がる場面がありませんでしたが)。

為替に関しては6/16時点の短期筋のユーロ買いポジションが11.7万枚と急上昇。これは18年5月のGW直後以来の高水準となっています。先週同様に今すぐどうこうと言うわけでは無いものの、将来的なユーロ売り・ドル買い圧力が残っている形です。
https://www.dai-ichi.co.jp/market/cftc.asp?cd=5173

WTI原油限月交替のタイミングでもあり上昇し、40ドル台を回復。個人的にはこんなに早く40ドルを回復してくるとは思っていませんでしたが、感染拡大の報道を受けても原油の方に影響が小さいのは、やはり既に株式市場には織り込み済みの話であり、感染拡大を嫌気して下がった・・・という解説の方が間違いなのでしょうね。

イカーヒューズの稼働リグ数は引き続き低下の189基。多少原油価格が戻ってきても、シェール掘削業者に対する銀行などの融資姿勢が厳しいのでしょう。
https://jp.investing.com/economic-calendar/baker-hughes-u.s.-rig-count-1652

今週のスケジュールとしては、本日アメリカでは製造業PMIの発表。ISMよりも軽視されがちですが、注目している人達も多い指標です。前月39.8→45.9への改善が見込まれています。

24日(水)はIPOの再スタート。まず3社の上場が予定されています。ドイツでIfo企業景況感指数の発表があります。企業のトップに聞いた景況感ですが、こちらも前月79.5→84.8への改善が見込まれています。アメリカでは原油週間在庫統計の発表があります。ここまで2週連続で過去最高を更新してきたことで、ここでまたロックダウン懸念が強まると途端に原油急落という可能性もありますから注意が必要です。


新興市場は「やや買い」に。本日は高安マチマチ。上述のように明日からIPOが始まるということで、短期資金が早々に明日に控える形でバイオ株などが売られる動きに。マザーズは6営業日ぶりの反落となりました。ただ明日になったらまた資金循環が続く形で買いが入ってくると思いますから、まだ強気で見て良いと思っています。


ポートフォリオ銘柄】
日本KFCHD(9873)は続伸。ほぼ横ばいながらも足取りのしっかりした動きが続いています。先週の土曜に個人的に最寄りのケンタッキーに行ってみたのですが、店内もドライブスルーもすごい行列で30分待ちの長蛇の列。これは今月の月次も十分期待できそうです。


ホクト(1379)は反落。本日発表の5月全国スーパー売上高によると、農産品が17.5%増と活況な模様。新型コロナウィルスによる内食需要の増加が支援材料になっているようです。自粛緩和が進んでいますが、前年に比べた内食傾向はまだまだ続くと見られます。キノコによる免疫力獲得の流れにも期待。
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL23HJZ_T20C20A6000000/


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。