防衛大学校入校話の続きです
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20201119.html
本来腕立て伏せを下級生に要求したら、上級生も一緒にやらないといけません。しかし今回は消灯後に行われた完全にイリーガルなシバきで第三者に見られるわけでもなく、上級生はカス。となると一緒にやるはずもありませんただ人が腕立て伏せをやっている間に蹴ってきたりしないだけ、カス中のカスではなかったことは幸いです
いよいよ私の筋力は限界に達し、腕立ての姿勢を保つことすら叶わなくなってきました元々汗かきな体質もありましたが、腕立てによる発汗と緊張による発汗、それらが混じり合って滴り落ちて、床に汗の池を作りました。
すると汗で手のひらが滑って身体が支えきれず、床に身体をビターンと打ち付けてしまうのです腕立てでこんな事になるなんて、私も初めての体験再度腕立ての姿勢をとろうとしても、腕を曲げた途端に手のひらの摩擦が無くなり、再度ビターンと打ち付けられます「おい、ちゃんと姿勢をとれ」と言われ「はい」と応じますが、どうしても滑るのです
「お前演技しているだろう。演技が上手いな」
と皮肉るのはカスらしい発言。演技でそのようなことができる程、私は器用では無いのですが、本当はちょっと場所をズラして汗の溜まりから外れれば、別に滑ることはないはずです。そうしようとしなかったのは私の意地もありました
そういったやりとりを経て、最終的に解放されたのが午前1時半。丸々二時間半拘束されていました。I君のように翌朝にならなかったのが不幸中の幸い対番のBさんと同部屋のC君は心配して「大丈夫か?」と起きて待っていてくれましたが、同部屋のD君は元々ドライなのでさっさと寝てました
あの後○○さんが私の汗でベチョベチョになっている部屋を見て「うわ~」とでも思っていてくれれば、私としてはささやかな嫌がらせの反撃が出来て満足です
翌朝、目覚めて着替えた際に気付いたのですが、両膝、両肘に見事な青あざが何度も何度も床に打ち付けたことで出来たものでした。演技でここまで自分の身体を痛めつけるかっつーの(つづく)