KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

アメリカ10年債入札通過

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日経平均は本日続伸。前日のNYは注目の10年債入札が程々だったことを受けて長期金利が安定。ダウは最高値更新となりました。一方、前日急反発したGAFAM系は利食い売りに押されNASDAQは小幅安。半導体株指数であるSOX指数も2%弱の下落に。VIX指数は22.6ポイントに低下。原油在庫は積み上がったものの、ガソリン在庫は減少したことでWTI原油先物は64ドル台で安定的。

それらを受けた日経平均先物は朝方からしっかりの展開に。中国株も強いスタートとなったことから前引けにかけてジワジワと買われ、29200円回復。後場は更にしっかりのスタートとなっています。売買代金は前引け段階で1.3兆円台とここ最近では低調。


投資判断は「中立」に。とりあえず懸念の10年債入札を無難に通過したので、投資判断は一段階引き上げておきました。一方、追加経済対策が可決された裏側ではアメリカの財政懸念もあって、長期金利は高止まりしています。結果、ドル高がジワジワと進んでいる流れ。流れが変わるまで、ドル高=リスク回避志向と受け取られ、株式市場の重石要因になりそうです。

ただ大きな影響を受けるのは、やはりこれまで極端に買われ過ぎていたグロース系や日経平均5銘柄(ファーストリテイリングソフトバンクG(9984)、東京エレクトロン(8035)、ファナック(6954)、ダイキン(6367))に代表されるようなところ。

これらが下がるというのは、非常に理解しやすく「わかりやすい相場」とも言えます。それはつまり極端に上がってきたNT倍率の修正です。

中でも特にファーストリテイリングが弱い弱い。時価総額10兆円の攻防が続いてきましたが、ここ最近は連日大幅下落。チャート的にも3/2に高値で「包み陰線」を示現して天井形成してしまったこともあり、出来高を伴って売りが続いています。GAFAM売り同様に、これまで牽引してきた日経5銘柄が売られる流れが続きそうで、これが日経平均のガンになりそうです。

他にもキーエンス(6861)や日本電産(6594)、任天堂(7974)などここ数年で時価総額上位に食い込んできた株価1万円超の京都系銘柄が軒並み売られていることから、日経225や先週今年の安値を付けた日経500種平均というところはまだ下げ止まりの兆しが見えていません。

一方、ドル建ての日経平均は一時1/29の水準に接近。NASDAQが今年の安値を割っているのを見ると、ソフトバンクGや半導体株の寄与度の大きい日経平均も本来であれば今年の安値を付けてきてもおかしくないのかも知れません。それをグングン進む円安が救っているという流れと説明できるような感じです。
https://nikkei225jp.com/data/dollar.php

3/4に日経平均が2月末の安値を先に下回ると、TOPIXも遅れて3/5に2月末安値を下回ってきたように、経験則上先んじて節目を超えてきた指標があれば、他の指標も遅れて追随するものです。

今週のスケジュールとして11日(木)は東日本大震災から10年の節目となります。先日もニュージーランド沖でマグニチュードの大きな地震が頻発し、我々日本人にとっては否が応でも意識せざるを得ません。一般的に過去に大暴落や悪いイベントがあった日は、翌年以降アク抜けで強い日になるアノマリーがあり、今年もここまでのところそれに倣ったような感じになっています。

ちなみに昨年はWHOがようやくパンデミックを宣言した日になり、3.11の意味が世界的には違いました。

欧州ではECB理事会。先の報道では各国総裁の間で意見が分かれており、少なくとも一段と緩和に向かう方向は見込み辛そうです。ここの対応如何ではユーロ売りドル高に反応→有事のドル高を意識した株安に繋がる可能性はあります。そしてアメリカでは30年債入札。これも長期金利の動向に影響してくる恐れがあります。

12日(金)はメジャーSQ。直近の状況ではコールとプットの建玉が一番重なっているのが29000円水準なので、基本的に水曜くらいまでは29000円に接近するような動きになりがちなのではないかと思います。逆に言えば2月SQ値29718円を上回って上昇トレンド継続・・・という形は望み辛いと思います。

日経平均のチャート的には、昨年10月末や今年1月末は大きめの陰線で下がりましたが、翌月にその水準を下回ることはありませんでした。ところが今回は下回ってきましたから、トレンドは明らかに変わってきています。

最近はアメリカよりも先に日本株が先行して動いている感じがします。まあ日本株が時間外のダウ先物NASDAQ先物に沿っているので完全に主従が逆転したわけではないのですが。マザーズ指数はNASDAQとの連動性が強く、一時昨年末安値をわずかに下回り約半年ぶりの安値を付けました。その後戻して200日線を維持していますが、ここもやはりNASDAQ同様戻りが鈍い印象です。

こういった諸々の動きが典型的な「高値波乱」を演出しているように思います。VIX指数や日経VIが一段と高まっていかないのが不思議なくらいですが、リスクヘッジからの買い控えを生じさせ、売り方の買い戻しくらいしか買い要因が見当たらない状況になっていきます。

先週末時点の信用倍率は前週3.84倍→3.68倍に低下。空売りが増えたことで低下しました。先週は日経平均こそ下がりましたがTOPIXが上がったので、戻り待ちの売りが出るのは自然な形ですね。そして注目の日経ダブルインバース(1357)は一気に減り差し引き7,806万口まで低下。まあ毎度の高水準ではあるのですが、今の市場の方向性を端的に表しています。

その日経ダブルインバースのチャート形状を見ても、一度75日線に向けて大きめの陽線を付けないと収まらないような感じになっています。


新興市場は「やや売り」。本日は高安マチマチ。引き続きNASDAQに連動しやすいマザーズ指数が安く、まだ時価総額の大きな銘柄にハイテク株の比率が低い日経JASDAQ平均の方はプラスをキープしています。こちらもマザーズ指数÷JASDAQ指数のような指標があれば、低下していく方向性にあるのでしょうね。


ポートフォリオ銘柄】

MTG(7806)は続落。ヒット商品「Foot Fit」が50万台突破ということで、正直まだこの程度かと思う反面、逆にまだ売れ余地があるとも思います。テクニカル的には何とか75日線が下落する日柄は通過し、チャート的には谷を越えました。あとは明日予定されているヤーマン(6630)の決算がどうなるか。


日本KFCHD(9873)は反落。3000円を超えてきてから上値が重くなってきた印象です。本日はライバルのモスフード(8153)が4月から値上げということでしっかりの展開になっています。昨今の小売の月次を見ると、客数が減少も単価が上昇している傾向が目立っており、消費者も足元の値上げムードを渋々受け入れている印象です。小売株にとってはプラスなのでしょう。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。