KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

反発も戻りは鈍く

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日経平均は本日反発。前日のNYは高安まちまち。ADP雇用統計が予想を大きく下回った一方で、ISM非製造業景況感指数過去最高となるなど指標もマチマチ。半導体指数のSOX指数はプラスでしたが、中小型株指数のラッセル2000は1%超の下落に。長期金利は一時1.2%回復。WTI原油先物は一時68ドル割れ。VIX指数は18.0ポイントと微減。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。3日の高値を上回る場面まで買われましたが、その後はまた中国市場を警戒する形で上値が重く。その中国株が軟調スタートから切り返しの動きを見せるも、日本株の方は値を消しました。

後場は幾分買い戻されるも、前場高値を上回れず高値圏横ばい。売買代金は14時15分時点で1.6兆円とここ最近の中では膨らんだ形。


投資判断は「やや買い」。アメリカ株は最高値更新波動ですが、理由の一つが実質金利が過去最低という話。インフレ率が高いのは株式市場にとってはプラスですし(企業にとっては値上げしやすい環境になる)、長期金利が低いのも企業の資金調達にとってはプラスの環境。つまりアメリカ株は好業績期待感を背景に真っ当に買われている、バブルではないという評価になります。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO74234030X20C21A7ENG000/

一方、長期金利が下がっているということは、アメリカの景気の先行きに対する懸念があるという指摘もあります。ただウォールストリートジャーナルの記事を観ると、純粋に先進10カ国の債券で現在プラスの利回りが出ているものの7割はアメリカの債券なので、自然とアメリカの債券が買われるからという理屈です。実際、ドルインデックスも比較的しっかりした値持ちですから、必ずしも景気の先行きを不安視しているわけではありません。
https://jp.wsj.com/articles/investors-are-buying-american-11627284560

そのアメリカ株になかなかご相伴できないのが日本ですが、まあ中国株があれだけ下がっている割には強いという方を評価すべきかも知れません。

今までは大体中国株安→ヨーロッパ株安と繋がっていましたが、今回の中国株の下落はNYに上場しているハイテクや、特に新規制による不動産、教育関連株など局地的な売りが主体なので、製造業などの輸出に影響し辛い点は少しマシなのかも知れません。実際、海運株などはしっかり。

ただ今回の教育規制に関しては急に出てきた感じがあります。教育費負担軽減による少子化対策で、小中学生向け既存学習塾の全ての機関を非営利団体にしなければいけないとのこと。この辺りソフトバンクG(9984)のビジョンファンドなども投資している模様で、それが本日のソフトバンクGの下落に繋がったのかも知れません。愛国教育のために西側諸国の投資をさせないためということもあるとかないとか。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-07-25/QWS70WT0AFB601

そういった中国リスクが台頭して、15年8月から6年ぶりとなるチャイナショックの夏を意識する人が出てくるかも知れません。ただ当時は3ヶ月で上海総合指数が半値になり、香港ハンセン指数も20%超の下落となりました。当時に比べると下落率もスピードもマイルドで、そこまで気を回す必要は無いようにも思います。

人民元安などが深刻化してくるようだとまた別の方向から売り方が攻めてくるかも知れませんが、まだそういった深刻さはありません。

勿論、中国株が急落するとファンドなんかはポートフォリオが傷みます。しかし例えばキャシー・ウッド氏の運営するETFは、中国株の比率を8%→ほぼ0に既に減らしてしまったということで、やはりこういう人達は鼻が利いて逃げ足も早いです。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-07-26/QWV4LPT1UM0W01

アメリカ政府はトランプ政権時から「中国株は保有するな」という警告を発していました。なのでアルケゴスのような一匹狼的なファンドは別ですが、年金系などの大きいところはそもそもポジションが小さいはずです。それが今回幸いしていると言えます。ただ金融は色々なところでリンクしているものですから、思いがけないところから火の手が上がる可能性は勿論気にしておく必要はあります。

気になる日経レバレッジETF(1570)の信用買い残は差し引き960万口の買い長と少しずつ積み上がっており、それが余計に28000円という節目に蓋をする存在になっているのでしょう。例えば昨年12月も27000円という節目が上値を一ヶ月間押さえましたし、コロナ前の19年12月~20年2月までは24000円が節となりました。薄商いの環境下では余計にリンク債絡みのオプションなども見事な抵抗力を演出します。突破に時間がかかるのかも知れません。


新興市場は「やや買い」。本日は両指数共に堅調。東証1部で決算を控える小型株が弱い動きに合わせて、新興市場の方も弱く。特に松井証券の提示するマザーズの信用評価損率は昨日時点で△25.9%と日に日に大きくなっている形で、過去半年で最悪に。値動きの良い海運株に資金を奪われているという見方もあります。決算通過まで我慢が続きます。


ポートフォリオ銘柄】

ブロードメディア(4347)は小動き。ただ決算後売られる動きが続いています。東証1部でも「高進捗でも通期見通しを変更しない銘柄、増配しない銘柄は売られる」というパターンに沿って同社も売られています。ただ通信制高校事業なんて安定的な収益を確保できますから、復配は待った無しだとは思いますが。株式併合待ちですかね。


BlueMeme(4069)は続落。無慈悲に2000円を割り込んで上場来安値更新となっています。5日線すら超えられない日々が一ヶ月近く続く弱さ。同社だけで何とかできる感じではなく、直近IPOがまとめて買われるうような感じにならないと反発しなさそうですね。しかし上場から1ヶ月ちょっとで公開価格からの下落率が30%を超えてきた事態を、幹事証券はどう考えているのやら・・・。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。