KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

VIX指数は20ポイント割れ

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日経平均は本日反落。前日のNYはファイザーとビオンテックのワクチンがブースター接種でオミクロン株にも有効と伝わり3指数揃って堅調。クリスマス休暇中の薄商いの中で再度高値圏に戻して来ました。半導体株指数のSOX指数は小反落。VIX指数は19.9ポイントに低下。10年債入札が低調だったことで長期金利は1.53%に上昇。WTI原油先物は再度73ドルを付ける場面がありました。


それらを受けた日経平均は前日終値を挟んだ小動きに。昨日まで急伸した反動と外部環境の好転を交換した買いが交錯しました。中国株がしっかりしたスタートになりましたが、為替が円高方向に振れ、日本株は次第に戻り待ち売りに押される流れに。首都圏オフィス空室率が21ヶ月ぶりに低下と伝わりましたが、昨日急落した不動産株の反発材料にもならず。

後場は前日後場安値を下回る場面がありましたが、最近は引けにかけて強いために下値での買いも入ることで大きな崩れは無く。売買代金は13時45分時点で1.4兆円程度とここ最近では低め。


投資判断は「やや売り」。先月末のパウエル議長のタカ派豹変は降って湧いたネガティブ材料。あれだけ「一時的」を強調していたインフレが「やっぱり一時的じゃなかった、テヘっ」で許してもらえるわけもなく。元々金融商品の取引で資質に疑念が生じていたところに、再任された途端に自分都合で意見が変わるのか、と世界中の投資家が同時に失望したことでしょう。

パウエル議長の裏切り、信認失墜が痛いです。発言前の草稿でも特にそのような雰囲気が無かったので、完全に虚を突かれたような形。なので13年のバーナンキショックの再来かとも思いましたが、その割にはアメリカ市場はしっかりしています。ともあれ12/15のFOMCが急速に注目度が高まる形になってきました。

元々来年の半ばにテーパリングが終わるスケジュールでしたが、それが前倒しになるのであれば、半年先読む株式市場の上昇終了もその分早まります。先月下旬からジワジワとVIX指数が上がっていたのは、パウエル議長再任による変節を市場が見越していたものではないかと今になっては思います。

まだボラティリティが大きいので短期では上下がありますし、日本株はさすがにここまで急落してきたので、下値はアメリカよりは限定的だと思います。ただその分、真綿で首を絞められるような、ジリジリとした下げがFOMCまで続くと思います。

巨額インフラ投資法案も決まってしまい、金融緩和もできないのであれば、株価を本質的に反転させる材料がしばらくありません。ここからFOMCまでまだ1週間もありますが、その間株式市場の催促相場が続くと思われます。

日本は日本でやはり買い材料がありません。岸田首相の政策が決して株高に寄与するものではありません。個人的には民主党政権に逆戻りしてしまったような、薄ら寒さを感じます。この辺りが日本株独自の弱さに繋がっているであろうことは疑いようもありません。まあ「人の話を聞く」ことを信条とする首相ですから、どこかで良い方向に変節してくれるとは信じてはいるのですが。

結局中間配当の再投資買いは不発に終わった(それ以上に売りが出た)感じで、それを当て込んでいた投げも出たかも知れません。

日米共に小型株がとにかく弱く、株式市場が根腐れしているようなイメージです。これら(直近安値更新銘柄)は年末の損出し売りが続くので、まだ終わるイメージがありません。

一方、FOMCというイベントを無事通過できれば、また掉尾の一振期待感もあって年末まで結構な戻りにはなると思います。ただし、来年はそのまま弱い相場に入っていくのではないかという見立てです。

市場の話題としては最近TOBが増えていること。商船三井(9104)によるダイビル(8806)、宇徳(9358)の完全子会社化がありましたが、日本精線(5659)も親会社の大同特殊鋼(5471)によるTOBがあって、これらが値上がり1位~3位に。最近はアクティビストが増配などを要求してくることもあり、グループ会社はさっさと取り込んでしまおうという動きが強まっています。プライム市場移行というところもきっかけの一つに。

やはり金余りの世の中であること、また割安になればそういった動きが出て来やすいことを考えると、こういう相場混乱期にバリュー面で妙味のある銘柄をしっかり安いところで仕込むということは大切に思われます。勿論、TOBはタイミングの問題ではあるのですが、そういう株は相対的に下がりにくいはずです。


新興市場は「やや売り」。本日は両指数共に軟調マザーズ指数が弱い理由はたくさんあります。まず一番大きいのは小型株が弱いこと。日米共に小型株がとにかく弱く、直近安値更新銘柄が多いです。そのため個人投資家中心に年末にかけて損出し売りを出さないといけない→需給悪化という流れになりやすいです。ただこれに関しては後半(あるいは年末近くまでかかるかも知れませんが)解消されてくるとは思います。

また、グローバルウェイ(3936)が第二のライブドアと言われているように、第二のライブドアショックを演出しそうな感じになってきているのも嫌な感じです。買っている投資家はある程度こういうリスクもわかった上で入っていたはずですけれど、市場の雰囲気を悪くしているのは事実です。

そして何よりきついのは、やはりIPOの多さです。12月IPOが実に33社と単月では30年ぶりの水準となったことから、応募のための資金吸収が既存上場株を冷やします。また、「TOBの銘柄が増えた」とも書きましたが、公平を期して言えば「増資を行う銘柄も増えた」とも言えます。ウェルスナビ(7342)やChatwork(4448)といったところが該当します。


ポートフォリオ銘柄】

BlueMeme(4069)は反発。琉球物流と物流のDXで協業と伝わり買われました。ただこちらは上述のようにマザーズの需給が厳しそうなこと、また6/29の上場から半年期日が近づいてくる中で、とりあえず年内は信用買いの返済売りが出やすいという日柄もあり、上値は重いように思われます。


さて、今回は一銘柄売りポートフォリオに入れたい銘柄があります。それはシマノ(7309)です。

withコロナ関連株として大きく買われた経緯がありますが、既に世の中的にはAfterコロナ関連株物色に軸足が移りつつあります。また、何よりユーロ圏での売上が大きい銘柄として有名ですが、足元でドイツのメルケル首相退任によるEUの結束力低下やウクライナ問題、トルコリラの急落などでユーロ安が続いています。12月に入ってからは底打ち感もありますが、まだ下値余地もあります。

正直、33000円くらいまで上昇しそうな感じもあるのでもう少し引っ張っても良いような感じはしますが、ブログでは機動的に動けないので。目標株価は29000円に。本日引けでの売りポートフォリオ入れとします。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。