KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

NASDAQは今年最大の急反発!

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日経平均は金曜反発。前日のNYは朝方高かったものの売りに押されて3指数揃って軟調。引き続きFOMCの結果を受けて不安定な相場を映しました。特に半導体関連株が大きく売られた他、中小型株指数のラッセル2000も2.3%の下落。ただVIX指数は30.5ポイントに低下。引け後に好決算を発表したAppleは時間外で買われる展開に。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。前日先んじて急落した分の反動や、為替が115円半ばまで円安に進んだことも支援材料になりました。26600円を回復したところではマザーズ指数もまた年初来安値更新となり、値を消す展開に。ただ26300円割れからは踏ん張って、その後は戻り高値を取りに行く展開になりました。

後場は100円幅で小動きに終始。引けに200社近い決算を控えることや、引き続きボラティリティ大きいアメリカ市場を警戒する形。結局前引け水準で引けました。売買代金は3.3兆円台でしたが、引けでTOPIXリバランスがあった分を差し引くと程々でした。


投資判断は「やや買い」。金曜のNYは朝方軟調なスタートだったものの、Appleの好決算などからここまで売り込まれたNASDAQ中心に反発に転じ3指数揃って堅調。特にNASDAQは今年一番の大幅高になりました。一時89ドル手前まで上昇したWTI原油先物は87ドル前半まで低下。それらを受けた日経平均先物は26670円となっており、週明けの日本株は小安いスタートが見込まれます。

JPモルガンのダイモンCEOなんかはFOMC前から「年7回の利上げもあり得る」と発言していたので、ここまで織り込んでいると思いましたが、FOMC後はきつい下げになりました。もっとも、利上げ回数の予想が少なくなったらなったで、中国のように景気鈍化懸念を意識され売られる可能性もあったわけですけれど。

00年のITバブル崩壊に比べ、今回は当時に比べて業績が伴っているので、NASDAQが当時程下がるとは思いません。NASDAQに関しては完全に当てずっぽうですが、コロナ前の1万ポイントくらいまで下がるとすると、ここからの下落率は3割弱。勿論まだまだ下げ余地が大きいとは思うのですが、日経平均はその半分くらいとして15%の下落→23400円ということで、大体年内下値目標24000円辺りがイメージされると思います。

一週間前にも金融所得課税の話で日本株の足を引っ張った岸田首相ですが、こういう日本経済の足を引っ張る反市場主義者がトップに居座っても2万円も株価が維持できる・・・と考えると、それだけ日本の企業が頑張っているという証左なのかも知れません。やれやれですけれど。

欧米ではウクライナ問題も懸念されていますが、冷淡な言い方をすれば、ロシアがウクライナに侵攻したところで世界経済面で大きな打撃があるというわけではありません。

ただ結局アメリカがロシアに対して制裁を強めざるを得ず(バイデン大統領が「侵攻が小規模ならそこまで制裁しない」という言い方をして保険をかけていますが)、米ロの緊張拡大が世界にとってのリスクというわけです。特に中間選挙を控えるアメリカが、弱気な姿勢を見せないだろうという見方が強いです。

なお同じく中間選挙の年の冬だった14年2月20日にもウクライナに侵攻し、クリミア半島を奪いました。当時も大発会の16164円を高値に→事前に警戒されていた2/5には13995円まで下落。下落率は13.4%となりました。今年に当てはめると25445円ということになるので、確かにまだ下げ余地があると言えるかも知れません。ただNYダウは当時たったの6.7%しか下落しておらず、しかも2/5以降はむしろ上昇しています。当のロシアも12.3%の下落とむしろ日本よりマシ。

本当にウクライナ侵攻が嫌気されたと言えるより、個別企業の決算の影響度の方が大きかったように思われます。ですから、この悪材料自体は短期的な攪乱要因に過ぎず、また個別企業の決算が過ぎたらウクライナの話は株式市場からは忘れ去れてしまう刹那的なイメージを持っています。

確かにヨーロッパにしてみれば、ロシアからの天然ガスを得られなくなるという死活問題でもあるのですが、例えば原油価格は当時むしろ今より高く、WTI原油は100ドルの位置にありました。

IMFの22年世界経済見通しが出ましたが、全体では3ヶ月前比で4.9%→4.4%に下方修正。特にアメリカと中国の二大大国の下方修正が目立ちアメリカが5.2%→4.0%に、中国が5.6%→4.8%となっています。アメリカは巨額財政政策法案が見込め無いということでの見直し、中国はコロナ対策の厳格化による成長鈍化ということです。

他方、日本は実は3.2%→3.3%と上方修正されており、大国で上方修正されたのはインドと日本くらい。翌23年に至っては0.4%も上方修正されていて、コロナ回復から外需が牽引して成長するという見通しです。まあ来年の話は不透明感が強いのですが。

ともあれ、やはり日本株はこれまでの夜間高→日中安から夜間安→日中高に逆転してきたような感じになっています。残念ながら5日線すら超えられないので上がるわけではないのですが、引き締め方向とはいえまだ各国中央銀行からお金は供給され続けているのは事実であり、下がらなくなってきた中で戦い方を変えていかないといけません。

少しずつ始まった決算では富士通ゼネラル(6755)が銅価格の上昇などコストアップをモロに受けた形。売上が増えたのに3Qだけでは営業利益がほぼ0。当然のように下方修正しましたが、それでもハードルが高い印象です。本当に残り2ヶ月で挽回できるのでしょうか・・・。それ以外にも製造系は基本的にどこも2Qより3Qの方が利益がダウンしており、この辺りを市場がどう評価してくるのか。

他方、東証全体では先週末時点の信用倍率は前週5.0倍→5.3倍に悪化。ただ売り残、買い残共に減少していて、それ程需給が悪くなったわけでもありません。

先週末の裁定残高は買い残3,547億円に対して売り残54億円で差し引き3,493億円の買い長。前週に比べて543億円減りました。その分需給は軽くなっているという形です。


新興市場も「やや買い」。金曜は両指数共に堅調。ただ月間でのマザーズ指数の下落率は△26.0%となり、現時点では過去最悪。まあ月間だけ切り抜いても仕方無いのですが、その勢いは推して知るべし。

原因の最たるものはアメリカのハイテク株安、高PBR銘柄売りですが、12月にIPOが出過ぎて需給が崩れたこと、またグレイステクノロジー(6541)やEdulab(4427)といったマザーズ卒業組の先輩が実は粉飾だったという辺りが新興市場の信頼度を毀損した面も強いでしょう。特にこれらは外国人投資家もまあまあ持っていた銘柄なので。


ポートフォリオ銘柄】

アニコムHD(8715)は反発。地合の反発にも支えられ、何とか下値切り上げモードになっています。木曜寄値を上回って終えられたのは良かったところ。何とか売り玉が枯れたと願いたいですが。


ブロードメディア(4347)も反発。そして引け後には決算を発表。順調な3Q決算を出して、通期見通しを上方修正。通信制高校の好調は想定内ですが、スタジオ・コンテンツ事業と技術事業が伸びたところは嬉しい誤算でした。復配が無かったのは残念ですが、来期の更なる増益が見えてきたら出てくるのでしょうね。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。