KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

ドル円が118円半ばまで急伸!

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日経平均は本日続伸。前日のNYはFOMCを前に10年債金利が2.14%超となったことでNASDAQが2%超の下落に。中国のロックダウンでAppleが売られたことも重石になりました。半導体株指数のSOX指数も3%超の下落に。VIX指数は32.0ポイントに上昇。WTI原油先物は一時100ドル割れの場面もありましたが102ドルで戻ってきました。ドル円は16年以来の118円を突破。

それらを受けた日経平均は朝方こそ売りが先行。ただ寄り底の形になり、次第に下値を切り上げる展開でプラ転。先物の値動きが荒いものの、引き続き円安トレンドが継続していること、WTI原油先物が100ドルを再度割り込んできたこと、またハイテク株に売りが続くなどで弱い中国市場が大幅安で始まったもののアク抜けで、値持ちもしっかりしています。

売買代金は10時半時点で1兆円ちょっととここ最近では低調。


投資判断は「やや買い」。一応「TOPIXの安値更新は時間の問題」「VIXが上昇基調」「SKEW指数もそんなに高く無い」としてきた通り、ここまでの下げは十分想定線。ただ現段階でここまで強かった鉱業、非鉄金属株の銘柄コード5000番台銘柄の弱さから、(持続力がどれだけあるかは不明ながらも)とりあえず巻き戻しターンになっている感じです。

先般より明言してきたように個人的には年前半に日経平均24000円割れすらあり得ると思ってはいるものの、大底は当て辛いので長期保有を考えるならばそろそろ少しずつ買っていって良いタイミングではあると思っています。買うつもりの銘柄を例えば今週25%、来週25%、日経平均25000円割れの水準で25%、24000円割れで25%・・・というようにタイミングと水準で分散投資していくのがベターかなと思います。

先週はオイルショックとも言える急落となりましたが、雇用統計の流れも受けているという点は忘れないようにしておきたいところです。原油高は繰り返しになりますが買い仕掛けの要因が強いと言え、150ドル、いやいや200ドル!・・・といった声も出ていますが、消費者の限界もあるわけですから、そのような水準で高止まりし続けることはあり得ないでしょう。

そもそも、20年にはマイナス価格を付けた商品です。価格が実勢を表しているとは到底言えないものなので、あくまで原油市場で儲けたい人が付けた価格だと割り切る必要はあります(もっとも、WTIより10ドル程高い水準で推移する北海ブレンドも今回140ドル近くまで上昇したため、WTI原油先物の需給だけの問題とも言い切れない部分は残る)。

WTIが時間外の薄商いで130ドルもの高値を付けてしまい、いわゆる「高値覚え」の状態になって上値に節が出来てしまったので、上がり辛くなっている模様です。

そもそもわざわざ禁輸しなくても、ルーブルが3月になって価値が2/3になったのですから、ロシアの原油を買っても支払う代金は安く済むわけで、むしろ「安くロシアの資源を買い叩いて、西側が潤う」形の制裁にしても良いようにも思うのですが・・・建前が色々邪魔するのでしょうね。

そうでなくとも、中国や他の国がロシア産原油を買えば良いだけの話でもあります。そうすればその分中東産の原油が余り、それをヨーロッパや日本が買えば良いだけの話。ですから原油価格がここまで急騰するのは理屈には合いません。

限月交代のある18日くらいになれば、翌限月のものは4ドル程下の水準で推移していますから、だいぶ落ち着くと思います。個人的には本日の異常値が天井になるのではないかと思っているのですが、こちらは市場規模が小さいのでまだ油断はできませんね。

実際、WTI原油先物の来年1月ものの水準は84ドルとなっていて、期近ものと16ドルも差があります(まあ12月限月流動性が少ないのですが)。

ちなみに同じく市場規模の小さい小麦先物ストップ高連発となりましたが、一時的に食べられなくても食べる物は他にもあるわけで、多少落ち着いてきています。実態を表していなければ価格転嫁もできず、単に業者が迷惑するだけの話。

そんな適当な原油市況であったにせよ、資源の持たない我が国の株価は大きな打撃を受けます。やはり原油買い、NYダウ先物売りをセットにした日本株売り仕掛けで下げてきた面は強いでしょう。そういった売買に屈しやすいのは今に始まったことではないのですが、このブログでは元々「24000円まで見ておく必要がある」と散々繰り返してきたので、一応信じていただいているのであれば然もありなんという下落ではありました。

日経平均はチャート的には20年の11月に急伸した価格帯出来高の薄いゾーンをみるみる下っていく流れに。岸田首相が決定してから5000円以上も日経平均が下がってしまったのですが、未だにマーケットフレンドリーさを出すこともなく。自社株買い規制の話も出したことで、本来であればこれくらい株価が下がってきたら自社買いを発表する企業も多いものですが、ほとんど現れませんね。我々の首相は売り方の味方です。

まあ岸田首相一人の力で日本の時価総額100兆円喪失させるだけの力があるとは、さすがに過大評価なわけですが、一つなるほどと思ったのは先日の日経にも出ていた「日本証券業協会仕組み債のコスト開示へ」という記事。20年度の販売額は4.3兆円だったということですが、確かに最近マネックス証券などのトップページを見ると、しょっちゅう仕組み債のバナーが出ています。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB02EK90S2A300C2000000/

これらのノックインが、本日の下げを加速させている一因なのかも知れません。仕組み債の「仕組み」に関する説明は以下の一例に任せますが、株価下落で株式などに強制転換させられた人々の投げが、市場の崩壊に繋がっている面は確かにあるとは思います。
https://www.yutaka-sec.co.jp/product/eb/


新興市場も「やや買い」。本日は高安マチマチ。JASDAQ市場に関しては、一部銘柄が来月の市場再編後に新マザーズ指数への組み入れが期待されるということで買われる動きになっています。一方、メルカリ(4385)がプライム市場に行けばその分大きな空きが出ることで、その他の銘柄ももっと買われても良いような気がしますが、とりあえずNASDAQ安の影響を受けて弱くなっています。


ポートフォリオ銘柄】

アニコムHD(8715)は反発。昨日600円に接近して年初来安値更新となりましたが、本日はとりあえず落ち着きを取り戻しています。金利上昇局面であることから保険株が買われていますが、あまり恩恵なく。引き続きタイヨウの損切り売りが止まないと、なかなか需給が落ち着かないのかも知れません。


昨日寄り付きより買いポートフォリオ入れとなったトヨタ(7203)は続伸。中国のロックダウンで長春工場の一時停止が伝わりましたが、ドル円が118円を超えてきたことの恩恵を受ける銘柄として資金を集めました。まあ日本の円安はトヨタなどの自動車メーカーにあるようなものですからね。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。