KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

FOMC通過で買い戻し相場に!

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日経平均は本日大幅続伸。前日のNYは注目のFOMCで0.25%の利上げ開始、今後の利上げ見通しタカ派を受けて一旦マイナス圏に沈んだものの、引けにかけて買い戻されて3指数揃って堅調。長期金利は一時2.24%近くまで上昇したものの、GAFAM系中心に買い戻しが入りNASDAQが3%超の急伸。Golden Dragon Chinaの大暴騰も牽引しました。イールドスプレッドは0.24%に縮小。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。ドル円が一時119円を付けたこともあり、ここまで買われた資源株以外全方位的に買われる展開になりました。中国関連のファーストリテイリング(9983)やソフトバンクG(9984)が大幅高になって牽引。ただ26700円を回復しさすがに買いが一巡すると、次第に上値が重く。

香港株も大幅高で寄りついた後に上値が重くなり、ドル円も119円を割ってくると26400円を割り込むところまで押しました。売買代金は11時15分時点で1.7兆円台と活況。


投資判断は「やや買い」。アメリカの金融政策で現状一番気になるのがアメリカの2年債利回りと10年債利回りの差であるイールドスプレッドの縮小具合です。足元では0.24%となっていて、最近はこの範囲での推移になっています。10年債金利自体は2%から上がり辛くなっているものの、2年債利回りは着実に上昇してその差が徐々に縮んでいます。

まあ気になる・・・と言っても、まだそれが景気後退のサインとして逆イールドがハッキリ出たわけではありません。いずれ逆イールドになると思っていますが、それをどれだけ先延ばしに出来るか。その辺りがポイントになっているので、今すぐ大暴落に繋がるとかそういったレベルの話ではありません。

FOMCの裏で新たに浮上してきた不安材料は対中政策です。ここにきて先週また中国企業に対する締め付け強化が表面化。アメリカ証券取引委員会(SEC)が、外国企業説明責任法に基づき、3年の期限付きで強制上場廃止となる中国企業として5社を暫定的に公表。対ロシアでアメリカは手一杯で、イランやベネズエラのように中国とも一時休戦状態になるのではないか・・・とも思ったのですが、甘い期待は打ち砕かれました。

特にその5社にアリババ株は別に上場廃止を宣告されたわけではないのですが、連想で連日の大幅安に。NASDAQの中国関連IT企業で構成される「ゴールデンドラゴンチャイナ」も連日の10%超の急落。これが昨日の中国による景気浮揚策発言で急反転となりましたが、まだ予断は許しません。
https://jp.investing.com/indices/nq-golden-dragon-china

中国も全人代パラリンピックが終了し、いよいよ政治的に動き出しやすいところです。ここで中国がロシアとアメリカの間に入って仲裁に動くのか、あるいはよりアメリカとの対決姿勢を鮮明にしてくるかでまた株式市場にも大きな影響を及ぼしそうです。

西側の感覚では「ロシアへの強烈な経済制裁を見て中国がビビッている」「台湾侵攻も無理にはできず、ここは一旦アメリカに恩を売っておくのが得策」と丸く収まるシナリオを夢想しやすいですが、果たしてそう上手くいくものかどうか。

こうして考えてみると、ロシアや中国(北朝鮮という小物を加えても良いかもしれませんが)は、独裁者(それぞれ形式的な選挙はあるが事実上)は常に怯えているのです。私は独裁者になったことがないので当然理解できるはずもないのですが、歴史的にそれは証明されています。

彼らが何に怯えているかといえば、海外からの圧力ではなくて、国内の政敵、あるいは部下からの圧力に対してです。彼らは支持率なんて気にする必要がないですから、国民の顔色を伺う必要はありません。

話が逸れましたが、日経平均のチャート的には引き続き下値の価格帯出来高の薄さが気になりますが、ドル建ての日経平均で見ると既に昨年11月の急伸した水準をとっくに下回っており、これを見るならば禊ぎは既に終わったのかも知れません。もう一押しあれば確実ですが、ここから反発していってもまあおかしくない状況でもあります。

商品市場では先日ロンドン金属取引所(LME)で大暴騰したニッケルの取引が取り消されるという異例の出来事が起こりました。市場原理主義者にしてみればとんでもない暴挙だ・・・と言われるかも知れませんが、商品市場という流動性の小さいエリアで行われるマネーゲームが新たなサプライチェーン問題を引き起こし、それが世界の人々の生活に直結しかねないということで肯定的な意見も多いです。
https://jp.reuters.com/article/lme-nickel-breakingviews-idJPKBN2L70NN

確かにビットコインが急騰・急落するのは勝手です。元々実態の無いものの売買ですから。また一企業の株価暴騰・暴落も、所詮はその企業の経営権の話であり、世界の人々の生活には直結し辛いです。ただ商品相場は話が別です。小麦や大豆といった穀物は人間のみならず家畜の餌にもなるわけで、それがマネーゲームで簡単に変動するならば、ある意味ウクライナ侵攻よりも罪深いことなのかも知れません。

同様の議論は原油市場にも言えるでしょう。確かに原油市場は少なくともニッケルよりは規模が大きく、また世界的に産出されるのでここまで酷くなることはありません。ただマネーゲームと見ていた人々が商品相場でリスクを賭けて儲けてもノーカウントになるかも・・・となると、手を引っ込める参加者も増えてくるでしょう。


新興市場も「やや買い」。本日は両指数共に堅調。アメリカでNASDAQラッセル2000が急速に買い戻されているところで、当然のように新興市場にも買いが入りました。特にメルカリ(4385)が底値圏で出来高が大きく膨らんでおり、機関投資家による空売りも高水準。ここが底放れの動きになるようなら、市場の雰囲気も変わってくるとみられます。


ポートフォリオ銘柄】

アニコムHD(8715)は反落。東海東京調査センターが目標株価を1150円→970円に引き下げたことで、好地合の中で弱含みました。一体いつになったら反発できるのでしょうか・・・。タイヨウが持株を売り切る日を待ちます。


トヨタ(7203)は続伸。円安が追い風になっている一方、昨晩の二度にわたる東北地方の大地震ルネサスエレクトロニクス(6723)の3工場が停止してしまうのではという懸念がついてまわります。慢性的な半導体不足に加え、ロシア危機だのサイバー攻撃だの、とにかく生産を脅かす話が相次ぎます。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。