KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

アメリカの長期金利は3%超え

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日経平均は月曜反落。金曜のNYは個人消費支出の伸びが05年以来の大きさとなり利上げ懸念が台頭したことや、Amazonなどの決算を嫌気して一転急反落。長期金利は2.94%に上昇。VIX指数は33.4ポイントに上昇。WTI原油先物は104ドル台に低下。

それらを受けた日経平均は朝方こそ買いが先行。100円以上買われたものの、間も無く買いが一巡すると一転200円以上下げる動きになりました。その後も売りに押されて11時時点では26600円に接近する流れ。その後は下値を拾う動きが強まりました。

後場一段と下げ幅を縮めると、恒例の後場のじり高歩調になりプラ転。ただ前場高値に近づいたところで力尽き、最後は結局小幅安で終わりました。売買代金は3兆円弱と月曜かつ連休の谷間の割には活況。


投資判断は「中立」。月曜のNYは日本株同様に一旦売り込まれてから引けにかけて切り返し、3指数揃って上昇。EUの独禁当局による反競争的な行為を指摘されたApple軟調だったものの、それ以外のGAFAM系が買われNASDAQの反発が強くなりました。長期金利は約3年半ぶりの一時3%超え。VIX指数は32.3ポイントに低下。WTI原油先物は103ドル前後での推移に。

まず日本の中央銀行は緩和継続という答えを月末に出しました。しかも指値オペを毎日実施(事実上全員一致の賛成)ということで、むしろ一層の金融緩和スタンスを明確化。かつてETF買いをドンドン増額していったような日銀の確固たる意思は感じますね。物価が欧米ほど上がっていない日本だから緩和を続けるという信念に関してはむしろアッパレとは思うものの、それが正しいかどうかは後々にならないとわかりません。

色々な人の意見を見ていると「借金が多すぎて金利を上げられない。日銀は打つ手無し」とか言っていますが、むしろ手を打っているからこういう動きになっていると言えます。また、これで日銀が打つ手無しというのなら、FRBだって打つ手が無いように見えます。

過度に振れる円安のスピードは確かに問題ではあるでしょう。企業経営者の側の立場などで見ると、長期視点で工場の建設立地を国内にするか、国外にするかを考えないといけないわけですが、その前提が大きく変わってしまうと年間予算も立てられません。

ただしいつまでも経済鎖国をしていないで、しっかりと外貨を稼いでこいという日銀のメッセージは明確。というより結局日銀にできるのはここまでであり、あとは政府や民間が何とかしろというメッセージを送り続けているのが日銀です。

アメリカ株に関しては、個人的な感想としては、月曜こそやや反発したものの「やっぱりNASDAQは下がるのか」という気持ち。やはりアメリカ株は利上げを意識して3月相場と同じような展開になっています。

NASDAQは4/25のブログで示した「12440ポイント、つまり3月安値を割り込むところまで下落していく流れ」となりました。ただまだ大底と言えず「第二波の方が下落率は大きくなること、また決算シーズンや「Sell in May」の格言が重なるタイミングなので、そこを割り込んで行くことも十分考えられる」とも思っています。

一方、日本株の方はまだマシでしょう。やはり先んじて下落してきたことが大きいですし、日本株特有の「新年度」という考え方もあります。そのお陰で(?)ここから今期見込みもハッキリする本決算が出てくるという動きになります。

また3/26に配信した有料メルマガの方では「4月第二営業日の雇用統計直後をピークに下落していく形、大発会翌日がピークになって下がったパターンの再来になるのでは」としましたが、1日ズレましたけれど、結果4月相場を振り返ると大体そんな感じになりました。

となると、2月相場のように案外ゴールデンウィーク後までは買い戻されて、その後改めて下がっていくパターンになるのかも知れませんね。3ヶ月前と今との類似性は、やはり個別企業の決算発表があることです。ただ今回ゴールデンウィークに当時と異なる大きなイベントがあり、それがFOMCというわけです。

定点チェックのドル建て日経平均に関しては、やはり本日の下落でまた安値を更新。まずは明日の日銀金融政策決定会合ドル円のトレンドが変わるかどうか注目ですね。
https://nikkei225jp.com/data/dollar.php

4/27の空売り比率は50.5%と高水準。TOPIX浮動株比率変更という特殊事情もあったのですが、売買代金4兆円の中の過半が空売りだったということを考えると、ここからの買い戻しはまあまあ期待できるのではないかとも思います。ちなみに今年最大の空売り比率を記録したのは1/27ですが、当時売買代金は3.8兆円。こちらはTOPIX浮動株比率変更の前日でしたが、そこから上述したように翌月半ばまで株は戻っていきました。

先々週末時点の裁定残高は買い残7,636億円に対して売り残2,603億円で差し引き5033億円の買い長。前週に比べて385億円減りました。その分需給は良くなった形。

また先々週末時点の信用倍率は前週4.57倍→4.55倍と横ばい。買い残が若干増えたので、意味合いとしては需給は悪くなっている感じです。

円安メリット株はそれ程買われませんし、昨日前期見通しの良かったFX業者のマネーパートナーズグループ(8732)も売られますし、今決算シーズンは厳しいところばかりですね。意外性とか自社株買いとか、そういうものが無いとダメで、ただ良いだけでは売りで反応してしまうようです。


新興市場は「やや買い」。月曜のマザーズ指数は続落。メルカリ(4385)が決算通過によるアク抜け感から5%超の大幅高となりましたが、マザーズ指数は結局マイナスで終わりました。チャート的には2月と3月安値を結ぶ下値支持線の延長線に到達。そろそろ許されても良いタイミングだとは思うものの、決算が5/13を通過しないと終わりませんから、それまでこんな感じですかね。


ポートフォリオ銘柄】

アニコムHD(8715)は月曜続伸。4月のTOPIX浮動株比率変更に伴うリバランス後は、ようやくアク抜けしたのか陽線が続いています。IPOではペット関連のペットゴー(7140)が上場。初値形成後は弱い動きになっていますが、一応初値を上回る水準での推移とはなっており、一応ペット関連市場の大きさに着目する投資家は多い模様です。


月曜寄り付きから買いポートフォリオ入れとなった日本電産(6594)は反落。ただ下値では自社株買いと見られる買いが入り、下げ渋りました。

創業者の高齢化が特に外国人中心に懸念されている、という声もありますが、であればウォーレン・バフェット氏率いるバークシャーハサウェイが世界の時価総額7位にあるのも理屈としてはおかしいです。まああちらは一応後継者問題が無いということでもあるのですが、バフェット氏亡き後に今のブランド力を維持できるのかどうかはやはり疑問です。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。