KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

CPI上ブレで相場軟化

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日経平均は本日反落。前日のNYは注目のCPIが予想を上回る着地となったものの、FRB高官の発言の中にはハト派も滲んだことでNASDAQは上昇。長期金利は3.75%に上昇。半導体関連株指数のSOX指数は2.1%の上昇。VIX指数は18.9ポイントに低下。WTI原油先物は78ドル台に下落。

それらを受けた日経平均は朝方こそ買いが先行。ただいつものパターンの寄り天になり、その後は売りに押されました。中国株が始まったところからマイ転。アジア株の下落に合わせ、下落が継続しました。

後場は一段安となったものの、一昨日終値水準まで達するとその後は買い戻しの動き。売買代金は14時15分時点で2兆円台と低調。REIT指数も反落。


投資判断は「やや売り」。月初の衝撃の雇用統計に関しては、非農業部門雇用者数は季節調整の影響があったのかも知れませんが、事前予想の3倍ともなる大幅増。先に出た雇用コストの伸び鈍化も示唆していましたし、元々貯蓄率の低下や学生ローンの猶予期間が終わるため就業する人が増えるなど好調という観測がありましたが、かなりの予測のハズレっぷりでした。

まあ就業者数は後日訂正されたりしますし、1.6億人もいる労働人口のうちのわずか0.1%程度の上下を毎回予測するのも無理な話がありますね・・・。

またISM非製造業景況感指数も前月の50割れが見事なダマシとなりました。アメリカ経済絶好調やないかい!と総ツッコミが入る感じに。そして今の相場が上手く逆業績相場の入り口であったことから、その強烈な良さが極端に嫌気されることもありませんでした。

NASDAQは長期で見ると昨年10月~12月の安値で逆三尊の形ですから、2月に入ってから200日線も明確に上抜けた今、このまま上昇していっても不思議ではありません。

ただアメリカ株も決算が決して良いわけではなく、単に昨年売られた銘柄が買い戻されているだけという感じです。例えばダウ採用銘柄で今年上がっているのは、昨年大きく下がったセールスフォースやDisney、Intelということで、ここまでの値動きは一言「リバウンド」に尽きます。アークイノベーションファンドの上昇もその口。

伝わるアメリカ国民の生活を聞く限り、状況は厳しそうです。NYでは年収10万ドル(1300万円)でも生活が苦しい、年金である401kを受給開始前にペナルティを払ってでも取り崩す人が2.8%と過去最高に、カードの利用残高がコロナ前水準に戻った、などなど。先々のGDP低下の伏線はいっぱいありますが、IMFが世界経済見通しを上方修正したように、足元の感じは確かに良好です(もっとも、IMFもこれまで予測を外しまくっていますが・・・)。
https://jp.wsj.com/articles/short-on-cash-more-americans-tap-401-k-savings-for-emergencies-11675389524

他方、強いのはヨーロッパ株も。中でもイギリスのFTSE100は過去最高値を更新と象徴的です。中央銀行アメリカなどに次いで、今後の利上げ鈍化を示唆したことが拍車を掛けました。資源高を受けてシェルなどの主力エネルギー株が牽引。つい最近財政懸念で首相が即時交代し、イギリス発の混乱を生んだ国の株とは思えません。

そんなわけで、各重要イベントをさらりと乗り越えてきました。アメリカという大樹復活を受けて、世界の株式市場が自信を取り戻しています。

これらのイベントを通過して明確にトレンドが変わったのはドルです。ドルインデックスは100ポイントの節目を強烈に意識した形になり、今回一気にトレンド転換してきた可能性があります。先に利上げ速度を減速させたドルが買われユーロが売られる展開。今のところドル買いは株の安心感に繋がっていますが、いつリスク回避のドル高に転換してくるか。

ちなみに為替に関しては、例年2月は8月と並んで円高になりやすい月。理由はアメリカ国債の利払いや償還が多いからとされます。つまりドルが弱くなりやすい月でもあります。

商品市況に関してはドル高を受けて銅や金、天然ガスそれぞれ下落。穀物市況に関しては今のところ穏当な推移です。ただドル高がこのまま続くなら、今後も下落圧力は続きそうです。

結局、今一番注目すべきは株ではなくて為替の方です。今回アメリカの方でもハッキリとトレンドが出そうなのは株ではなくて為替の方。上述したように、ドルインデックスは反転が見込まれています。目先に関してはドル円も円安反転したっぽいですが。

そもそも日銀が関与するのは金利の世界。直接ETFを買い付ける・・・という荒技をしたのは極めて異例であり、本来は通貨の番人です。金利はまだYCCが生きているので大きな変化がないのであれば、為替が日銀の影響を推し量るバロメーターになるでしょう。

最後に日本株アノマリー的には「1月高い(安い)と2月も高い(安い)」というものがあるようで、09年以降の14年間で12回一致しているのだとか。それは心強いのですが、個人的には2月はやはり警戒すべき月なのだろうと見ています。


新興市場も「やや売り」。本日の東証グロース市場指数は反落。昨日が今決算シーズンの実質的な最終日で、特に新興市場銘柄の決算が多く売りが出やすい環境でした。昨日こそNASDAQはしっかりしていたものの、2月に入ってからグロース株の変調が強く、またEDP(7794)がハシゴを外され大打撃。この辺りが雰囲気を悪くしている面はありそうです。


ポートフォリオ銘柄】

アニコムHD(8715)は続落。決算を受けてまた一段と売られ年初来安値圏での推移となっています。かれこれ3年近く下落が続いていますが、結局ペットブームは競争激化を招いたという評価になるのでしょうね。予告では次の「がっちりマンデー」にはアニコムが出るっぽいですが、少しは刺激になるでしょうか。


BlueMeme(4069)は大幅続落。昨日発表した決算は下方修正ということで、一段と売られる形に。ノーコード、ローコード開発はヤプリ(4168)も含めて厳しく、チャットGPTなどが仕事を奪うのはまだまだ先とは思いますが、期待成長率が描けなくなったのは残念。本日引けで損切りとしますが、もっと早く決断すべきでした・・・。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。