KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

日米共に閑散小動き続く

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日経平均は本日続伸。前日のNYは個別企業の決算が概ね市場予想を上回っている一方、各FRB高官の次回利上げ発言を受けて強弱感が対立。下げた後は引けにかけてそれぞれ前日終値水準に値を戻して終えました。VIX指数は16.8ポイントに低下。長期金利は3.58%に低下し、2年金利との逆イールド拡大。引け後に決算を発表したNetflixは会員数の伸びが市場予想を下回り小幅安。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。昨日売られた半導体関連株が底堅く一旦プラ転する場面もありましたが、さすがに8連騰後の過熱感もあって上値が重く。売買代金は10時時点で7000億円台と低め。REIT指数も反落。


投資判断は「やや売り」。先週のアメリカ株はCPIなどのイベントを通過し、全般的にアク抜け感からの買い戻しが優勢でした。銀行株の決算が注目されていましたが、それも無難に通過。報じられているように事前に警戒感が強かったことで→株式など売却によりMMFにドンドン資金が流れ込んでおり、多少の悪材料も気にしない上昇が続いているようです。SVB破綻を契機に、売りたい人はもう売ってしまって、次はどうしようかと投資機会を狙っている感じ。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-04-14/RT3S0SDWRGG001

ただ懸念は尽きません。先週私が一番気になったのはドル安の進捗です。ドルインデックスは一時101ポイントを割り込んで2年ぶりの安値水準を付けました。ユーロ買いの短期ポジションも直近で今年の最高水準に肉迫。いよいよ100ポイントを意識した正念場に。
https://imm.gradefour.net/

アメリカの方は良い経済指標はプラス、悪い経済指標を受けてマイナスと、業績に連動しやすい相場になってきました。バフェット氏を始めとする海外の投資家が日本に食指を伸ばしている理由も、アメリカのリセッション懸念が拭えないところにあるのかも知れません。

こうして考えてみると、先のオープンAIのアルトマンCEO、そしてバフェット氏とキーマンが相次いで来日しており、ここにきて日本が注目されている感があります。もう帰って行きましたが昨年はジャックマー氏も来日していましたね。

これでイーロン・マスク氏が来るようだといよいよ日本の時代なのかもしれません。TSMCも積極的に日本に投資をしていますし、色々問題山積な日本ですけれど、ここを上手く立ち回ればまた世界で存在感を示せるのかも知れません。この絶好球を岸田選手は起死回生のホームランにできるのか?

まだ3月決算銘柄の本決算シーズンすら始まっていないので随分先の話になりますが、7月からまた色々と怪しくなってくるというお話を一つ。欧州では3年前の6月にECBが、コロナウイルスパンデミックによる流動性ひっ迫を緩和のため、期間3年の「貸出条件付き長期資金供給オペ(TLTRO)」を導入しました。その額は約5,500億ユーロ(約80兆円)にのぼります。

その期限が今年6/28に到来するということで、この金額が一気に返済を迫られます。恐らく今行われているG20でもそろそろ議題に挙がってきていると思われ、まあ現実的には影響の緩和策も出てくるだろうとは思います。銀行にストレスをかけて、先般のクレディスイスの二の舞は避けたいでしょうから。

一方、アメリカはアメリカで7月に債務上限問題のデッドラインを迎えるとされています。ですから次の世界的なビッグイベントは夏場に用意されている感じです。8月は8月で例年米国債の大量償還の時期ですから、大きな資金の流れの変化が警戒されます。というわけで、一難去ったとしてもいくらでも不安材料は尽きません。夏場はまた色々と大変なことが起きそうです。

もっとも、こういったスケジュールがハッキリしているイベントより、先日のSVBの破綻のようなスケジュールにないブラック・スワンが怖いのですけれど。残念ながらそれが予見できないのでブラック・スワンなのですが・・・。

4月第1週の投資主体別売買動向では外国人投資家が現物を6,796億円の買い越し。先物を3,897億円の売り越しということで、差し引きでは3,000億円弱の買い越しでした。下げ相場の中で外国人の買い越しとは珍しい形ですが、3月権利落ちに絡んだ国内法人への玉移動もあり、その買い戻しで買い越しに転じやすいのが4月の特徴。そう考えると実態面ではあまり大きな意味はないかも知れません。

一方、信託銀行が4,032億円の売り越しということで、一番の売り主体。個人投資家が頑張って押し目を拾うという構図。なおグロース市場では外国人投資家が現物を276億円の売り越し。なかなか大きめでした。


新興市場は「やや売り」。本日の東証グロース市場指数は反落。アメリカのNASDAQや中小型株指数のラッセル2000が弱かったことで戻り待ちの売りが出ています。元々バフェット投資や低PBR物色の流れに乗りにくいところでもあります。また売買もispace(9348)など人気株に極端に偏っていて、資金の流れに厚みを欠く感じです。


ポートフォリオ銘柄】

アニコムHD(8715)は反落。ただここもようやく4月の高値を付けてきて、復調傾向が見えてきました。3/13の下落で空けた窓を埋めに行く動きに。チャート的にはようやく25日線が下げ止まりましたが、一目均衡表の雲にさしかかるタイミング。本日の日経にも「ペット保険1000億円市場」という記事が出ており、競争激化もありますが、ペット保険の価値に注目が高まっています。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB176NG0X10C23A4000000/


ブロードメディア(4347)は反落。ただ昨日は終値ベースで20年以来の高値を付けました。結局日本株全体が続伸しているので同社も買われやすいだけという面も否定できませんが、新年度の入学状況などを鑑みて教育事業が改めて評価されているとも言えます。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。