「火の鳥」のマイブーム再燃です漫画の神様手塚先生の最高傑作と思っていますが、娘の友達の小6のお兄ちゃんが「読みたい」と言っていたのを聞いて「おぉ、じゃやるわ」と一巻ずつ手渡し、都度感想を聞くのがおっさんのしがない楽しみ数年前に友人が結婚した時の結婚祝いも「火の鳥」全巻セットだったくらい、私はバイブルだと思っていて、広く布教に努めています
渡す前に久しぶりに読んでみるか・・・と改めて読み返し読めば読むほど「昭和の時代で、そしてあれだけ忙しい漫画生活の中で、よくこれだけの構想を練り、そして具現化したな」と感心しきりまたコマ割りや表現方法なども斬新以前「浦沢直樹の漫勉」でも取り上げられていましたが、読む度に新しい発見があります
初めて読んだ子供の頃には意味がわからなかったことも、今ではわかるようになり。浦沢直樹先生も小6の時に読んで衝撃を受け、漫画家を目指すきっかけにもなった本というわけで、友達の小6のお兄ちゃんの人生観を変えてしまうことになるかも知れない禁断の図書を与えていると思うと、勝手にワクワクしていますなお、彼のお母さんは(マンガだからか)必ずしも好意的には受け止めていない模様
ただ私の悪いクセでネットで他人の評価を検索してみたりすると、結構「つまらない」という声があるのも事実「ヤマト編」がつまらないという声も多いのですが、私は結構好きな方の話なんですけれど勿論人の意見はそれぞれで、私もあまり好きでは無い話もありますし、当時と今では未来のイメージも違いますし、何かと色々とズレが出来ているのも確か
そういう意味では「火の鳥」も「鳳凰編」が一番面白いとは昔も今も思っているのですが、子供の頃ピンと来なかった「未来編」が今は上位に食い込んできたり、自分の人生のステージ毎に味わいが変わってくるところも、この作品の凄さではあります
少し話がズレますが、受け手の我々が「スレ」てきて、こんなこと現実に起こらないとか思ったりし、本来空想の話であるマンガやドラマを素直に面白く受け止められない点があるのも確かです私も大なり小なりそうです。「あぶない刑事」とかみたいな破天荒で面白いドラマ、今後もう出てこないのかなと思ったりすると、寂しく思ったりもします