KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

雇用統計は前向きの評価に

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金曜の日経平均は反落。前日のNYは各連銀総裁がハト派寄りのコメントを示したことで長期金利が4.72%に一服。ただ雇用統計を控えたことや前日の上昇の反動で3指数揃って下落となりました。売買高も閑散。WTI原油先物が82ドルまで下落したことで、エネルギー株などが軟化。

それらを受けた日経平均は朝方こそ売りが先行したものの、その後は前日終値を挟んだ小動き。香港市場開始前には前日高値を上回る場面もありました。ただその後は香港株がしっかりしても、為替がやや円高方向に振れ上値が重くなりました。

後場はほぼ寄り底でしたが、今晩に雇用統計を控えて様子見機運が強く小動き。引き続き前日終値を挟んだ攻防でしたが、最後は力尽きて結局前引け水準に戻して終えました。売買代金は3.2兆円台と最近の中では低調。REIT指数は続伸でした。


投資判断は「売り」。金曜のNYは雇用統計において非農業部門雇用者数が予想を大きく上回る結果だったものの、サービス業の雇用者回復が大きいだけで平均時給の伸びなどは予想を下回ったことから、3指数揃って切り返し。半導体株中心に買い戻されて、NASDAQは1ヶ月半ぶりの大幅高となりました。ただ長期金利は4.8%弱に上昇。3連休を控え、市場の売買高はやや低調。

アメリカの長期金利は毎月中旬に債券入札シーズンがあるので、その手前の上旬は上がりやすい時期。また先にも書いたように、そもそも10月は上がりやすい季節。なので引き続き上値を試す展開になると思います。

なお、米国債にはトレーディング上のテクニカル的な問題を抱えているようで、詳しくは下記のリンクに解説を任せますが、急変動に伴い様々な歪みが混乱に拍車をかける可能性があるようです。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-09-29/S1QTD4T0G1KW01

また、アメリカ株の短期的な動きとしては必ずしも長期金利の上昇に敏感に反応していたわけではありません。実際9/25以降、特にアメリカ株が大きく下がったわけではありません。先週NASDAQなんてむしろ上がってますし。ただFOMC後に株価が下落しているのは、やはり景気の底堅さを背景にした更なる利上げ確度の上昇が重石にはなっています。

一方、ブラックマンデーが10月だったように、この金利上昇が株暴落の引き金を引く可能性も高い時期。日本は下半期相場入りですが、アメリカでも4Q相場入りということで節目の月でもあり、機関投資のポートフォリオリバランスが起きやすいタイミングでもあります。ヘッジファンドの決算が多いのもこの10月とされています。

先週の急落もやはり外国人を中心として機関投資家ポートフォリオリバランスの動きが出たのではないかと。1月、4月、7月、10月といった四半期のスタートは、方針の転換が起こりやすいとみられます。

お休みが続いた中国の製造業PMIも50.2と市場予想も上回り、3月以来の高水準。財新の方は逆に50.6と前月から悪化したものの、共に50を上回っており市場には一気に明るい材料が出てきました。当局が懸念していた人民元にも買い戻しが出そうです。

WTI原油は先々週に95ドルを付けた後に一気に82ドルまで下落。需給よりも投機で値が決まっているような感じです。ベイカーヒューズの調査するリグ稼働数は先週もまた減少。ただ7月の話ですけれど、アメリカの原油生産は過去最高に迫っているのだとか。うーん、掘削リグは減っても、出るところではちゃんと出ているということなのでしょうか。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-09-29/S1R6E4DWLU6901

TOPIXは先月残念ながら最後の最後で月間9連騰が阻止されました。ただ配当落ちで1%くらい下がったと考えると、実質的にはプラスだったと言えます。まあだからどうしたということもないのですが、とにかく世界的にも日本株は相対的に強い月でもありました。

理由の一つに挙げられたのは中国の景気が悪い→日本への投資資金の流れでした。ユーロ圏も経済環境が良くないし、アメリカ株も冴えない。9月権利取りの動きも相まって、消去法的に選ばれた・・・という説はありますが、じゃあに中国の景気が復調してアメリカ株が買われたら、日本株は売られるのか・・・というと、それもそれでおかしな感じはします。

今月は2日新甫で「荒れる」とされる月柄ですが、過去10年間で初日終値→月末終値を見ると15勝1敗と圧倒的に勝率が高いのだとか。また昨年10月は月初をボトムに月末に上がって行きましたし、9月安の反動が出やすいところです。


新興市場は「中立」。金曜のグロース指数は続伸。前日の上昇の反動もあって朝方は売られましたが、引けにかけて買い戻しが入りました。例年年末にかけて強い相場が見込まれるため、大型株市場さえ落ち着いていれば、しっかりした市場になるのではないかと思います。


ポートフォリオ銘柄】

売りポートフォリオファーストリテイリング(9983)は反落。200日線に下支えられて陽線ではあるのですが、上値は5日線に抑えられています。衣料品各社はやはり残暑のせいで秋物が売れず総じて月次動向が芳しく無く、トレンドが変わるとすると今週の本決算発表しかないですね。


売りポートフォリオ川崎汽船(9107)は大幅続伸。いやー、どんな状況になっても買われ、こうなってくると怪物と言うしかないですね。ここ一ヶ月バルチック海運指数が上がり続けており、それがまた海運株の買い材料になっています。ということは、また物流コストが価格転嫁され、インフレに繋がっていくのでしょうね・・・。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。