KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

日経平均一時37000円突破!

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金曜の日経平均は続伸。前日のNYは引け間際にS&Pが節目の5000ポイントを付け、3指数揃って堅調。30年債入札が好調でしたが長期金利は4.17%に上昇。前日に決算を発表したアームが一時60%超の急騰。Disneyも11.5%高と資金が集中しました。イスラエルハマスの停戦案を拒否したことで、WTI原油先物は76.5ドルに上昇。ドル円は149円台半ばまで円安が進みました。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。1月のSQ同様に寄与度の高い銘柄(今回はソフトバンクG(9984))が買われたことで、寄り付きからグイグイと値を上げて37000円突破。ただストップ高スタートとなったフジクラ(5803)が寄り付いてSQ値が37018円で決まると、そこで天井を打った形で売りに押されました。

そして今度は植田総裁が前日の内田副総裁と同様に「マイナス金利を解除しても緩和的な金融環境当面続く」と発言しましたが、全く市場での反応は無し。TOPIXは寄り付き水準まで売り込まれました。

後場はやや上げ幅を拡げて始まったものの、13時以降は改めて売りに押される動きに。3連休や引け後の東京エレクトロン(8035)の決算などを警戒し、利食い売りに押され、最後は37000円を維持できず、後場の安値引け。わずかながら陰線で上ひげを遺しました。売買代金は5.6兆円とSQでもありましたが大活況。REIT指数は反落で昨年3月以来の安値更新。


投資判断は「売り」。金曜のNYはS&P終値ベースで初の5000ポイント超え。NASDAQも一時16000ポイントを突破。ただ引き続きNVIDIAが買われSOX指数は2%弱の上昇。反動安で始まったアームも続伸。先月のCPIが0.1%下方修正され、相場を押し上げました。ただ長期金利は4.18%に上昇。

先のブログでは雇用統計を重視する市場の姿勢に疑問を呈しましたが、いくら私がそのように主張しても、ずっと市場に大きなインパクトを与えるイベントとして君臨しているので、それに従わざるを得ません。FOMCに加え今回の結果により、3月利下げ期待感は霧散。年内利下げ回数もその分後ズレし、5回に低下しています。

まあ景気云々もありますが、トランプ氏が「大統領に復帰したらパウエルは首にする」と宣言していることもあり、次期政権が利下げ圧力を強めるだろうと考えれば、今のうちに引き締められるだけ引き締めた方が良いのかも知れませんけれど・・・。

ただもう既に株式市場は利下げが遅かれ早かれ行われることを前提に動いているため、景気の良い指標が出ることを前向きに捉えるターンになっています。雇用統計もありましたが、先週はISM製造業景況感指数も強かったですし、先にはGDPも好調でした。ノーランディングにいよいよ現実味。これらが「株高、ドル高、債券高」のトリプル高を生んで、今のアメリカ市場に資金を呼び込んでいます。

一方、企業決算の方も順調にきています。ここまでS&P500社の2/3の決算が出たようですが、うち8割超が市場予想を上回り。アナリスト予想の増益率も年初4.7%→9.0%に拡大しているようです。アメリカでは毎回のパターンですが、決算前に下方修正され警戒→しかし実際にはマシor良かったで、決算後は買われやすい土壌が出来ています。

個別でそれぞれの決算はそれぞれ企業固有の事情と解釈されていますが、半導体関連だけは影響が横に拡がっている印象です。メタの過去最大の時価総額拡大となる急伸はサプライズでしたが、その生成AIに対する投資が半導体株を連れ高させ、NVIDIAAMDなどの更なる買いに繋がっています。

他方、今回降ってわいたNYCBやあおぞら銀行(8304)の件、つまりアメリカ商業用不動産市況の悪化による引当金計上は、大きく懸念されていません。先にも示したように、これでNYCBが破綻したとしても、昨年のように救済策が出るのであれば、むしろまた隠れQE的な感じで株式市場にはプラスにすらなりそうです。ただREITが下がっており、それが間接的にどう拡がっていくかは注意しておく必要があるでしょう。

需給面においてはアメリカもMMFの待機資金が高水準と伝わっています。このMMFに付く金利が足元のアメリカの長期金利下落で下がるのならば、相対的に株式との利回り差が縮んでくるので、株式に資金が流れるという見方もあります。まあ日本では逆の現象が起きているのに、特に株が売られているわけでもないので、あくまで理屈上の話に過ぎませんが。

為替に関しては、新NISAオルカン効果での円安圧力に短期筋も乗じている感じも見てとれます。ユーロドルもむしろドル高ユーロ安で進んでおり、中国経済の凋落に合わせて強いドルが蘇っている感じです。


新興市場は「中立」。金曜のグロース指数は続落。日経平均が37000円だ、34年ぶりの高値更新だと湧く傍らで、グロース市場はしょっぱい状態を強いられています。円安メリット株が少なく、まだ来週に決算が出てくる銘柄も控えてきますし、もう少し買い辛い環境が続くのだろうと思います。


ポートフォリオ銘柄】

日本マクドナルドHD(2702)は大幅反発。こちらは木曜に決算を発表。今期も大幅な増益継続が好感され、上場来高値を更新する場面がありました。このインフレ、人手不足環境下で外食株は頑張っているところが多く(優待狙いの新NISA買いも)、中でも同社はスタンダード市場も引っ張っています。


売りポートフォリオ川崎汽船(9104)は大幅続落。デンマークの海運大手APモラー・マースクが発表した今期の業績見通しにおいて「コンテナ船の供給過剰が24年には完全に顕在化する」とて急落。日本の海運もその余波を受けました。本来、中国の景気も悪化している中でわかりきったことではあると思うのですが、株式市場は見て見ぬふりをするのも得意ですからね。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。