KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

コンプライアンスは大事

勤労感謝の日の祝日は、一つハマったものがありました。それは「ブラック・ジャック創作秘話」というマンガ丁度48時間限定でブラックジャック関連本全巻無料というのをAmazonでやっていて、ネットでの批評が良かったものですから読んでみました。

内容としては手塚治虫先生に関わったことのある人々の証言を元に「ブラック・ジャック」に限らず手塚治虫先生の創作活動の凄まじさを掘り返す、というもの。宮崎克さん原作、吉本浩二さんという富山県出身の漫画家さんが09年からチャンピオン誌で不定期連載を続け、色々な賞も受賞し、ドラマ化もされたという作品。私は今まで全然知りませんでした。

藤子不二雄A氏の「まんが道」が私の人生のバイブルですが、このトキワ荘周辺の話がとにかく好きです。当時の人間の「世界を変える」というバイタリティ。まさに「24時間戦えますか」を地で行くような、休む間無い執筆活動の連続。勤労感謝の日にそれを読むというのもなんですが・・・それらに対する尊敬と憧れがあります

そんな私がこれまで見落としていたのが痛恨読んでみると案の定面白いですし、手塚治虫先生の苦悩や人間離れした執筆活動、またそれに振り回される周囲の人々と、それらを取り巻く熱量の凄さにただただ圧倒されますマンガの神様はやはり神様なんだと改めて実感

マンガはともすれば我々がぱらぱらとめくって1話数分で読んでしまうものですが、それを作る人々の命のやりとりとも思われる漫画家と編集者の壮絶な駆け引きや情熱は、現代社会ではもうあり得ないのだろうなと。勿論一人一人、個々人で命をかけて仕事に取り組む人は大勢いるでしょうけれど、業界やチームとして全員が一丸になって死にもの狂いに目標に向かえる組織がどれだけあるか

個人的にはコンプライアンスは勿論大事だけれど、何かを成し遂げたいという強い気持ちがある人、またそれに賛同する人をバックアップしたり、あるいは妨げないような世の中になって欲しいと思います。

実は個人的には「火の鳥」は全マンガの中でも頂点に君臨できる最高傑作だと思っていますが、「ブラック・ジャック」はあんまり好きな作品ではありませんでした。ただこうなってくると、こちらも改めて読み返してみる必要がありますね。また眠れない夜が続きそうです