KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

FOMCも無事通過で日経平均最高値へ

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前日のNYは注目のFOMCにおいて年3回利下げ観測が維持されたことで3指数揃って上昇し終値ベースでの最高値更新。ただ商いは通常時並でした。長期金利は4.27%に低下。マグニフィセント7が揃って買われた他、半導体株指数のSOX指数も上昇しハイテク株中心に買われました。引け後に決算を発表したマイクロンは予想を上回り時間外で急伸。WTI原油先物限月交代もあり81ドル台に下落。


投資判断は「売り」。先週の世界の株式市場は香港株が最も強く、次いでフランスがボーイングの敵失によるエアバスの上昇により最高値更新。ちなみにユーロ・ストックス50指数は13日に5000ポイントの節目に到達。一方、NYダウやS&Pは小幅安で、韓国と台湾が共に△0.5%、NASDAQが△0.7%、インドとTOPIXが△2.0%、ラッセル2000が△2.1%、そして日経平均がワーストの△2.4%という成績でした。全般的にここまでの巻き戻しが出ている印象。

アメリカ株はCPIやPPIなどの経済指標が重くのしかかり、長期金利が上昇したことが特にNASDAQSOX指数の重石になりました。先週はアメリカのREIT軟調

その長期金利がまた上がってきている点は気がかりです。先週イエレン財務長官が「長期金利はコロナ前の低水準まで戻らない」と発言しており、それが足元の金利上昇速度を高めている感じです。

先週は案外地銀株が下落。本来アメリカの景気が底堅く、そして金利が上がっているのであれば銀行株全般には良い流れであるはず。例のSVB破綻から1年を経過し、緊急融資プログラムが終了したことが一因かも知れません。FRBのバランスシートは先週若干上昇していますが、終了前の駆け込み借り入れがあったのではないかと思われます。
https://www.federalreserve.gov/monetarypolicy/bst_recenttrends.htm

一方で、GDPの最も大きな部分を占める消費に関しては影があります。先週発表された小売売上高において、悪かった1月分が更に下方修正されました。1月分は△0.8%→△1.1%に、そして2月は前月比+0.8%予想に対して+0.6%。1月分が悪くなったのだから2月の「前月比」は更に上がっても良いはずなのに、予想を下回ったという辺り、相当に悪かったということです。民主党政権は選挙までは何とか景気の腰折れを食い止めたいと思っているでしょうけれど。

株式の需給面においては、アメリカのMMFはまた最高を更新。6.1兆ドルということですが、この辺りが相場の下支えになっているとは思います。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-03-14/SACZOBT0G1KW00

日本のREITに関しては3/14に高値引けして以来強調。高値引けは1/22以来で、その後今回の下落相場に繋がりました。ただ当時に比べMACDもマイナス圏にあり、今回は上へのトレンド転換に繋がりました。なお14日の上昇は野村のREIT市場のレポートも契機になった模様。株でも以来不動産や陸運といったところがしっかり。

本日引け後にまた最新のものが出ますが、先々週末時点の裁定残高は買い残1.9兆円に対して売り残0.4兆円で差し引き1.5兆円の買い長。前週に比べ0.5兆円減りました。先々週はメジャーSQがあったので動きがありましたが、この裁定解消売り圧力などが下落の一因だったと言えます。

また3月第1週の投資主体別売買動向では外国人投資家は現物を1763億円の買い越し。先物も244億円の買い越しということで、2週連続の買い越しでした。買い越し額は小さいですが、先々週はメジャーSQ週ということで、例年玉移動の売り越しが出やすい時期。にも関わらず買い越しだったということで、実質的には結構な買い越しだったのではないでしょうか。
https://www.traders.co.jp/margin_derivatives/investor_trends

なお個人も3,274億円の買い越しで大きめ。ただこちらは信用買いによるもので、急反落したところに逆張りの肉食買いが出た模様。その投げが今の上値を抑える一因でもあるようです。一方、売り手は信託銀行(年金)で6,865億円の大幅な売り越し。なお、グロース市場に関しては外国人投資家は現物を134億円の大幅売り越し。また結構な売り越しが続いています。


新興市場は「中立」。火曜のグロース指数は続伸。大型株同様にほぼ高値引けで終えました。ただ足元では円安が進んでいることで、円安メリット株が買われやすい地合。また3月権利取りの動きも考えると、どちらにも当てはまらないグロース株はやや蚊帳の外感が続きそうです。


ポートフォリオ銘柄】

SPDRゴールド(1326)は火曜反発で3万円乗せ。昨晩のアメリカでもFOMCの結果を受けて金価格は上昇しており、更に為替の円安も加わります。この辺りは株のような大きな値上がりこそ期待できないものの、着実な上昇が期待されます。ちなみに値幅を取りたければ金ダブル・ブルETN(2036)という商品もありますね。


売りポートフォリオ川崎汽船(9107)は火曜反落。3/1の急騰以来、連日下値を切り下げています。ほぼ今年の安値水準であり、そこを割り込むと大発会時に空けた窓を埋めに行く動き。今や海運人気は離散しており、年度末までこの基調は続くのでしょうか。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。