KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

WTI原油は70ドル割れ

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日経平均は昨日大幅反発。前日のNYはADP雇用統計が予想を下回ったことで、長期金利が4.11%まで低下し9月以来の低水準を更新。ただ朝方高く始まった株価は引けにかけて下落し、3指数揃って軟調となりました。売買高はやや活況。前日買われたGAFAM系ギガテックに売りが出てNASDAQの下落率が相対的に大きめ。米中の景気後退懸念からWTI原油は70ドル割れ。


投資判断は「売り」。ダウは先週週間で2.4%も上昇し、一気に年初来高値をとってきました。毎週金利動向が気にされていますが、先週は特にタカ派のウォラー理事が利下げにまで言及したことがサプライズとされています。長期金利は記録的な下げを見せ、ここ一ヶ月で0.8%も下落。5%で米国債を買わなかった投資家は、今大きく後悔しているのでしょうね。

ただ長期金利がこれだけ下がってきた割に、ハイテク株への資金シフトは限定的です。株価が既に十分高くなっているので、もっと割安なところにシフトしようという動きになっている模様。先週は特にラッセル2000が3%超の上昇となりました。まあ金曜だけで3%上がっているので、ほぼ金曜だけの動きとなるのですが。

VIX指数が記録的な底値圏にあるので、リスクが高い株にとっても安心感が強くなっている模様。投資家心理も強気が今年の最高水準に肉薄。
https://www.aaii.com/sentimentsurvey

11月のアメリカ株高は、この金利と表裏の関係にありました。一般的に景気が良い時は債券売り→株買いの資金移動「グレートローテーション」が起きるわけですが、今回は債券買い→株買いの構図。機関投資家のリバランス中心に、キャッシュポジションをリスク性資産に注ぎ込む形になりました。

一方でMMFの残高がまた過去最高を更新したということで、じゃあ一体現預金はどこから湧いてくるのか、という感じもします。債券も買って株も買うなんて。消費者もインフレで貯蓄が消えているのに・・・。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-12-01/S4YPOKT1UM0W01

答えの一つは中国からの資金シフトでしょう。この一ヶ月のワーストは香港株の4.6%下落。上海株はほぼ横ばい。おまけに言えばロシア株も下落していますが、まあこちらは市場規模が小さいので関係なさそうです。

ただ為替を見ると、ドル人民元は元高ドル安に向いています。世界の基軸通貨であるドルが安くなって、他の地域の通貨安ショックを防いでいるとも言えます。短期筋の動向ではユーロ買いドル売りポジションが高くなっており、この辺りが一因。
https://imm.gradefour.net/

商品市況はそのドル安の影響があるにも関わらず、全般的に弱い動きになっています。原油に関してはOPECが一枚岩になりきれず下落。中国は不動産不況懸念が残る中で景気減速感はまだ払拭できていません。アメリカの方は来年のリセッション入りを指摘する声が増えており、需要の先行きは盛り上がってきません。

勿論減産すれば原油価格は上がるでしょうけれど、そもそも顧客の需要を無視して供給側が価格を決めても価格形成は長続きしない(需要に応じた価格形成に収斂するだけ)と思います。足元で中国もアメリカも景気のピークアウト感があるならば、単に高い原油を使わないだけですね。

一年前も今年も11月末はほぼ高値引け。翌12/1は窓を開けて急伸しましたが、そこが戻りの天井となりその後下落していきました。そして当時も大体年間の高値辺りに位置していたところからの下落。

実は18年も同じように11月末がほぼ高値引け→翌日窓を開けて上昇した12/1が戻りのピークで下落。まあ株式市場はなかなか同じ轍を踏まないことが多いような気もしますが、12/1が戻りのピークになった可能性があります(中間配当金の支払いは12/1がピークだから?)。

本日引け後にまた最新のものが出ますが、11月第4週の投資主体別売買動向では外国人投資家は現物をわずかに10億円の売り越し。一方、先物を4,238億円の売り越しということで、先週の上値の重さを演出しました。

信託銀行(年金)は2,370億円の大幅買い越しで、足元で債券価格が上昇してきたことでリバランスの動きや、早めに出た配当分の再投資買いが出ている形(例えばトヨタ(7203)は22日に支払い)。個人も売り越しなので、この年金と自社株買いの事業法人が買い支える格好。


新興市場は「中立」。昨日のグロース指数は反発。11月第4週の投資主体別売買動向では外国人投資家は92億円の買い越しということで、11月になってからは連続の買い越しが続いています。ただその割にはグロース指数がパッとしない印象もあります。個人の損出し売りが終わる1月にならないと本格的に上がらないのでしょうか。


ポートフォリオ銘柄】

巴川製紙所(3878)は昨日続伸で一時900円タッチ。一貫して買われる展開が続いています。信用買い残も膨らんできており、短期筋の資金を集めている模様。そういえばこの銘柄、10月からセクターが化学セクターになったのですが、全般的に中小型の紙パ株と同じような値動きをしています。


売りポートフォリオ川崎汽船(9107)は昨日反落。昨日の地合急騰場面でようやく海運株に集まった資金が他に移った格好になりました。昨日発表の信用残高を見ると、先週は上昇週にも関わらず売り残が減っていることで、年末に向けた売り方の損切りが押し上げている模様。5日線をキープした陽線になっているので、まだまだ油断できません。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。