KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

アメリカ年内利下げ中央値は1回に

★☆★☆【有料メルマガ】お申込受付中!!

「損を減らし、焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中!
(注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです)

▼その他「じょうしょうダルマ」HPより有料メルマガの成績などご確認後、お申し込みください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html

1ヶ月当たり4,300円~

相場が続く限りチャンスは無限大!
是非一度お試しください。

※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/teiketumae.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

前日のNYは高安マチマチ。注目のFOMCにおけるドットチャートは、中央値がこれまでの年3回利下げから1回にまで低下。パウエル議長の会見などを受けて売り戻される動きになりましたが、その前に出たCPIが予想よりも鈍化していたことで長期金利が4.3%まで鈍化し、NASDAQS&Pは連日の最高値更新。引け後のブロードコムの決算は予想を上回り時間外では14%の急伸。

投資判断は「売り」。まず今年は世界的に選挙イヤーとされていますが、個人的にはあまり注目していなかった欧州議会選挙で波乱の動き。まあ最近でもインド、メキシコで与党が勝ったとしても株価が下がったり、一々選挙に反応する動きがあります。

アメリカでは案外トランプ氏の支持率が下がっているという話があるものの、世界的にインフレが現政権の批判に繋がっている形。日本も自民党は支持率が落ちているものの、解散しなければ来年まで安定・・・なはずですが。落とし穴はあちこちにあります。


商品市況に関しては原油が大きく下がったところから復調基調。先週はサウジアラムコの追加売出も決定し、その取得価格引き下げに向けた原油価格調整の売りが出ただけという可能性もあります。一方、銅や穀物は弱い動きが継続。中国は財新の発表するPMIがそれぞれ前月よりも上昇して景気復調期待感が高まった割に、銅は軟化が続いています。中国での在庫増加が嫌気されている模様。

今週のスケジュールとして、本日はアメリカでPPI。NY連銀総裁のコメント。それぞれFOMC直後ですから、そこまで大きな反応にはならないでしょう。また30年債入札があります。今回は10年債入札の翌日ではないようです。

14日(金)はメジャーSQ。そして日銀金融政策決定会合があります。今回国債の買い入れ減額が見込まれていますが、その程度に注目が集まっています。現行の月額6兆円→5兆円がコンセンサスになっており、植田総裁は基本的にはサプライズを起こさない方針ですが果たして。また前日の日経リークも気になります。アメリカではミシガン大学消費者信頼感指数。

日本株に関しては、6月に入ってからNT倍率上昇の流れになっています。先月までは日本の長期金利上昇が株価の上値を重くしたと解説されていましたが、今月はその金利が下がっても特に大きくトレンドは変わっていません。

先週はトヨタ(7203)を始めとする自動車メーカー各社の認証不正に続き、三菱UFJ(8306)の行政処分など、大企業の不祥事が相次ぎました。それぞれ致命的な不祥事ではないものの(特に自動車に関してはエアバッグのタイマー不正以外はむしろ国の基準よりも厳しい内容で検査したという不正)、総会前のこの時期に表面化してきたあたり、何となく恣意的なものを感じます。そしてそれがESG系の投信からの売り圧力に繋がった面は少しはありそうです。

個別ではFACTAによるネガティブ記事でM&A関連株が急落。M&A助言会社に対する自民党の姿勢(特に河野大臣が数年前から問題視していた)は特に変化がないので今更感はあるのですが、それを材料に売られる動き。

また昨日は昨日でFPパートナー(7388)が東洋経済のネガティブ報道で売られました。レーザーテック(6920)の空売りファンドといい、総会シーズン前に突然の爆弾に要注意です。

チャート的にはTOPIXで2800ポイントが上値の節として強く意識されています。とりあえず昨日は売買代金も今年2番目の低水準となり、突破するには力が足りません。

TOPIX寄与度の高い銀行やトヨタ(7203)といったところが売られただけともいえすまが、ともあれ6月に入ってからはNT倍率は上昇基調。

そもそも日本株の上値の重さの最大の要因は、やはりメジャーSQ前にしたオプションによる邪魔が大きいと思います。1月や2月はこのSQ週の駆け上がりが強烈でしたが、3月以降はなりを潜めています。現状5月SQ値38509円は上回っているものの、どちらに転ぶかは微妙なところ。

まあ現物株の投資家よりも、FXやオプションの投資家の方がヤキモキする状況だと思います。素直にロールオーバーが進めば特に波乱はないでしょうけれど。現段階では7月限月のオプションは閑散としており、どちらかといえば39000円の建玉が多いという程度。

一応、日本も金融政策のトレンドには変更は無いと見られているので、穏当にイベントを通過できそうではあります。少なくともアメリカは足元で商品市況も落ち着いてきましたし、ドル高ですし、ISM製造業景況感指数も悪かったですし、全般的にインフレ圧力は低下しています。ただカナダやユーロでは利下げが始まり、6月に入ってから環境に変化が生じており、突然翌日にアメリカ株が3%程急落していてもおかしくないような下地があるようには思っています。

先週末時点の信用倍率は前週6.1倍→6.5倍に上昇。買い残が4.8兆円に増え、売り残が少し減りました。買い残は4月以来今年2番目の高水準。最近売買代金が低下気味のところに重くのしかかってくる感じです。


新興市場は「中立」。昨日のグロース指数は続伸。売買代金は1,359億円と活況。ただ上位4銘柄で過半を占めました。カバー(5253)やJTOWER(4485)といったところが売られた割には強かった印象です。本日も継続できるでしょうか。


ポートフォリオ銘柄】

ブロードメディア(4347)は昨日続伸。年初来高値を更新し、1700円台となっています。通信制高校に加え、日本語学校などの教育事業が順調。しかしそろそろ会社名を変えたら良いと思うのですけれど。


売りポートフォリオ川崎汽船(9107)は昨日続落。一昨日後場の高値を伺う位置から突然崩れ出す形。イスラエル情勢の緩和を受けて、運賃低下圧力に繋がるのでは無いかとみられ、世界的に海運株が落ち着いてきています。紅海を通れれば、それはそれで運輸コスト減にもなるので悪い話でもなさそうですが、市場の見方は運賃減少がきついという部分のようです。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


その他有料メルマガの成績は下記「じょうしょうダルマ」URLから確認の上、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html


株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。