KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

G20エネルギー相会合を経ても原油に大きな波乱無し

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本日の日経平均は反落のスタートが想定されています。先週末に行われたG20エネルギー相会合を経ても原油市況に大きな波乱は無いようですが、本日も欧州市場がお休みの閑散相場の中で、買い手不在の状況が続きそうです。


投資判断は「やや買い」。今はCash is Kingなご時世ですから、全額分配金に回して借入の大きいREITは敬遠されるという面もあるでしょう。さしあたり、不動産関連の契約は長期なものが多いですから、目先は簡単に分配金は下がらないと思います。特に住宅系などは首都圏から地方に人口移動がすぐ起きるとは考え辛いですし、耐性が強いと思います。物流系も巣ごもり恩恵があります。

ただREITは全額分配で増資で資金調達しか無い構造を考えると、今後の増資による希薄化が大きくなる可能性が大きいため「REIT指数が下がったこと自体」が分配金低減リスクに繋がります。

冷静に考えて利回りが取れる商品が少ない中、REITが再度の投資対象に日はなってくるでしょう。ただ当然のように全戻しはしばらく考え辛いです。そもそも年初の段階では2%台の分配金という銘柄も多かったので、割高であったのは間違いありませんから。

日銀のETF買いやREIT買いは賛否両論あるとは思いますが、これは日銀が時間を買っているというようなイメージです。つまりなるべく時間を稼いで恐怖の感染を断ち切ろう・・・というのは、株式市場版の封じ込め作戦。コロナ拡大の問題は時間をかけるしかなく「オレ(日銀や公的)が買い支えている間に早く効果的な財政政策を打ち出してくれ・・・」というような「殿(しんがり)の覚悟や悲壮感」が伝わってきます。

非常事態宣言を出すような非常時なのですから、株価にも非常事態宣言ということでアメリカもさっさとやれば良いのに・・・と思いますが、アメリカは法律上出来ないようですね。もっとも、先般より言及しているPPT(暴落阻止チーム)は存在するので、やり方はいくらでもあるようですが。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57095460T20C20A3000000/

いずれにせよ主張に変わりはありませんが、極端な話コロナウィルスが終息しなくても経済活動が戻ってきたら、この世界的に大きな金融緩和や景気対策が生きてきて、株は再度高値更新波動にいずれ戻ると思います。リーマンショックの時とは状況が異なるので、年内にそれが実現しても不思議ではありません。

コロナの感染者数はなかなかコントロールできませんが、経済活動の再開は政治判断でできるもの。人道的なことを考えると沈静化するまで皆ジッとしていろ、ということになるのでしょうけれど、しかしそれでは何故タバコや大麻は許可されているのか(勿論自己責任と人に感染させてしまうものの差というのはわかりますが)。

人々の健康が最大のプライオリティーとは言い切れない現実があります。そもそも経済活動を早くさせないと、コロナにかかっていないのにコロサれてしまう人々がたくさん発生してしまいます。

さすがにそろそろ戻り待ちの売りが警戒される水準になってきたとは思います。しかしながらこの感覚は恐らく極めて常識的な感覚でしょうし、「ここから2万円も一気に突破して元の水準に戻る!」と主張する人は皆無です。そう思うと逆に素直に下がっていくような気がしないのも事実なのですが・・・。とりあえず反動安が出たとして、じゃあどの程度下がるのかというところを当てるのが重要になってくるのでしょう。

日本はまだですけれど、一応世界的には経済対策が揃ってきたので、株価に関しては下値耐性はだいぶ強いと思います。今はまだ全面高or全面安の中で個別毎に強弱があるのみという値動きだと見られます。

どの銘柄にも等しく言えるのは流動性が薄いということ。それはそうで、ここまで一気の急落に売り方買い方がついて行っていませんから。先物すら板がスカスカです。この流動性と「買ってくる筋の存在」との見合いで、強弱感が対立する動きが続きそうです。

ドルインデックスは100ポイント割れとなっており、とりあえずドルへの安全資産逃避という流れが変わってきたのは良かったと思います。
https://jp.tradingview.com/symbols/TVC-DXY/

4月のアノマリーとしては外国人投資家が買ってきやすい月であること。実は過去19年連続で買い越しの月となっています。勝率でも11月に次いで2位ですし、騰落率では堂々の1位で陽線になりやすい月でもあります。ただ騰落率2位の3月がこのザマですから、気休めにもならないかも知れませんが・・・。

外国人買いが大きい理由の一つは3月の権利落ちに絡んで外資系が海外本店→国内支店に玉を異動させて配当などを取りに行くというテクニカル要因があり、4月にその反動と言われています。実際、3月の外国人投資家は大幅な売り越しになっていますが、実需売りの他にもそういった要因があります。

「なんだ、それならば4月に外国人が買い越しといっても、単に国内→海外への巻き戻しに過ぎないから意味無いじゃん」と言われそうですが、配当少なめだった昔から買い越しが続いているので、それだけが理由ではないとも思います。

またNYダウも14年連続でプラスとなっている株高の季節性が高いです。ただ何故4月にアメリカ株が高いかというと、税還付の再投資買いがあるからということなのですが、今年はコロナで申告期限が3ヶ月延長されているので、その効果は乏しいかも知れません。

あと円安になりやすい時期とも言われています。株高の裏返しとしてあるのかも知れませんが、過去30年分の推移を見てもあまり4月が円安になりやすいという印象はありません。

ただ特に「GPIFが外債の比率を15%→25%に拡大、一方で日本債の比率を35%→25%に変更(日本株は25%で変更無し)」ということで、円売りドル買いに繋がりやすいと言えます。もっとも金利水準はアメリカが低下し日本が上昇することになるので、金利を手がかりにすれば円高圧力も生じることになるのですが。というわけで全般的にアノマリーに対してそれぞれ反論も出来てしまう点が難点です。


新興市場も「やや買い」。全般的に元々配当や業績の数字よりも成長性などが期待されており、また値動きのみを頼りにされている銘柄が多い新興市場は、相対的な買い安心感もあると言えそうです。


ポートフォリオ銘柄】
MTG(7806)は金曜反落。金曜引け後に子会社でマスクと消毒液の取り扱い開始とIRを出しましたが、寄り前の気配段階ではほぼ無反応。いつも後手後手なんですよね。経営者にこの辺りのセンスがあるかどうかも株式市場にとっては重要です。


ホクト(1379)は金曜反発。金曜引けに出た月次は、台風被害後初めて計画と前年実績を上回る着地。正直株価への反応は薄いと思いますが、これは好材料です。一応今週から25日線が上向いてくる日柄になるので、何とか持ち合い上放れに繋がれば良いのですが。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。