KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

陰の丸坊主に

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日経平均は本日続伸。前日のNYはTeslaを含めたGAFAM系が決算期待感で買われたことなどでS&PNASDAQ終値ベースで最高値更新。ビットコインの反発も安心感に繋がりました。VIX指数は17.6ポイントに上昇。そして引け後に出たTeslaの決算は中国向けが好調で予想を上回ったものの、販売台数予想が出なかったことで時間外では売られる動き。

それらを受けた日経平均は朝方こそ買いが先行。ただまた寄り天の形になり、次第に売られる流れに。前日終値近辺でもみ合っていましたが、中国株が軟調なスタートになると次第に売りに押されました。

昼に日銀金融政策決定会合の結果が現状維持と出たことで後場は一旦下げ幅を縮めましたが、13時半以降改めて売られて結局ほぼ安値引けの「陰の丸坊主」に。売買代金は2.4兆円台と前日よりは膨らみました。


投資判断は「中立」。アメリカの長期金利は、債券入札ウィークを経てもなお落ち着いています。増税の実現性もありますけれど、経済指標が相次いで「○○年ぶり」の絶好調にもかかわらず新年度相場入りから低下した(=アメリカの債券が買われた)ところから見ると、やはりなんだかんだでGPIFを含む日本の機関投資家が3月期末に向けて米債を売り、そして新年度からまた買い直している・・・という「日本犯人説」が妥当のように思われます。
https://jp.investing.com/rates-bonds/u.s.-10-year-bond-yield-streaming-chart

アテになるかどうかは別として、長期金利のチャートは3月に1.75%でダブルトップを形成した形ですから、その水準でしばらく強い抵抗力があるのかも知れません。ただそれはあくまで中期的な話で、長期的にはまだ始まったばかりのバイデン政権の巨額インフラ投資計画がずっと燻る以上、トレンドとしては上昇基調にあるのでしょう。2%超えは時間の問題だろうと思われます。

とりあえず足元の金利低下に合わせてNASDAQが回復してきました。ただここからGAFAMを始めとする決算が出て来ますから、NASDAQにとっては今週が正念場だと思います。いずれにせよダウやS&Pも少しずつ少しずつ上値を追ってきているので、環境が良いのには間違いありません。

合わせてドルインデックスも低下基調。ドル円も次第に円高に振れて日米の株価の差を生んでいます。昔であれば首脳会談というビッグイベントを契機に、日本勢が遠慮する必要が無くなって円安に・・・というのパターンもありましたが、今は昔ほど円安が諸手を挙げて賛成されるような時代ではありません。

各企業も円高耐性を付けるため海外展開を強化していますし、今は物価高が国民生活に繋がって支持率を落とすような事態にはしたくないはずです。購買力平価でのドル円の理論値は92円とされているので、それに従えば110円近くの現状は十分と言えそうです。

そのドル安を受けてドル建て取引の多い商品市況は上昇基調が続いています。原油や銅といった景気敏感商品だけでなく、ビットコインと逆相関の関係になりつつある「金」ですら新年度以降上昇してきており、やはりこのドルインデックス下落と密接に関連していると言えます。コーン、小麦、大豆といった穀物類も軒並み4月に入ってから強含んでいます。

雑感としては現在米中対立の材料の一つとしてウイグル問題が取り上げられています。政治的、思想的、道義的な観点はこんなチンケなブログですべき議論では無いので横に置いておくとして、この話は法人格である企業側にしてみるとまた色々な負担や踏み絵を踏ませる厄介な問題です。

今はまだ大きな問題がありません。例えば綿花やトマトなどといったものは別にウイグル産でなくても代替できるので、企業側にしてみれば多少のコスト増で十分回避できます。ところが、ウォールストリートジャーナルの記事でも指摘されているように、太陽光パネルに使われるポリシリコンなど、代替し辛い材料の部分を「突き過ぎる」と、サプライチェーンが止まってしまい、かえって中国有利の状況を生み出しかねません。
https://jp.wsj.com/articles/solar-energy-supply-chain-depends-on-region-where-china-is-accused-of-genocide-11618248828

アメリカが本当に証拠に基づいて人権問題を責めているのであれば、それは確かに賛同してコストをかけないといけないのかも知れません。今のESG優先の議論にも合致します。

ただまだグレーゾーンのところに、アメリカが政治的な意図や中国叩きで利用しようとしているようにしか思えない部分があるのも事実。アメリカは過去にもフセイン大統領が「大量破壊兵器を隠し持っている」として戦争を仕掛けましたし、イランの核合意違反を理由にした制裁もトランプ大統領オバマ大統領のやったことが気に入らなかっただけという政治的な意図が見え見えでした。

こういった絶対正義を元に話が進んでしまうと道理が通らない時に「なあなあ」で幕引きできない事態に陥り、結果誰も幸せにならないパターンが起きえます。そういう意味ではトランプ大統領のように厚顔無恥に「オレがルールブック」的にちゃぶ台返しできるような神経が、柔軟で合理的な対応に繋がるとも言えます。バイデン政権の周りを固める左派の人達には、果たしてそういった柔軟で現実的な対応、駆け引きができるのでしょうか。


新興市場は「中立」。本日は高安マチマチ。マザーズ指数は辛うじてプラスを維持して踏ん張りましたが、メドレー(4480)がドコモとの資本業務提携でストップ高張り付きとなったことが大きく牽引している形。全体的にはIPOセカンダリも盛り上がっておらず、東証1部が薄商いの割には短期資金を取り込めていない感じです。


ポートフォリオ銘柄】

MTG(7806)は反発。室内トレーニングやFoot fitなど、恐らくすごく売れているのは間違い無いのでしょうけれど、足下では供給不足がやや気になる感じです。他の業態の決算でも目立っていますが、こういうケースでは調達にコストをかけたりして消費者に届けがちになるので、思いの外利益を削っていたりするパターンがあります。その点が警戒要因ですね。


はごろもフーズ(2831)も反発。昨日は投げ売りが出て大きく下げる場面がありましたが、幾分落ち着きを取り戻しています。足元で3度目の緊急事態宣言が出ましたが、出尽くし感もあって巣ごもり株の売り、コロナ禍銘柄買いの動きが出ており、前者に該当する食料品株は売られる形になっています。何とか踏み止まってもらいたいところ。

ただ足元では穀物価格の上昇→飼料価格上昇→食肉価格の上昇に繋がり、魚類の相対的な優位性が出てくると見ています。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。