KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

月初高アノマリーは今月も不発

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日経平均は本日続落。前日のNYはADP雇用統計が予想を上回ったことなどでS&Pが連日の最高値更新。上半期最後の取引を締めくくりました。一方、NASDAQは引けにかけて売られマイナス引け。VIX指数は15.8ポイントに微減。石油在庫の減少を受けてWTI原油先物は小じっかり。それに伴いエネルギー株中心に買われました。

それらを受けた日経平均は朝方こそ買いが先行しましたが、またいつものパターンで寄り天→下落。寄り前に発表された日銀短観において、製造業のDIが14と予想の15を若干下回り、先行きDIも13と低下が見込まれる形。一旦売られた後にまたプラス圏に回復する場面があったものの、10時以降は改めて売り込まれる動きになりました。

後場は一段安。ただ後場寄を安値に買い戻しの動きになり、最後は後場高値で引けました。月初高のアノマリーは無視されて本日も続落。特にバリュー株の売りが強く、ここまで買われた分の巻き戻しの動きが入った形。売買代金は2兆円割れと低調。


投資判断は「中立」。結局月末安のアノマリーが勝り、わずかとはいえ昨日は下落となりました。特にTOPIXの月末陰線は20ヶ月連続に。うーん、強力なアノマリーですね。昨日は例のプライム市場判定の基準日だったこともあり、恐らく自社株買いなども抑えられたのではないでしょうか。なお、その結果は7/9に発表されるのだとのこと。

アメリカ株は連日の高値更新と相変わらず調子が良いですが、GAFAM系の最近の強さを見てもわかる通り、時価総額の大きなところが買われて牽引し、中小型株はついていけていない二極化が進んでいる模様。この辺り日本株と状況は良く似ています。あんまり良い傾向ではないですね。

スケジュール的には金曜の雇用統計や週末の都議選などイベントリスクがあります。また先んじておくと来週は毎年恒例のETF分配金捻出売りが見込まれています。8日、9日で計8,000億円規模の売りが出ると言われており、これは今の薄商い環境下どうしても重くのしかかる売り材料になってきます。このETFに関しては保有しているのが大半は日銀であり、日銀は分配金分をわざわざ再投資しません。国庫に入るだけです。

また来週月曜がアメリカ市場お休みということもありますから、強烈な買い材料が出てくる期待感も薄いです。なので基本的には短期目線で持っているものは金曜のうちに売却しておいた方が良さそうです。そして買い戻す気があるのなら、9日引けや10日以降に買い戻すのが得策ではないでしょうか。

チャート的にはTOPIXでもまだMACDパラボリックの暗転が続いていますが、日経500の方はパラボリックが先んじて好転した他、ボリンジャーバンドも上向きかけるなど全般的に形が良いです。ただ上述のような重要イベントや需給要因が控えるため、積極的に上値を追うような感じはありません。

日経平均のチャート的には6/15、16の「アイランドリバーサル」の窓を埋めていない段階で、今回6/25、28の足でもう一つ「アイランドリバーサル」を形成。こうなってくるといずれはやはり上に戻ってくるとは思いますが、惜しむらくはそれがいつになるかわからないということ。7月中には戻るとは思いますが。

個別ではトヨタ(7203)がTeslaの復調もあり1万円達成後は伸び悩んでいますが、自社株買いが下支える中で上値トライの期待感は十分あります。それ以外にも味の素(2802)、富士フイルムHD(4901)、富士通(6702)などといった日本を代表する企業が足元で年初来高値を付けており、こういった個が牽引することも全体相場を支えてくれます。

一方、リコー(7752)のように総会の結果を受けて大口のアクティビストが一気に売り出す・・・という目にも遭いかねませんから、やはり手控えムードが強まりそうです。

7月のアノマリーはあまり目立ったものがありません。月別では4番目に勝率が悪い月ではありますが、93年以降では14勝14敗の5分なので明確な方向性はありません。また月初3営業日が高いというアノマリーもあり10年以降は8勝2敗ですが、ここ3年が1勝2敗とイマイチ。近年は上述のETF分配金捻出売りの規模が大きくなってきているので、むしろ前倒しで売られやすくなっているのでしょう。

先週末時点の信用倍率は前週4.42倍→4.17倍に減少。少し改善しました。
https://www.traders.co.jp/margin/transition/transition.asp

また昨日発表の先週末時点の裁定残高は買い残8,733億円に対して売り残2,156億円の差し引き6,577億円の買い長。前週に比べて954億円増えました。「先週は売り残が積み上がっている」と思いましたが、見込み違いでしたね・・・。


新興市場は「やや買い」。本日は両指数共に軟調東証1部が弱いことから、新興市場にも売り圧力に繋がっています。一方、IPOは5日まで小休止ということで、セカンダリは少し回復基調。新興市場は上述のETF分配金売りの影響が無いので妙味がありそうです。


ポートフォリオ銘柄】

MTG(7806)は反発。昨日大幅安となり連騰記録が12でストップ。本日も朝方急落し2000円割れの場面がありましたが、昼に行われた「エブリング」先行予約が30分で完売となったことで後場から復調しました。ただ前回「超短期目線ではこの辺りがひとまず限界」とした感じになっていますが、再度高値を伺うにはもう少し時間が必要だと見ています。


はごろもフーズ(2831)は小動き。全然商いも膨らみません。こちらは保有期間も1年経ちましたし、大きな変化も無いのでポートフォリオ整理の意味合いも込めて明日の寄り付きで利食い終了としようと思います。足元で魚の価格が上がってきているので、缶詰の優位性も高まっていくとは思うのですが、原材料高に繋がる点は痛し痒しです。


農業総合研究所(3541)は続落。農水省の発表によれば、7月前半は白菜やキャベツなどの葉物の生育が良好で安値傾向になる見込みとのこと。うーん、アメリカの方の穀物は厳しいものの、日本の方は順調なんですね。我々消費者にとっては有り難いことですが。なのでこちらも明日の寄りで終了にします。損の無いところで逃げます。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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そして次回は6月の成績発表です。お楽しみに!


株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。