KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

引けに日経平均のリバランスを控える

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日経平均は本日反発。前日のNYは前日急落の反動買いが出たものの、パウエルFRB議長がECBシンポジウムでサプライチェーンボトルネックが解消されないことからインフレが予想以上に長期化するという見方を示したことで上値が重く。中国当局向け試験飛行成功が伝わったボーイングは買われる展開に。一方NASDAQは続落。VIX指数は22.6ポイントに低下。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。ドル円が112円まで上昇してきたことも追い風でしたが、すぐにマイナス転換。証券増税を視野に入れる岸田首相誕生を嫌気する流れになり、昨日の安値を割り込むところまで売られました。

中国の国家統計局が出したPMIが49.6と好不調の分かれ目50を下回ってきたことも不安材料に。ただ連休を控えた上海株がしっかりしたスタートになったことで、買い安心感が広がりました。後場も安く始まったところから、少しずつ下値を切り上げる形。引けでの日経平均リバランスを意識した動きになっています。売買代金は13時15分時点で2兆円台と活況。


投資判断は「買い」。先週は中国恒大リスクが散々言われましたが、喉元過ぎれば皆熱さを忘れた模様。これだけ「中国は大型連休中に破綻処理を進める」と散々デフォルト懸念が指摘されていた中で、改めて慌てふためくとは、なんてうかつな投資家が多いことか。しかしまた日本の連休中にネガティブサプライズが発生しましたね。

丁度オプションの清算が前週末のクアドルプルウイッチングで終わってしまったので、オプションを建てて保険を付けていなかった投資家も一定程度居たのだと思われます。

中国版リーマンショックという言葉に非常に訴求力がありますが、当時に比べて世の中にお金が溢れかえっていますから、本質的に金融危機は起こり得ません。これがテーパリング開始後や利上げ中であれば懸念の高まりや催促相場に繋がったでしょうけれど、FRBのバランスシートもまだまだ拡大している途中であり、実態面では換金売りが換金売りを呼ぶような逼迫した事態ではありません。株が一番影響を受けている感じですが、大暴落ではありません。

残念ながら中国側の習主席が考えを改めて恒大集団を救うことは期待しない方が良いです。習主席の頭の中はわかりませんけれど、「共同富裕」のコンセプトから極端な金持ちは潰して格差是正に動こうという姿勢は明らかです。そもそも以前から不動産価格を抑えたいという目的から総量規制を実施しており、それがようやく実を結んだという言い方もできます。

ただ市場の中ではまだ「最終的には政府が何とかしてくれるだろうと」期待している向きも確かにあり、それが失望に向かうことだけはリスクとしてまだ残っているイメージです。

それでも「不安材料」が相次ぐ時の方がより株価は上がりやすいものです。そもそも相場に何も不安材料が無いことなんてあり得ません。むしろ不安材料が消えた時こそ「幸せすぎて怖い」ことが起こりえる、そんなひねくれた性質を持つのが相場というものです。何故なら不安なら先回りして売っているでしょうし、同時に売り方も結果に対して不安なはずだからです。

外国人買いがどこまで続くかということですが、私の感覚では長期筋はまだほとんど買いに回っていません。何故なら先週まで為替が全然動いていないかったからで、長期筋が買ってくる場合は為替ヘッジで円売りを同時に入れてくるはず。菅首相が事実上の辞意を出して株高になった時にも書きましたが、為替がほとんど動きませんでした。あくまで値幅取りの短期筋が今回の急騰局面を演出した部分が大きいと見られます。

とりあえず先々週時点で外国人投資家の現先合わせた今年の売り買いはほぼトントンになりました。ただ昨年は現先合わせて6兆円超の売り越しでした。日銀がETFを7兆円超買ったのに彼らはぶつけてきたわけですが、その日銀は基本的には売りません(※ただしETF売却していないが、過去に金融機関から買い取った株式を16年4月以降年間3,000億円ペースで売却し続けている)。

そういった形で玉が吸い上げられている部分があり、一旦外国人が方針を変えると、日経平均がたった2週間で3000円もワープしてしまうようなことに繋がりました。本当はもう少し安く仕込みたいと思っていても売りが出ない。しかし日本株ポートフォリオを高めないといけないので買わざるを得ない。そういう動きがここまでの外国人買いでの日本株の反応の良さに繋がっています。

ちなみにアメリカはアメリカで例えばMicrosoftは先日6.6兆円規模の自社株買いと増配を発表。GAFAM系銘柄は以前からも自社株買いが株価を押し上げてきた面もあり、買われる銘柄がドンドン買われるという環境が出来ています。

来月になると株高で日本株のウエイトが高まった分、今度は機関投資家(特にGPIF)のリバランス売りが出てくる可能性もあります。一般的に彼らがリバランスをするのは月替わりからなので、10月の入り方は警戒する必要があります。ただ現時点での私の漠然としたイメージとしては、こういった売りがあっても上述の外国人投資家の買いが迎え撃って年末まで大崩れは無く、何とか高値圏で持ちこたえてくれるのではないかなとは思っています。

アメリカのS&Pは9月弱いというアノマリー通りにここまで進んできていますが、逆に10月は強いというアノマリーがあります。そういった外部環境の良さも、下支えとして期待できるでしょう。

個別ではトヨタ(7203)株に注目です。足元で分割考慮後での最高値水準となっていますが、このまま維持できれば日本株全体の上昇波動が新局面を迎えると思います。


新興市場も「買い」。本日は高安マチマチ。マザーズ指数が後場から切り返しの動きとなり、相場の雰囲気を改善させてくれています。元々権利落ちの影響が少ないことから、立ち直りも早い感じ。一方、まあまあ権利落ちの影響があるJASDAQは戻りが弱いという具合です。マザーズ指数のチャート的には上値に25日、75日線が控えているので、少し戻り一巡後は重くなるかも知れません。


ポートフォリオ銘柄】

アニコムHD(8715)は大幅続伸。権利落ちの昨日から受渡日ベースで実質下半期相場入りですが、流れが完全に変わったような感じになっています。75日線も2月以来約8ヶ月ぶりに上向きに転じて来ました。世間のペットフードの売上は落ちているようですが、保険は継続性があるのでここからの大反撃に期待です。


ブロードメディア(4347)は反発。株式併合による信用買い残強制整理より、一昨日のブログで「早ければ明後日くらいから戻っていく展開」としましたが、大体そんな感じになってきています。昨日は一見出来高が少ないですが、株式併合分を考慮すれば半年ぶりの高水準で株主入れ替えが急ピッチで進みました。ここから1000円を目指す波動になっていくと見ています。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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そして次回は9月の成績発表です。お楽しみに!


株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。