KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

中国不動産リスクに神経質な展開続く

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日経平均は本日続伸。前日のNYはJ&Jが予想を上回る決算を発表したことなどを背景に3指数揃って上昇。引け後に出たNetflixも韓国のドラマ「イカゲーム」の大ヒットなどで契約者数が伸びたものの、時間外では売られる展開に。VIX指数は15.7ポイントに低下。長期金利は1.64%で5月以来の高水準に。WTI原油先物は83ドル台を回復。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。いきなり29400円を回復し、一旦売りに押されたものの、再度買い直されて29500円手前までありました。昨日とは逆にバリュー株が優勢の展開。ただ中国株を警戒して10時以降は上値が重く。中国の中堅不動産が債務不履行となったと伝わると、前引けにかけて急速に上げ幅を縮めました。

昼休み時間中に先物はマイナス転換しましたが、上海株もプラスに転じてきたことなどから後場は落ち着きを取り戻して29300円を回復。売買代金は12時45分段階で1.6兆円弱とここ最近の中ではボチボチ。


投資判断は「やや買い」。一つずっと引っかかっている話があり、それは9月末にECBが主催したECBフォーラムにおいてパウエル議長が「供給のボトルネックサプライチェーンの未解消がいらだたしい」と発言したこと。事象自体は今更のことで発言も当然ですが、パウエル議長の焦りとも捉えられ、また物価上昇に金融政策では打つ手が無いというスタンスを見せてしまったことに対して、市場は転換点を見出したのかも知れません。
https://jp.reuters.com/article/economy-cenbank-powell-idJPL4N2QV3S9

要人発言でトレンド転換するということはまあまああります。直近で印象的なのは、18年10月のペンス前副大統領による対中国への宣戦布告演説。経済指標云々ではなく、あの発言からトレンドががらりと変わってしまいました。

半導体不足や、イギリスでもドライバー不足でガソリンがスタンドに届かないなどの人手不足が深刻化していますが、そういったボトルネックに金融政策の選択肢を狭められ、テーパリング早期終了と利上げ前倒しが意識されてきている面があるようにも思います。

特に原油上昇が顕著ですが、原油はあらゆる製品の価格上昇に繋がる最大の物質。ただでさえ半導体など様々な製品の供給不足、人手不足のボトルネックがあるのに、これで一段とインフレ加速が懸念され→テーパリング、利上げの開始を「景気の状況如何に関わらず」前倒しにせざるを得ない、と繋がっていくことを投資家は恐れ始めています。

それが売りの核となっていて、それ以外の中国リスクや世界的な電力不足懸念、自動車の減産などなど、細々としたものが上乗せされているというようなイメージです。時期的にも北半球は寒くなっていくので、感染再拡大を懸念する向きも出てくるとみられます。

しかしずっとずっと長期的な話では、株高は続くと思います。そもそも、本当にFRBが制御不能なインフレ加速を警戒するならば、インフレに強い株に資金が入ってくるのが道理です。

日本株に関しても、岸田首相がどんなに反アベノミクスを唱えても、毎年13兆円もの税金を投入してやっと維持している年金制度を崩壊させないためにも、GPIFの運用益は確保していかないといけません。債券が低金利なのだから、株で稼ぐしかなく、支持率の低下ににも繋がる株安は容認できません。

余談ですが、私は首相の資質として「持っているかいないか」も重要だと思うんですよね。そういう意味で東京オリンピックを引き当て、トランプ前大統領と仲良くできた安倍首相は「持っていた」と思うのですが(ただし結果として東京オリンピックは火種になってしまったわけですけれど)、岸田さん大丈夫なんでしょうか・・・。

岸田首相が掲げる「新資本主義」が外国人投資家にどう翻訳されているのかは謎ですが、令和版所得倍増計画ではなく、日本版共同富裕と捉えられている可能性が高いですね。就任が決まってから日経平均は8連敗を記録しました。

ちなみに8連敗は09年7/1~13の9連敗以来の出来事だそうですが、当時は9連敗の翌日から9連勝となったとのこと。当時を振り返ると、麻生政権が支持率低下→7/21に衆議院解散(通称「追い込まれ解散」)→8月末の選挙において鳩山内閣民主党政権が誕生するわけですが、ともあれ後半の9連騰は選挙による株高アノマリーも期待した買いが入ってきた模様。

今回はむしろ選挙に対する失望が出ているようにも見え、自民党議席を大きく失ってしまうことになるのでしょうか・・・。

現在は原油などの商品系、もう一つはビットコイン系への投資が有効かなとは思っています。今は金ではなくてビットコインの方に資金が流れやすくなっています。実際、中国が全面禁止してもビットコインの下落は限定的。これ以上下がる理由があまり無いように思われます。

ただ14年末のオイルショックや昨年のコロナショックでもわかる通り、売り方が原油市場をオモチャに出来るとわかった時には市場は混乱します。ざっくり言って世界の金融市場は債券規模(債務残高3.2京円)を1としたら、株式市場はその半分以下(1.2京円)、商品(コモディティ)はたったの0.005(170兆円程度)しかありません。原油市場はその中で一番大きいとはいえ、せいぜい100兆円程度の市場規模とみられます。

勿論100兆円でも想像が付かない程に大きな金額ではありますが、今のように原油価格の動向が市場を脅かすようになると、それで300倍以上の市場を動かせるのですから、レバレッジがかなり効くと言えます。もう一つVIX指数も先物市場があり、こちらの市場規模はわからないのですが、普通に考えて原油市場よりも随分小さいとみられます。

売り方は原油買いとVIX買いで蜂の巣を突くことで、株式市場や債券市場といったモンスターを暴れさせることができます。これが一番の懸念です。


新興市場も「やや買い」。本日は高安マチマチ。マザーズではオンコリスバイオファーマ(4588)が中外製薬(4519)とライセンス契約の解除が発表されストップ安に。他のバイオ株にも幾分飛び火しましたが、JMDC(4483)やJTOWER(4485)といった大型株が買われたことで辛うじてプラス圏はキープ。ただ円安メリット株が少ないので、相対的に弱い動きは続きそうです。


ポートフォリオ銘柄】

クレステック(7812)は続伸。本日は反発の流れになっています。業績は安定的で成長性も高いのですが、如何せん流動性が低くて注目度が薄く。残念ですが、ここは一旦損切りして捲土重来を図りたいと思います。本日引けで買いポートフォリオから外します。


アニコムHD(8715)は反落。アメリカの長期金利上昇を受けて保険株はしっかり。同社も反落ですが小幅に止まっています。チャート的には一目均衡表の遅行線も雲抜けしてきたので、長期トレンドの買い転換に期待感。ここは踏ん張りどころです。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。