KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

アメリカ株は年初来高値更新もGAFAMは反落

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前日のNYはFOMCを控え、楽観ムードから3指数揃って上昇し年初来高値更新。売買高も活況でした。ただGAFAM系ギガテックが揃って弱く、NASDAQの上昇が弱く。ラッセル2000も小幅高。VIX指数は12.6ポイントに小幅上昇。WTI原油先物は71ドルに上昇。Bloombergが日銀関係者の発言として「マイナス金利解除を今月急ぐ必要は無い」という記事を出し、ドル円は146円を回復。


投資判断は「売り」。まず先週のアメリカ株の振り返りですが、ダウは週間では横ばいも、NASDAQS&Pは小じっかり。ただそれぞれ年初来高値更新となっていて、実態は強いです。VIX指数は20年以来の低水準で、コロナ後の最低水準を更新。

雇用統計は良かったものの、今回は自動車メーカーやハリウッドで起こったストの終息で増える要素があったことから特殊要因である・・・との解釈もある一方で、利下げ開始が来年3月→5月へ後ズレしたとの見方が強くなっています。

MMFの残高はまた過去最高を更新。こういった背景があり、多少景気の先行きに不安定さがあってもリスク性資産に資金が向かいやすい素地が出来ているようです。投資家の姿勢もリスクに積極的な模様。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-12-07/S5BGG4DWX2PS00

先週はドルもしっかり。実はアメリカは「株高、ドル高、債券高」のトリプル高を実現。世界中の資金をアメリカに吸い寄せてきたような感じになっています。一方で吸い寄せられた側が中国。こちらは「株安、元安、債券安」のトリプル安で、特に債券の方はムーディーズの見通し引き下げも響きました。景気を巡る明暗がくっきりと分かれた感じ。土曜に出た中国のCPIは0.5%の下落とコロナ後で最大の落ち込みで、中国はデフレが警戒されています。

12月に入ってアメリカがやたら強くなってきたのは、やはり一つは長期金利の急速な低下があるからです。指標やFRB高官のコメントにより、来年の早い時期に利下げが実現する・・・ということなのですが、金曜は雇用統計で早期利下げ期待感が後退した割にはしっかり。純粋に10月末に集中するとされるファンドの決算を通過して、新しいポジションが取られやすくなったことが需給の一番大きな要因なのでしょう。

もう一つ厳しかったのは原油です。WTI原油先物は70ドルでひとまず下げ渋りの動き。特に今年は70ドルを割り込むとOPECサイドから供給が絞られることで抵抗力がありました。ただ需要家である米中の景気の先行きを考えると、供給を絞るだけで維持できるとはなかなか考え辛いです。

一方、商品の中でコーンと小麦は12月に入ってから底打ちの流れ。大豆は底辺にありますが、下げ渋り感はあります。反対に金は先週落ち着いてきたのですが、ビットコインはグイグイと上がり一時45000ドルに接近する場面も。ETFの承認や4年に一度の半減期が来年4月頃にあるとされる中で先回りの買いが入っている模様。この辺りは別世界のお話ですね。

明日のFOMCに関しては、毎回お約束のウォールストリートジャーナル記者ニック・ティミラオス氏の観測記事もそろそろ出やすいタイミングで、出るとまたそれに応じた反応はありそうですが。

日本証券新聞によると「ここ3年間でSQ週に上昇すると、SQ当日から6営業日後までが1勝8敗、逆に下落した場合は2勝0敗」とのこと。需給の乱れが正常化することで株価も元の位置に戻ろうとするからでしょうね。まあ前後どちらの程度が大きいかが問題ですが、ともあれ今週は反発の流れになりそうです。

日経平均のチャート的には無事9/21~11/14の日足を離れ小島とする「アイランドリバーサル」の窓を埋めてきました。ところが、まだ10/19~11/1の日足でアイランドリバーサル、更にその中の10/26~31までもアイランドリバーサル・・・とアイランドリバーサルマトリョーシカが下方に控えています。

本日引け後にまた最新のものが出ますが、先々週末時点の信用倍率は前週4.2倍→4.3倍に拡大。先週は週間で株価がやや下落したことで、買い残が増え、売り残が減りました。日経ダブルインバース(1357)の買い残や日経レバレッジ(1570)の売り残などもやや減少。

先々週末時点の裁定残高は買い残1兆円超。売り残は307億円ということで差し引き1兆円の買い長で、前週比1,626億円増えました。2ヶ月ぶりの1兆円台ということで、まだ大したレベルではありませんが、少しずつですが需給が悪くなっています。

11月第5週の投資主体別売買動向では外国人投資家は現物を3,687億円の売り越し。先物も322億円の売り越しということで、計4,009億円の売り圧力に。先々週は下落の週でしたが、外国人の売りが重石だったようですね。信託銀行(年金)は111億円の売り越しに変わりましたが、投信が1,348億円の買い越しということで冬のボーナス狙いの設定が膨らんだ格好。


新興市場は「中立」。昨日のグロース指数は反発。11月最終週の投資主体別売買動向ではグロース市場に関しては外国人投資家は127億円の売り越し。ここまで連続買い越しが続いていましたが、遂にしびれを切らしたように大きめに売られました。あーあという感じですね。足元の弱さもさもありなん。


ポートフォリオ銘柄】

巴川製紙所(3878)は続落。スタンダード市場やグロース市場の低位株で小銭を稼ぐというのは、毎年12月の風物詩ですが、同社もその流れに乗った形。足元はさすがに小休止ですが、前日の安値を下回らず、5日線もキープしている強さがあります。半導体株が戻してきていることも追い風と言えそうです。


北陸電力(9505)は反発。引き続き原発再稼働期待感から東京電力HD(9501)が大幅高となり、電力株の刺激材料になっています。FOMC前の手がかり難なところで、材料に反応しやすい地合ですね。とりあえず200日線での支持がハッキリして25日線も突破。底打ち感が出ています。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。