KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

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日経平均は本日反落。前日のNYはADP雇用統計が予想に大きく反し30.1万人減だったものの、それによって長期金利が一時1.75%割れまで低下したことで3指数揃って上昇。前日に好決算を発表したGoogleが一時最高値更新となった他、AMDの上昇も牽引しました。WTI原油先物は一時90ドルに迫る場面も。一方、引け後に予想以下の決算を発表したメタ(Facebook)は時間外で大幅下落。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。昨日営業利益上方修正を発表したSONYG(6758)や6ヶ月連続既存店が前年割れなとったファーストリテイリング(9983)が売られ雰囲気を悪くしました。ただ27200円を割ったところでは下げ渋り。売買代金は10時45分時点で1.3兆円台とそこそこ。


投資判断は「やや買い」。足元に関しては、AppleGoogleのような好決算が突然ポンと出てきたりするので、売り方は決算シーズンは売り辛いのだと思います。またFOMCも通過して、ある種最悪シナリオを織り込みました。ブラックアウト期間も解除され、各連銀高官のコメントも出て来ています。「全会合利上げはやり過ぎ」という声も出てきていますから、数週間は休戦と考えるのが妥当でしょう。

休戦という意味ではウクライナ辺りも。やはり北京オリンピックがあるので、少なくとも侵攻にはまだ時間的な猶予があると考えられています。昨年12月に国連総会で採択された休戦決議では「五輪開幕7日前の1月28日からパラリンピック閉幕7日後の3月20日までを休戦期間と定めている」ということなので、罰則規定などは無いものの中国との関係をロシアが本当に気にするのであれば、しばらく起きないでしょう。各国首脳との電話会談も続いていますしね。

しかし先週のFOMCはどう考えてもアメリカがわざと株を下げたがっているかのような感じでした。インフレ潰しのために生ぬるい従来通りのやり方ではなく、ショックで鎮めようとしているかのよう。

実際、バイデン氏の巨額歳出法案「ビルド・バック・ベター」法案が通れば、益々インフレが加速する可能性もありますから、そのための地ならしなのかも知れません。アメリカという巨大な火山が噴火して生じる灰や津波が、他の新興国へ大きく影響することをまるで考えていないかのよう。

ヨーロッパの方に目を向けると、まず株価はしっかりしています。今年NYダウの下落率は2.0%とTOPIXの2.8%に比べるとマシですが、ユーロ・ストックス50指数は1.8%の下落率。イギリスFTSEに至ってはむしろ今年2.7%の上昇。これは恐らくですが、石油ガスセクター、またリオティントなどの鉱業のウエイトが大きいことが主因に思われます。

つまりヨーロッパは天然ガス価格の上昇でロシアと板挟みになっているものの、ユーロ安(あるいはポンド安)や資源価格の上昇が株価にはプラスに寄与しているということです。

一方、気になるのは原油の方です。NYなどアメリカ北東海岸爆弾低気圧で4年ぶりの猛吹雪ということで、天然ガスが急騰。エネルギーや大豆といった穀物は次第高の動きになっています。一般消費者の生活必需品に対するインフレ圧力は全世界的に懸念されます。

今週のスケジュールですが、本日はECB理事会。こちらも現状維持が見込まれていますが、ラガルド総裁の会見が注目されます。アメリカではISM非製造業景況指数。決算はAmazon

4日(金)はGPIFの10-12月運用成績が発表されます。まだ12月末段階では株価も大きく下がっていなかったので問題ないでしょけれど、ポートフォリオの状況が気になります。足元の株安でダメージを受ければ、さすがの岸田政権もいつまでも株安容認とはいかないと思いますが。アメリカは雇用統計。ただやはりFOMCを通過してしまったので、あまり大きく注目はされないと思います。そして北京オリンピック開幕です。

先週アジア株が弱かったのは、韓国や台湾などアジア圏もお休みに入るので、特にアジア株が売り急がれた感もあると思われます。ボラティリティが高いですから、大型連休前に持ち越すのはかなり危険ですし。

やはり先週木曜には空売り比率が52.9%と高かったこと、チャート的にも200日線と75日線デッドクロス示現による買い転換アノマリー、またボリンジャーバンド-3σ到達など、陰の極感が強いです。いくら下落すると思っても売るには更なる売り玉が必要に思われます。日本の方も決算シーズンに入り、少なくとも個別では安易に売り込み辛いでしょう。

ただ日本株が本当に強含む条件の一つは、何と言ってもマザーズ市場の落ち着き、つまり個人投資家の回帰です。場中にちょっとリバがあったと思っても、すぐに売り叩かれてしまいます。ここまで散々買っては投げを繰り返し、退場を余儀なくされた投資家も多い模様。

最後に念押しですが、私はまだまだ世界的に株は下値を掘ると思っています。あくまで決算が一巡するくらいの2月中旬まで限定、つまり2週間くらい限定の買い姿勢ですから、中期投資で半年くらい持つつもりの姿勢ならまだ待った方が良いですし、いや長期で何年も持つつもりがある・・・というのなら、まあ打診買いしても良いかなという位置。特にまだまだアメリカ株は下落余地が大きそうです。


新興市場も「やや買い」。本日は両指数共に軟調ビットコインも結局アメリカ株と同じタイミングで先月底打ちしており、マザーズ指数はひょっとすると今年世界で一番下落している指標かも知れませんね。決算でマザーズ銘柄が反発する可能性は薄そうですしね。

そんな中でも小型とはいえ2月に7社(うちマザーズ6社)のIPOがある辺り、市場再編前の容赦ない駆け込みが需給を崩したという面も間違い無くありそうです。なお本日IPOのRecovery international(9214)が98年以降初めてその年の1号案件で公開価格割れスタートと厳しい船出。マザーズ市場が今年で終わりなのですが、その際後に厳しい結果となりました。


ポートフォリオ銘柄】

アニコムHD(8715)は続伸。1/25に市場に先んじて底打ちすると、25日線までようやく回復してきました。あとは来週発表される決算待ちという感じ。個人的な感覚としては、足元で「犬猫のコロナ感染を調査」と伝わっていますが、そうなってくると飼い主は診察を嫌がると思います。今は重症化率の低いコロナ感染よりも、コロナ感染で一週間隔離される方が嫌がられますから。

そうなってくると保険料の支払いが抑えられるので、同社にとってはプラス。長期金利の上昇も運用益の拡大に繋がっていくとみられます。


ブロードメディア(4347)も続伸。決算後にグングンと買われています。ただようやく10月急騰部分に戻して来ただけであり、ここはまだまだ再評価の途中ですから、とりあえず1000円回復は固そうです。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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そして次回は今年最初の成績発表です。厳しい内容になりそうですが、とりあえずお楽しみに!


株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。