KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

新市場スタートも方向感無く

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日経平均は本日続伸。前日のNYはイーロン・マスク氏がTwitter筆頭株主となったことで、Twitterが大幅高となった他、GAFAM系銘柄が買われて引けにかけて3指数揃って上昇。特にNASDAQが買われました。VIX指数は18.6ポイントに低下。WTI原油先物は103ドル後半まで上昇しましたが、エネルギー株の反応は限定的。

それらを受けた日経平均は朝方こそ買いが先行。28000円に接近したスタートになりましたが寄り天の形となり、そのままマイナス圏まで売り込まれました。黒田日銀総裁が「今回の為替変動はやや急」と発言したことを受けて為替が円高方向に振れ、株価の上値を押さえました。

ただ後場前場安値水準まで売り叩かれた後は買い戻しの動きが先行。一方、TOPIXはマイナス。売買代金は13時45分時点で1.7兆円台と昨日よりは膨らんでいる形。


投資判断は「やや売り」。VIX指数は20ポイントの安全圏内にまで下がって来て、株だけ見るととっくにウクライナ侵攻は終わったような錯覚に陥ります。プーチン氏の核攻撃や北朝鮮ICBMアメリカ本土到達を全く無警戒。チャート的にS&Pは200日線をクリアしてきており、一ヶ月前の安値から10%以上の上昇となりました。短期筋のポジションも一転売り長に転じており、約1年ぶりの好需給に。
https://jp.investing.com/economic-calendar/cftc-s-p-500-speculative-positions-1619

背景にあるのはやはり今年前半最大イベントFOMCを通過したこと。ブラックアウト期間を終え各FRB高官が次々と口を開く度にタカ派発言を行い、次もその次のFOMCでも0.5%利上げが・・・という説が主流になりつつあります。逆にこれだけ金利高を織り込んだのであれば、もう金融政策をネタにした株価の上下は当面無さそうですね。少なくとも売り方は別の材料を探す必要がありそうです。

むしろこれだけタカ派の金融政策を前提に今の株高があるので、このシナリオ通りに利上げできなければ、つまり下手に利上げペースが鈍るような景気鈍化懸念が前に出るなら、トレンドが変わってしまう恐れもあります。いずれにせよ次のFOMCは5月で、それまで日がありますが。

先月はとにかく日本株の強さが際立ちましたが、繰り返し述べているように背景には強烈な円安がありました。チャート的には日経平均が200日線で上値を押さえられ、特にドル建て日経平均は弱いまま。今回の戻りはやはりこの辺りが限界なのでしょう。自力で日本株が強まる材料は見出し辛いです。

その円安を産み出しているのが片方ではこのアメリカの金利上昇ですけれど、ドルインデックス自体は高止まりしているものの、3月高値を超えてはいません。もう片方の日本が更なる緩和姿勢を維持しているわけですから、まず政策金利で差が広がるばかり。
https://jp.tradingview.com/symbols/TVC-DXY/

丁度昨年トルコがインフレなのにドンドン利下げをしてトルコリラが安くなり世界の嘲笑を買いましたが、それのような通貨安基調が続いていくかも知れません。今世界で緩和を継続しているのは日本と中国とスイスとトルコくらい。中国もスイスもそれ程通貨が安くなっていないのは、しっかりと貿易黒字を確保できているからとも言えそうです。日本は資源価格の輸入でここ一年赤字が続いています。

ともあれドル円は125ドルにあるとされる「黒田シーリング」(15年に黒田総裁が円安を止めるために口先介入したライン)は強く意識されそうです。

ただ、目先はそうだとしても、長い目で見た場合は金融政策に連動してくるでしょうから、125円も単なる通過点に過ぎないと思います。それが日本にとって良いのか悪いのかの議論はまた別のお話。

株に関しては今のところイメージとして今週から崩れてくると思っています。あくまで先月末の株価の好調は総計1兆円規模とされる配当再投資買いなど期末需給要因と円安によって上がっただけ。それが剥落し円安も一服となるならば、経済環境や政治、地政学リスクを見て株を買えるような環境にはありません。

市場再編という日本独自の心理的ターニングポイントもありますし、何より新年度相場というのも日本独自の暦。海外も2Q入りではありますが、日本ほど大きな境目ではありません。また相場が正気に戻りやすいタイミングになると思います。

そもそも、私の中でやはり5月か6月にもう一度底を付けに行くシナリオを捨てきれていません。その段階で24000円まで下がるのか、あるいは25000円を割っても3月安値手前で踏みとどまれるかどうかはまた本決算通過後に考えますが。

今の見解をまとめますと「原油はひとまず天井を打った」「ドル円の円安は年度末までがピーク(つまり3/28の125円で一旦天井。岸田黒田会談もあり、実質黒田シーリングの125円は今回も維持)」「アメリカ国債の逆イールド実現はまだ心配をする必要は無い」という気持ちです。

3月第4週の投資主体別売買動向では外国人投資家は現物を1,649億円の売り越し。一方、先物は2,866億円の買い越しなので、前週同様に差し引きでは買い越しとなっています。9連騰はやはりこの外国人の先物買いで演出されました。一方、やはり売り向かうは個人投資家


新興市場は「やや買い」。本日のマザーズ指数は続伸。昨日より新市場区分スタートにより投資家がやや戸惑う中、ひとまずここまで弱かった旧マザーズ銘柄を買う動きが強まる形。昨日は売買代金が2203億円と活況で、本日もその流れが継続しています。元々例年4月は3月権利落ちが終わって、それまで物色の蚊帳の外に置かれていた新興市場が買われやすい季節性はあります。


ポートフォリオ銘柄】

アニコムHD(8715)は反発。本日は保険株が下落率上位の中、逆行高となっています。ここまで散々売り込まれた反動に過ぎない感じもありますが、新年度相場になってから3連続陽線となっており、一応4月高値を付けました。新年度で流れが変わったのであれば良いのですが。


トヨタ(7203)は続伸。本日は大型株が相対的に弱く、同社も自社株買いでようやく支えられているような感じではあります。上述のように頼みの綱の為替が円高に振れたことが残念。一目均衡表の雲ねじれ部分を一気に突破できなかったことも残念ですが、それ以外のチャート形状は良好です。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。