KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

NVIDIAが時間外で売られアジア株安

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日経平均は本日続落。前日のNYは朝方こそしっかりしたスタートだったものの、次第にアメリカの長期金利上昇やMSCIのリバランスなどの影響を受けて軟化。3指数揃って軟調となりました。長期金利は3.2%回復。HPの下方修正を受けて半導体関連株指数であるSOX指数が1.2%の下落。ただVIX指数は25.9ポイントに低下。WTI原油先物は89ドル割れ。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。NVIDIAが提出した書類の中で中国に対して一部商品の販売を制限するように命じられたことが判明し、時間外で6%超の下落となったことで、半導体株中心に売られました。そのまま断続的に売られ、27600円手前まで。中国で財新の製造業PMIが予想を下回ると一段と売り込まれたものの、11時以降は買い戻しの動きが出ました。

後場は一段と下げ幅を縮小してスタートしたものの、改めて売り込まれ27600円割れ。その後は引けにかけて買い戻しが優勢に。毎度のパターンで前引け水準辺りまで値を戻してヨコヨコで終わりました。売買代金は2.7兆円台とそこそこ。REIT指数も軟調でした。


投資判断は「買い」。未だにジャクソンホール会合の結果はここまで売られる内容だったのかどうかが甚だ疑問なのですが、想定以上に下げました。ただTOPIXジャクソンホール前からの下落率は2.2%に止まり、S&Pの5.8%の半分も下がらず。また香港株も2.4%安など、緩和を継続している日中はダメージが少なく済んでいます。

こうして考えてみると、先週金曜のアメリカでまずPCEデフレーターがパウエル議長発言前1時間半前に出て、落ち着いた指標であったことから買いがそこで出てしまったことが、短期的な買い一巡感に繋がり、引けまで断続的な売りを読んでしまった原因でもあると思います。実需的な売りも勿論あったとは思いますが、つまり大部分は短期筋のアルゴ的な投げを受け止めきれなかった市場の薄さが原因に思われます。

そもそも発言内容がこれまでから十分予想されていたことで、後々振り返って「ここがトレンドの大転換点だった」・・・となるとは到底思えません。トレンドの大転換点はいつも予想外のショックが加わることで、トレンドがねじ曲げられることで生じますから。


地政学的な話としては、原油価格の下落傾向などもあり、ウクライナ戦争停戦シナリオも頭の片隅に置いておいて良いと思っています。私が何故そろそろと思っているかというと、ウクライナや西側諸国が云々よりも、国内に危うさが出て来たからです。

先日、プーチン大統領の側近の娘が爆殺されたというニュースがあり、国内の反プーチン勢力が犯行声明を出しました。実際のところ、一体誰が犯人なのかはハッキリしていません。

ただ歴史を学ぶとわかるように、軍隊は外敵に対する防御という大義名分の一方で国内の治安を維持するために使われる例が多く、独裁的な色彩を帯びている国ほどに権力者は国民に銃口を向けがちです。権力者は外敵よりも寝首をかかれることを一番恐れますから。

今回、想定外に長引いている外敵との戦いにより手薄になり、広いロシアの国土の治安維持にほころびが出ているのだと思います。戦費も嵩んで少しずつロシア国内でも厭戦感が高まり、プーチン氏の支持が揺らいできます。

というわけで、私はそろそろどこかで落としどころを見つけて停戦、休戦という話が出てくるタイミングになってきたのではないかと思っています。その場合、やはり資源価格の下落を通じてインフレ率の抑制に繋がるので、株式市場にはプラス反応になるのは間違いありません。いつその話が出るのかは全く読めませんけれど。

今週のスケジュールは本日はアメリカでISM製造業景況感指数の発表があり、前月52.8→52.4への低下が見込まれています。あとアトランタ連銀総裁の講演があります。

2日(金)はUNIQLO月次。アメリカでは毎度お馴染み雇用統計があります。明日は週末で週間で弱かった分のリバランス買いが出るイメージを持っています。なお週明け5日(月)はレイバーデーでアメリカが休場です。一般的にレイバーデーの終わりが夏休みの終わりとされており、市場に熱が戻ってくる(=買いが戻ってくる)と期待されます。

日経平均は先週は結局ほぼ月曜の寄り付き水準で終わり、週足は下ひげではありました。ただ下値28000円もあっさり割り込みました。それでも日本は円安という緩衝材があり、それが支えてくれると思います。

9月限月のオプションの建玉を確認すると、28000円水準でのコールとプットの建玉が一番重なっており、市場の狙い目はあくまで28000円レベルであるとみられます。勿論まだSQまで2週間あるのでその間に上下はありますが、現段階の基本軸としては28000円が居心地の良い水準であると見られます。

最近のさりげない特徴としては、スタンダード指数の方がプライム指数を上回って推移しています。プライム指数が995ポイントに対してスタンダード指数は1003ポイントと逆転。アクシス(4012)がグロース→スタンダードへと指定替えを発表し買われたように、スタンダード市場も薄商いながらそこそこブランド力が出てきたように思います。ただ値上がり、値下がりランキングを見ると仕手株ばっかり並んでいますが・・・。

9月は月間の日経平均騰落率では過去62年間の統計でワースト1位の月なのですが、ここ10年だと8勝2敗、直近では5連勝と調子が良いです。9月は中間権利取りがあるので特に後半から買われやすい季節性があり、特にその配当が年々大きくなってきていることが影響しているとみられます。逆に言えば前半はどこで踏ん張れるかが焦点になってきます。

こうなってくるとターニングポイントは9/9のメジャーSQ(日本側需給)か、9/16のアメリカのクアドルプル・ウィッチングデー(アメリカ需給)か、9/21の9月FOMC(イベント)か。勿論、なるべく早い段階で反転してくれれば良いのですが。


新興市場も「買い」。本日の東証グロース市場指数は反落。アメリカの長期金利が引き続き上昇し、グロース株には逆風に。円安の緩衝材が無いグロースは残念ながら厳しい展開になっています。アメリカで金利上昇が一服するか、金利が上がってもNASDAQが買われるような流れにならないと、なかなかグロース株に資金は回ってこないような感じです。


ポートフォリオ銘柄】

ヴィッツ(4440)は反発。特に同社を巡って何か手がかりがあったわけではないのですが、上述したように足元でスタンダード市場が妙安定していることで、スタンダード市場の割安株というところが買い手掛かりになってきている面があります。特にスタンダード市場では商いの薄い銘柄の仕手化がトレンドになっており、本日同社の出来高が増えた辺りはきな臭さを感じます。


巴川製紙所(3878)は反落。今週は地合に逆行し手強い動きが続きましたが、本日はさすがに売られました。冒頭で述べたように本日は半導体関連株が売られたことで、同社にも売りのきっかけに繋がった形。ただこちらも地味なスタンダード市場銘柄ということで、割安感があり相場が荒れても地合耐性があります。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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そして次回は8月の成績発表です。お楽しみに!


株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。