KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

好調な経済指標を受けてアメリカ株はまた軟化

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日経平均は金曜反発。前日のNYは新規失業保険申請件数が増加し、継続需給者も約10ヶ月ぶりの高水準となったことで、利上げ継続懸念が後退したことから3指数揃って上昇。GAFAM系が買われ、NASDAQは1%超の上昇となりました。カナダからアメリカに原油を送るキーストーン・パイプラインが原油漏れと伝わり一時上昇したWTI原油先物も、結局72ドル割れ。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。SQ値が27576円に決まると、それを上回ってスルスルと買われました。中国株が始まる前に一旦上値が重くなりましたが、中国株か堅調なスタートを見せると改めて上値追い。

後場も高値圏を維持しましたが前場高値は超えられず。最後は力尽き、後場の安値圏で引けました。売買代金は2.9兆円台とメジャーSQの割に少なめ。REIT指数は反落。


投資判断は「やや買い」。金曜のNYは3指数揃って反落。PPIミシガン大学消費者信頼感指数が揃って予想を上回ったことで、タカ派シナリオ懸念が強まったことから3指数揃って反落。VIX指数は22.8ポイントに上昇。長期金利は3.59%に微上昇。WTI原油先物は一時70ドルに接近。それらを受けた日経平均先物は27750円となっており、週明けの日本株軟調なスタートが予想されます。

株価のイメージは先に示したように「メジャーSQ、アメリカCPI、FOMCアメリカのクアドルプル・ウィッチングデーという重要イベントをきっかけに、相場が終わる可能性」を考えています。12月中旬をピークに下げる・・・とまでは言いませんが、上げ相場は終わると考えています。

その割にVIX指数は20ポイント程度ですし、日経VIも年初来安値圏。何かと投資家が無警戒な感じで怖いです。ただ個人的には私もそのように思っているので、なんだかんだで市場は警戒しており、案外しっかり推移できるのではないかとも思っていますけれど。

為替に関しては円高が進んでいます。これは今まで私が「円安はドル高が本質」と言い続けてきたことの逆転現象に過ぎず「円高はドル安が本質」です。足元ドルインデックスは8月以来の低水準となっています。ドルインデックスがピークを打った(=ユーロドルが底打った)9月下旬以降、株も明確に底入れしており、10月以降の日本の下半期入りからお金の流れが180度変わってきたことが読み取れます。
https://jp.tradingview.com/symbols/TVC-DXY/

一方、ドルが安くなっても上がらないのが商品市況。特に原油は年初来安値水準となっており、OPEC各国は慌ててきているのかも知れません。欧州の暖冬観測、ロシア産の価格上限が甘かったことなどが材料視されています。

その原油安の恩恵が特に感じられるのがインド。人口が多い故に資源輸入国でもあるわけですが、今年は特にロシアとアメリカの間を上手く渡り歩き、西側が禁輸するロシア産原油を安く手に入れていました。結果、足元のインドSENSEX指数は今月最高値を更新。中国がモタモタしている間に、抜きん出た感じになっています。来年は主役を務めるかも知れませんね。インドショックなんてのもいずれあるんでしょうね・・・。

これは一方でドル安(=アメリカの金利の落ち着き)も影響していると見られます。ドル高で新興国からお金が吸収され続けると見られた懸念が収まり、新興国に資金が流入している格好です。中国株も底打ちを見せており、今は新興国にお金が向かいやすい時期でもあります。

その中国はデモを契機にゼロコロナ解除の動きが出ています。元々中国でもデモはアチコチで起きているとは伝わっていましたが、今回のゼロコロナ反対デモは映像やSNSも含め当局が制御できていないという意味で意外なニュースでした。管理社会の限界なのか、党大会で足蹴にされた胡錦濤派の反撃なのか・・・。

今回の動きに対して一方で台湾侵攻という形で国民の目を外に向けやすくなるというマイナス面も意識され、必ずしもプラス材料だけではない点は留意しておくべきでしょう。

結構心配している人も居るようですが、とりあえずアメリカ株的にはまだ大きな懸念材料にはならないと思います。コロナの時に十分思い知ったのは、結局それでアメリカが実害を被らない限り株は下がらないということ。当時も中国でコロナが拡大して都市封鎖してもほとんど反応しなかったのに、アメリカに患者が発生した途端下がり始めました。アメリカはアメリカだけが心配のようです。

日本株に関しては分類で見ると、TOPIXバリュー指数は年初から見て6.5%程高い位置にあるのに対し、TOPIXグロース株指数は10%程マイナスとなっています。この辺り「高いから損出し売りが出辛く、年末にかけて一段高しやすい」と捉えるか「安いから割安感で買われる」と捉えるかで、残り一ヶ月のパフォーマンスに差が付きそうです。

日経平均のチャート的には、はい、今回も無事9/12、13の「アイランドリバーサル」を埋めました。このアノマリーは鉄板ですね。ただ不吉なのは、一目均衡表の雲が丁度12月中旬辺りでねじれていること。具体的には12/16であり、そこを狙われ下抜けそうな気がします。

個人的なメインシナリオは12月CPI発表日で買いポジションをニュートラルにして(全て売らなくても、相場耐性が強いポートフォリオにしたり、売りなどのヘッジを組み合わせたりする)、そしていつ大きな下落が来ても大丈夫なようにして年を越す、というものです。そこまでは逆に「チキンレースの最後に旨みがある」部分を狙っていきたいと思っています。


新興市場も「やや買い」に。金曜の東証グロース市場指数も反発。何とか6日の急落で空けた窓を埋める動きになりました。ただ個人的にはグロース市場の戻りはもう終わりかなという感じがしています。アメリカがこれだけ金利が落ち着いてきてもNASDAQは戻らず、ハイテクが買われる理由に乏しくなっています。何とか元気になってもらいたいところではありますが。


ポートフォリオ銘柄】

北陸電力(9505)は反発。寒さが本格化しつつあることで、エネルギー需要の増加を見込む買いが向かっているという観測が出ています。金曜は東北電力(9506)が5%超の急伸に。電力セクター自体も値上がり2位業種。それに比べて北陸電力の伸びはイマイチですが、足元の原油安などが慈恵の雨になってきそうです。


木曜寄り付きより買いポートフォリオ入れとなった一蔵(6186)も反発。とりあえず200日線に支持される形ですが、下落トレンドから転換したような雰囲気はまだ出ていません。とりあえずここからまずは成人式のイベントシーズンに向かっていくので、ここからの伸びに期待します。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。