KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

日銀金融政策決定会合を控え、ひとまず売り方が買い戻し

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日経平均は本日反発。前日のヨーロッパ市場は総じて小じっかりで、NYはお休み。それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。ドル円が128円台を回復したことで買い安心感が広がりました。その後も断続的な買い戻しが入り、26000円台を回復。昨日急落して出来たアイランドリバーサルの窓を埋めました。

売買代金は10時時点で7000億円台と低調。REIT指数は続落で終値ベースでは約2年ぶりの安値に。


投資判断は「やや買い」。アメリカ株は逆業績相場に入ったと思いきや、ISM非製造業景況感指数の方は好不調の分かれ目である50を割り込んで予想よりも悪かったのに特に悪材料視することもなく。良いトコ取りの週末の反応が続いています。

12/19以降S&Pは3800ポイントのラインに抵抗力があるような感じですし、NASDAQも今年の受渡日となる12/29以降は下げ止まり。持続性がどれだけあるかは疑問ですが、とりあえず一気に流れが変わった印象はありました。

今年からアメリカで始まった自社株買い規制に関しては、確かに「たかが1%程度の徴税で無くなるのか」という意見もあります。随分前から織り込まれていることですし、それはそうかも知れません。ただいずれにせよ、GAFAM系がそれぞれリストラを進める程に体力が消耗している一方で、自社株買いを進めればいくらアメリカとはいえ世間から非難を浴びることは必至。いずれにせよGAFAM系の自社株買いは期待できなさそうです。

実はGAFAM系よりも元気なのが中国系IT企業。ゴールデンドラゴンチャイナ指数は今年に入ってから急伸。「IT系企業の是正が完了した」という金融監督トップのコメントも伝わりましたが、それを既に見越したような上昇でした。それがまた今年の香港ハンセン指数を押し上げる原動力になっています。
https://nordot.app/984703256773656576

為替に関しては雇用統計を受けてドル安の流れ。また円売りポジションが増え始めた矢先の出来事であり、ロスカットを強いられた筋も多かったようにも見受けられます。それがまた日経平均の下落圧力に繋がり、アメリカ株高にあまりご相伴できていない原因でもあります。

商品市況は天然ガスが欧州が記録的な暖冬ということで下がり続けており、それがまた欧州株の強さの原因になっているという指摘もあります。円高転換で置いて行かれているのは日本株ばかり也・・・

日経平均に関しては大和証券の木野内氏の指摘によれば「18年12月以降の相場に似ている」とのこと。12月が似ているというのは私もこのブログで散々言及してきましたが、当時も前月の余波から翌19年大発会は下落スタート。ただ下ひげを付けて踏ん張り、その後はゴールデンウィークまでじり高の歩調となりました。

当時も時価総額世界最大のAppleが連休中にiPhoneが売れていないということでAppleショックが襲いましたが、今回も(供給面も含めた)iPhone販売不振懸念が台頭。また当時もドル円が12月に114円→104円まで円高に振れ、アメリカの金融政策も引き締め過程でした。

一方で日本円は「異次元緩和のツケ」を今払い始めた感じになっていて、今後の日銀金融政策決定会合での継続的な利上げ警戒感もあり、これがまた株の上値を重くしそうです。黒田総裁は嘘つきなので、日銀の言うコトをすっかり鵜呑みにできなくなってしまいました。ただ好んで株を下げたいわけではないのであれば、敢えてショック安を誘発する必要は無いでしょう。

需給的には昨年末から空売り比率の高さが目立ちます。12/29の51.4%、大発会の49.7%、1/5の51.0%・・・と高水準を持続しています。特に1/5の51.0%は、何もイベントも無かったのにこんなに高かったのは「異次元」です。探してみると昨年9/1の51.2%が何もイベントが無く高かった日。月初という辺りが一つの材料なのでしょうか。ただ当時は9/1の単発でしたが、今回は前後も高水準となっています。

ともあれ昨日も徹底して売り込まれている異常事態です。そんなに皆岸田政権や日銀の豹変が気に入らないのでしょうか・・・。
https://nikkei225jp.com/data/karauri.php

なお、10日からレバレッジ型商品の信用取引が強化され、委託保証金が倍取られることになりました。例えば日経レバレッジETF(1570)を買う場合、通常30%の委託保証金が必要だったものが倍の60%必要に。その分建て辛くなり、これまでよりもレバレッジ型商品の商いが細ることになりそうです。個人的には妥当な規制かなとは思います。日本市場はコレに絡んだ先物売買に振り回され過ぎです。
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/info/info20221111-02.html

最後におまけのアノマリーでは、実は「大発会が安い方が年間上昇確率が高い」というものがあります。昨年も書いたのですが、90年以降大発会が下落したのは13回あり、そのうち年間で上昇したのが9回で勝率は7割です。そして昨年はと言えば、大発会が上昇してしまったため、年間では下落の年となってしまいました。その前では18年が大発会上昇→やはり年間下落でした。


新興市場は「中立」。本日の東証グロース市場指数は続落。本日は若干円安に振れたことで大型株中心に買い戻しの動きが出ていますが、グロース市場は冷え込んだままです。人気株オキサイド(6521)の下方修正やELEMENTS(5246)の赤字継続が痛手。個人投資家の踏ん張りに期待です。


ポートフォリオ銘柄】

トヨタ(7203)は続伸。昨日から少し円安に振れた程度ですが、本日は銀行株売りの反対側で自動車株の反発が目立っています。25日線を上回り、今年の高値を付けることができれば1800円水準での底入れ確認ですが、明日に日銀金融政策決定会合を控えている中では油断が出来ません。


一蔵(6186)は反発。ただ昨日は同社にしてみれば大きめの売りが出てチャートが崩れる形。ボリンジャーバンドの-2σが開いてしまったことで、下落トレンド入りが見えた形。成人式イベントを通過した投げ売りと見られますが、次はインバウンド需要の取り込みに焦点が移っていきそうです。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。