1日に自衛隊の幹部候補生学校時代の同期会がありました。私がその頃に上京するという話をしたら「じゃあこの辺の連中を集めてやろう
」ということで、関東に居る総勢15名の同期が忙しい中で大集合。上司も1名加わり、皆で楽しく思い出話に花を咲かせました
「お前が乾杯の音頭を取ってくれ
」と言われていたので、事前にアレコレ考えて準備万端で行ったのですが、全くの鬼スベリ
確か数年前にやった時もそんな感じでしたが、得てして台本通りやったことはウケないものです
私は心に深い傷を残したまま帰ってきました・・・
まあ、会自体は皆相変わらずで、和気あいあいと楽しく終わりました
ところが数日経って、今世間を騒がせている陸自ヘリ墜落事故が発生。現段階でまだ捜索が続いており、全員の無事を心から信じて止みません。特に搭乗者として報道されている一人は、私も面識があり、大学時代に少なからずお世話になった方です。本当に毎回毎回自衛隊の事故の報道が出る度にドキッとさせられ、そして胸が締め付けられています。
私もある程度は事情がわかる者として一言言いたいのは、本当にネットというのはよくも悪くも好き放題な空間であること。勿論、その空間を利用して私も好き放題言っているわけですが。その分憶測や興味本位で様々な真偽不確かな情報が溢れかえります。
そういう「知ったか」「自称専門家」「陰謀論」などを見ると一々反論したくなるのですが、一方で言えることに限りもありますし、反論しても結局無駄であることもわかっているので、なるべく余計な意見を見ないように自衛してはいます。・・・いるのですが、本当に精神衛生に悪い。今回特に私に関わりがある人なので余計にきついです。悶々とした日々を過ごさないといけません。
そしてそういう意見を見て、余計に不正確な情報や認識が伝播する。結局人は信じたい情報を信じる生き物ですから、一旦そう思い込んだら、どんなに合理的に理詰めで説いても無駄。自己正当化するための意見の上塗りしか信じなくなります。妄信ですね。
私の知り合いですらそうで、一々反論するのがバカバカしくも虚しくも感じています。世の中いかに合理的な思考過程、考え方を体得するか、そして情報の取捨選択を客観的にできるかが重要だということを思い知らされます。
そういうデマや流言に惑わされやすいのが、自分の中に潜在している恐怖心が過剰に心の中で広がった時。コロナの時のトイレットペーパー騒動や、最近ではアメリカでも銀行破綻で取り付け騒ぎが起きました。いかに冷静に現状分析できるか、口で言うのは簡単ですが、私もそういう訓練を怠らないようにしないといけません。そして本当に一日も早い発見と無事を祈っています。
