KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

アメリカ追加利上げ確度高まる

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金曜の日経平均は続落。前日のNYは香港やユーロ圏の主要指標がそれぞれ3%程の急落に見舞われた他、ADP雇用統計が予想を上回り利上げ警戒感が強まり3指数揃って軟調。10年金利が4.04%に上昇。2年金利も一時5%を超えました。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。前日にストップ安張り付きだったソシオネクスト(6526)が引き続き大きく売られ、半導体関連株中心に値を下げました。サムスン電子の決算速報が大幅減益だったことも嫌気。更に認知症治療薬が承認されたエーザイ(4523)も出尽くしの売りに。ただソシオネクストが寄り付き後早々に切り返すと、指数も反転。

後場は一段と下げ幅を縮めたものの、ほぼ寄り天。香港株が相変わらず弱いことや、ETF分配金捻出売りに対する警戒感、また雇用統計も控え様子見気分が台頭。引けにかけて売られ、ほぼ安値圏で引けました。売買代金は3.8兆円台と週間で最大。


投資判断は「売り」。金曜のNYは注目の雇用統計において、非農業部門雇用者数は予想を下回ったものの、平均時給は予想を上回ったことで利上げ確度が上昇。それを受けて3指数揃って引けにかけて売られました。VIX指数は14.8ポイントに低下。半導体株指数のSOX指数はほぼ横ばい。一方、ドル円は142円まで円高が進捗。それらを受けた日経平均先物は32380円となっています。

日本株の本筋は個人投資家の買いがいつ入ってくるかです。外国人投資家の買いが2Qで6兆円入ったと大騒ぎですが、先日示された日本の個人金融資産は3月末時点で2,043兆円。そのうち現預金が過半を占め1,107兆円ということです。
https://www.boj.or.jp/statistics/sj/sjexp.pdf

現預金の割合は過去1年でほぼ変化なく、株式の割合は226兆円(全体の11.0%)とアメリカの約40%、ユーロの約20%に比べ、全然低い値。ここ数年株高でちょっとずつ増えてはいるものの、欧米の方がもっと増えていてちっとも追いついていません。

この現預金のたった1%が株式市場に入れば、今回の2Qの外国人投資家による買い越しを優に超えます。しかしこの2Q期間でむしろ個人投資家は2.8兆円の売り越し。株価上昇ペースほどに個人の保有する株式が増えていないことになります。デフレが終わり明らかにインフレに転換し、更に円安も進んでいる中で、いかに株式投資に有意性があるのかを啓蒙していく必要があります。

まあ政府の金融教育推進の裏側には、日銀が買ったETF50兆円超の引き受け先を探す意味合いは強いでしょう。「国民に無償配布すれば良い」という乱暴な意見もありますが、仮にそうしたところで今の個人投資家のマインドのままでは、譲渡した瞬間に売られるのがオチ。

勿論、そもそも人口構成の少子高齢化や資産の分布状況から、終活に合わせて株式を売却する流れが出やすいのは当然ですが、もっともっと国民の株式投資に対するイメージを変えていく必要はあるでしょう。

非常に単純計算で、国民の現預金→株式への資産移動が起きて15%くらいの比率になったとすると80兆円の資金流入に繋がります。日銀がそれに合わせてETFを全額売却したとしても30兆円程の買い越しになり、今回の外国人買いの5倍近い資金が株式市場に。

株価の上昇も5倍となると、2Qで日経平均は5000円上がりましたから、5000円×5=25000円の押し上げ。つまり日経平均は58000円になります。しかも欧米に比べてまだまだ比率の伸び余地がある。うーん、33000円の今はとても割安ですね。

・・・などという甘い夢が語られ出して皆が信じて株価が上がり続け、初めてバブルへGo!となるのでしょう。そもそも個人投資家は世界的に逆張り嗜好で上値を追いませんしね。

これはあくまで私がイメージする超長期的な日本株の夢物語。特にコロナという世界的に経済を止める大不況があったのに、株価は1年もしないうちに修復して高値を付けてきたことを目の当たりにしたことで、私は一層確信を強めました。「株は時間さえかければいくらでも上がり続けるものだ」と。これ、人に話をすると、漏れなく全員ポカンとするんですよね・・・。

ですから若い人程投資のチャンスが大きいのですが、資金や知識の不足でそれができないジレンマがあります。まあ、若いうちに欲しいものを買ったり、アチコチ行ったりするのも一つの投資ですけれど。とにかく私の根っこにある株式投資の大前提はコレです。

しかしそれを言って「はい、終わり」とするわけにはいかず、より短期的な上げ下げを予想する、あるいはその予想の材料を提供するのが私の仕事。明日から急に国民が投資に覚醒することもなさそうなので、より近視眼的な話に戻すと、外国人買いは今までのように盤石とは言えません。

HSBC日本株や欧州株の投資判断を引き下げ、アメリカの投資判断を引き上げてきましたが、まあHSBCくらいであれば痛痒も感じないですが、今後追随するような動きが出てこないとも限りません。

ただ7月相場は個別株では、総会で突き挙げられたところの自社株買いが期待されます。また案外夏のボーナスシーズンによる持株会の買いが押し上げる銘柄もあります。普段流動性の低い銘柄ほど、そういった力が強く働きます。残念ながら、それが全体相場に与える影響は小さいのですけれど。


新興市場も「売り」。金曜のグロース指数は反発。ETFの分配金捻出換金売りに全く関係ない市場であり、前日1000ポイントの節目まで大きく売られていたことから先にアク抜け感が出ました。ただスタンダード市場の方では、ヘリオステクノHD(6927)や海帆(3133)といった仕手株がハシゴを外される格好。個人投資家は受難ですね(仕手株に関しては自業自得ですが)。


ポートフォリオ銘柄】

アライドテレシスHD(6835)は反落。結局木曜はPTS通り大幅高となりましたが、金曜はさすがに一服。過熱感を冷ます動きになっています。終値ベースでは昨年2月以来の高値水準であり、もう一踏ん張りできればまた視界が開けそうです。


売りポートフォリオファーストリテイリング(9983)は続落。地合の弱さもありますが、金曜はエーザイ半導体株が弱かったので、指数調整で同社が少し買われるか・・・とも思ったのですが、最後は普通に売られました。今や日経平均寄与度が10.85%と11%を割っているのですが、半導体株が下がれば自動的に寄与度が上がるので、同社の上値も重くなるジレンマがあります。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。