KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

アメリカ消費好調で利下げ観測後退

★☆★☆ 締め切り迫る!

テレビ東京ラジオNIKKEI日経CNBCなどでお馴染み、あのブーケ・ド・フルーレット代表の馬渕治好氏が高岡で自主開催セミナーを開催!!

馬渕治好氏略歴
http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub1.html

内容 :「世界経済・市場展望」
(※世界の経済動向、主要市場の先行き、政策要因や投資家動向などの全体観について、最新情報を踏まえながらわかりやすく解説。なお質疑応答を含め、個別銘柄の株価判断はありません)
日時 :1月27日(土) 13:30~
場所 :富山県高岡市 JR高岡駅前 ウイング・ウイング高岡
参加費:5000円

事前お申込制となっており、定員に達し次第締め切りとなります。
セミナー終了後は懇親会も予定されています(※自由参加。別途5000円程度)。

詳細を下記リンクよりご確認の上、お申込みください。
https://www.kokuchpro.com/event/9ca4de604b50644b07cf7a5195005eb3/

当然私も参加します(^_^)/

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前日のNYは小売売上高が予想を上回り、3月利下げ期待感が低下。長期金利が4.1%に上昇し、3指数揃って下落しました。VIX指数は14.8ポイントに上昇。今度はドイツで値下げと発表したTeslaが2%の下落。WTI原油先物は72ドル台後半に上昇。


投資判断は「売り」。先週はとにかく日本株が世界中の投資家の話題でした。日経平均は6.6%の大幅上昇で、週間上昇率は一昨年3月以来の大きさとのこと。世界の主要指数の中でもダントツ1位で、しかも4日立ち会いでしたからね。次いでTOPIXの4.2%、その次にNASDAQの3.1%と続きます。

一方、連敗続いた韓国KOSPIが2.1%下落でビリ。次いで香港2.0%安、上海1.6%安と続き、アジア株が弱い週でした。その他、ユーロ・ストックス50が0.4%高、ラッセル2000は0.1%安という具合。

Bloombergの記事では「中国の投資家が自国に失望して日本株ETFを買っている」という話でした。一方の日本人がオルカン投信を買って1000億円以上の資金を海外に資金を逃避させている皮肉がありますが。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-01-10/S71JEQDWRGG000

オルカンのせいで円安に」という言い方は確かにできますけれど、需給的には日本株ETFを通じて海外の資金が入ってくるのでその分相殺されているはずです。ただドル円を触るのは日本人が多いでしょうから、後者(オルカンによる資金流出)が為替トレードの口実にされている分はあるとは思います。

短期筋の動向、特にドル円に関しては今年に入って大きな変化がありません。大きな変化が無い中で円安に振れており、この辺りがやはり新NISAでのオルカンを通じた円安圧力なのかも知れません。
https://imm.gradefour.net/

そういった背景もあって、外国人投資家といってもこれまでとはタイプが異なるために、ここまでトヨタや日立といった大型株が買われた事情があるようです。もっとも、中国人の買いだけでもないとは思いますけれど。

思うに、世界的に「ETF」というものが流行って、日本もアメリカも自国民以外の投資家がざっくりと資金を投じてくるので、GAFAM系ギガテックや日本のTOPIXコア30銘柄のような超が付く有名大型株のみに資金が集まるのでしょうね。

ともあれ大型株あらずんば株にあらず、というような具合で小型株と差がクッキリ。外国人買いは一旦入ると息が長いですからね。大型株のターンはまだ続くのかも知れません。

また、個人投資家にも「持たざるリスク」を意識する人が増えると思います。新聞に踊る「日経平均35000円回復」という見出しを見て刺激を受ける新規個人投資家、あるいは「オルカンよりも日本株の方が良いんじゃない?」と考え直す人も出てくるでしょうし。逆説的に、そういう人達を船に乗らないと(あるいは乗せないと)、船は沈まないとも思います。

あとこれは副次的な話ですが、これだけ急激に株価が上がってきたので、元々MBOTOBを考えていたところは前倒しで実施しようと考えるかも知れません。件数自体は少ないかも知れませんが、そういう可能性があるところは早めに抑えておいた方が良いと思います。

アメリカ株に関しては、先週はCPI、PPIとありましたけれど、共に指数がほぼ無風の横ばいという木金の値動きでした。もう利下げタイミングに話が移っているので以前程CPIが株式市場に影響を与えないようになっていますが、それにしても不気味な静けさです。

関心が企業決算に移っている面はあるかも知れません。その火蓋を切った金曜の金融各行の決算は、全般的に4Qは減益決算でしたが、株価反応としては総じて弱く。ただしあくまで小幅安に止まっており、まだ方向性は出ていません。

商品市況に関しては、中東での地政学リスクの高まりを受けて原油市況が乱高下。ただ銅や穀物は売られており、中国の景気減速感を嫌気している模様。一方、ビットコインETF承認に絡んだバタバタもあり、結局承認後は出尽くし感で売られる展開に。


新興市場は「中立」。昨日のグロース指数は続落。今年の安値を更新してきました。確かに新NISAも復興特需も円安も新興市場の銘柄に恩恵が薄いですから、知名度が低くて外国人が買い辛い新興株を敢えて買う必要性はなさそうですけれど。アメリカでもラッセル2000も弱いですし。


ポートフォリオ銘柄】

売りポートフォリオ寿スピリッツ(2222)は続落。先に発表した3Qの売上速報で伸びの鈍化が嫌気されました。だいぶ良いところまで下落してきたので、本日寄り付きで買い戻しとします。この地合で売りが上手くいったところは良かったですね。


そして今回は売りポートフォリオに一つ入れたい銘柄があります。それはファーストリテイリング(9983)です。

このファーストリテイリングには半年前にも話題になった「ウエートキャップ」が気にされます。日経平均寄与度が高くなり過ぎないよう寄与度上限が11%に制限されているのですが、昨日時点で10.91%。今月末までにもし11%を超えてくると、0.9掛けの調整比率が適用され、ファーストリテイリングには売り材料になります。
https://jp.reuters.com/article/idUSKBN2ZL0FT/

また、同社の成長を支える中国の経済状況が厳しい点も逆風。目標株価は34000円に。本日寄り付きから売りポートフォリオ入れとします。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


その他有料メルマガの成績は下記「じょうしょうダルマ」URLから確認の上、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html


株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。