KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

奈良ならでは その7

春日大社を跡にすると、我々はいよいよ鹿に鹿せんべいを施す事に。丁度良い塩梅で人混みから離れたところにお腹を空かせていそうな鹿々が大群で鎮座しておられます。案の定、我々が近寄ると1、2匹が餌を求めて近寄ってきました。

嫁が近寄ってきた一頭に餌を与え始めると・・・来ました!遠巻きに様子を見ていた他の鹿達が一斉に駆け寄り嫁にたかってきます!!次の瞬間嫁が鹿に馬乗りにされてしまうのではないか!?という勢い(××)幸か不幸か「馬鹿」の完成は実現しなかったものの、嫁が鹿に餌をやる図というシャッターチャンスは嫁の悲鳴と共にかき消されてしまいました(・・;)(後で嫁に怒られました(T_T))

そして結局恐怖のあまり鹿せんべいを落としてしまう嫁( ̄Д ̄;;最早そんな嫁には目もくれず、頭を付き合わせて餌を貪る鹿々。くぬぅ、畜生め(-。−;)恐怖におののく嫁。

その壮絶な餌争奪戦の輪に入れないバンビ達。嫁はそんな子鹿達に餌を与えたかったようですが、その望み叶わず。自然界における圧倒的な生存競争の凄まじさを目の当たりにして、己の非力さを噛み締めた我々は、更なる餌を求めて寄ってくる鹿達を振り切って立ち去りました。天然記念物のなんたる凶暴さよ。

そんなわけで子供の時に感じた鹿に対するトラウマ(トラシカ?)を今回も感じつつ、我々はその場を立ち去ったのでした。(つづく)

さて、恐怖心を感じる日経平均は本日続落。前日のNYダウは欧州問題解決に向けたスキームによる急騰の反動もあって、荒い値動きの結果小幅安。種々の熱狂から冷めて「さてこれからどうなっていくのだろう?」と投資家が次の展開を意識し始めた結果のようです。

それを受けた日経平均は前日先んじて反落していた事もあって買い先行のスタート。前日トヨタ(7203)や日立(6501)といった代表銘柄の好決算が出て、市場には明るいムードが拡がり、一時10500円台を回復する場面も。

ただその後は上値の重い展開に。利益確定の売りに押されるとどんどん下落していき、後場はマイナス圏に。為替のユーロ安が続いている状態に、欧州向け輸出が多い企業に対する懸念が表面化し、積極的に買っていけない状況。結局そのままマイナス圏で引けました。

投資判断は「買い」。なかなか素直に買い転換してくれませんが、ユーロ圏各国として打つべき手は打ったと思います。いつもこういう危機対策時に「これでは支援が不十分」とか色々ケチをつけられますが、これ以上の資金を投入したらしたで結局は財政不安が首をもたげてきます。個人的には後は事態の推移を見守り、微調整をしていくべき段階だと思います。

そして結局は知らず知らずのうちに危機は回避されているのです。リーマンショック後の各国の協調的な金融緩和策も、当時はその実効性に疑問符が付されていましたが、結局はなんだかんだで今まで株価は回復してきました。後は時間が解決する問題だけだと思います。

先日も述べたように週末のSQは10500円というところを目指す格好になるのではないかと思います。日本株には独自の要因が影響しており、上値の重い展開が続いています。それでも明日以降はジワジワと上昇して、今週の足は陽線で引ける事ができると思います。

新興市場は「強気の買い」。本日は3指数共に軟調。引き続き弱い動きが続いています。特に本日はエフオーアイ(6253)が上場の際の粉飾疑惑により強制捜査が入ったとの報道からストップ安売り気配。また新興市場企業の、しかもライブドアショック後のあれだけ上場審査が厳格化した中での事件に、新興市場の信用度はまた一段傷ついてしまった格好です。

ただ個人的にはこれで新興市場に対する投資家の資金需要が減少するとは思いません。結局今新興市場に期待している投資家の本音は「値動き」だからです。以前のように高成長を期待した買いは、実際のところほとんど無いと言えるでしょう。

いずれにせよこれでマザーズ・ヘラクレス市場に関しては高値から10%の下落を達成。これによってそろそろ反発の動きが出てくるものと見ています。ここからは仕込み場と判断。東証1部がもたもたしている間に、再度新興株高の動きが出てくるものと思われます。

ソフトクリエイト(3371)は続伸。一応決算を受けて買い安心感が高まっている格好になっています。

ところでホリエモンこと堀江貴文さんのブログでこんな記事を見つけました。

↓ECもクラウド化の流れに乗らないと生き残れない。
http://ameblo.jp/takapon-jp/entry-10532080956.html

私も全くその通りと思います。クラウドを活用してネット店舗を整備しないと、何かの拍子でドッと客が押し寄せても対応しきれなくなります。折角チラシを見て買いに来たお客さんも購入できない状態で、商機を失う事に。ネットは全国の顧客相手ですから、その波の振幅の大きさはリアル店舗の数百倍と言えるでしょう。

クラウド提供側はネット上の不動産貸しの大家さんという表現もできるでしょうが、自前でそれだけのインフラを常備するのには、大変なコストと労力を必要とします。ですからそれを安価で提供できる同社のような企業には、まだまだ大きなビジネスチャンスが広がっていると言えましょう。

↓過去のIRですが、マイクロソフトの技術を使ってecbeingをクラウド化するという話
http://www.softcreate.co.jp/file/1264990212.pdf

本日は特に日経一面にパナソニック(6752)がクラウドを活用するという記事が出て、クラウド関連銘柄が堅調となっています。もう少し同社もクラウドというものを全面に出していけば、評価が高まると思うのですが。

ソネットエンタテインメント(3789)は反発。前日の昼間に決算を発表。前期の数字はそれぞれ会社・四季報予想を上回る内容で好決算。経常減益は子会社DeNA(2432)の持分適用除外によるもので、本業の方は各セグメント毎に増収増益。

今期予想もそれぞれ増収増益。ただ売上が増える割には営業利益の増加幅が小さく四季報予想を下回る格好。同時に出した中期経営計画では、12年に売上1000億・営業利益120億を目指してM&Aを積極化していくとのことでしたが、反応は限定的。個人的にはかなり期待できる良い数字だと思うのですが、残念ながら市場は懐疑的なようです。

本業である接続事業は確かに伸びしろが少なくなってきているイメージがありますが、前期にUSEN(4842)からISP事業を譲り受けたように、M&Aも駆使すればシェア拡大の可能性はまだあると言えます。シェアの小さい業者は設備投資費用に対応できず、益々立ちゆかなくなってくるでしょう。

一方で総務省主導による「光の道構想」もあります。ブロードバンド事業は国策とも言えます。同社の計画としても、2012年まで会員数の伸びは順調に続く予定。この辺り実行力のある数字と言って良いでしょう。ゲーム事業に関しては国内はイマイチですが海外を中心に伸びしろがあると見ています。

個人的には今回の決算を受けて、同社の魅力が益々増したと認識しています。現在は市場環境が悪い事もあって冴えませんが、次第に見直しの買いが入ってくるものと見ています。

ソフトバンク(9984)は続伸。4月の携帯販売純増数は3ヶ月ぶりの首位奪回。引き続きスマートフォンの販売が好調を維持している模様です。テクニカル的にはまだ本格反転したとは言えない状況ですが、週足で見る長期線はかろうじて上昇トレンド継続中。

みずほFG(8411)は続落。前日の上げ相場を台無しにした張本人と言えるかも知れません。遂に8000億円規模の増資を決意したという事で、需給不安から売りが集まる展開に。ライツイシューによる増資はかねてから否定していたものの、普通株式によるものと決定してしまったので、僅かな希望も打ち消してしまう形になりました。

同時に三井住友(8316)も増資枠の拡大を計画して、メガバンク揃って需給不安が高まる格好に。それに伴って、みずほの増資額は不十分ではないかという見方も広がっています。また本日はGSに続いてモルガンまで検察当局が捜査しているとの一部報道もあり、金融株には益々の逆風(モルガン側は否定)。

テクニカル的にも完全にチャートを崩してしまいました。少なくとも公募価格決定までは上値が重そうです。一方で遂に増資が決定した事により、懸念材料は一つようやく無くなりました。なのでこれ以上大きな下押しも無いでしょう。

ただ増資分を考慮すると目標株価は引き下げないといけませんね。現実的にも随分と達成困難な数字になってしまっていますから。そんなわけで目標株価は500円とします。この数字はテクニカル的に52週線を超えたら、一年位で十分に到達可能な数字と考えています。それまでの辛抱。

トヨタ(7203)は反発。昨日正式に決算を発表。前期営業利益は1475億円で市場予想を大きく上回る結果。今期見通しは90%増益の2800億円と、順調な回復予想を見せました。これを受けてADRで3%近い上昇となった流れを受け継ぎ、終日値を保ちました。為替が落ち着かない中で大健闘と言えましょう。ただテクニカル的に反転するためには、もう少し時間が必要。

ファーストリテイリング(9983)は続落。世界最大のユニクロ旗艦店を万博の上海でオープンするのも間近になってきましたが(今週の金曜)、反応したとしても金曜だけでしょう。テクニカル的には完全な下落トレンド継続。

最後につぶやき銘柄に関して。ブロードメディア(4347)は売りに押されたっきり良いところがありませんね。大量の信用買い残が重石になっているようですが、逆にこれだけ信用買い残が残っているのなら、一度大きく上げて処分する動きが出てくると思います。

5日線超えしたところでワンチャンスあると思いますが、売り板が厚くなってきたら上昇の合図と見ます。200円タッチまで来たので、一区切り付けてきそうですが・・・

以下ポートフォリオの値動きです。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→913円 目標6000円

ソネットエンタテインメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→235200円 目標75万円

ソフトバンク(9984) 2007年10月5日より 2400円→2204円 目標3000円

メディカルシステムネットワーク(4350) 2007年10月15日より 585円→740円 目標1000円(200分割考慮)

ダイハツ(7262) 2008年3月25日より 1141円→852円 目標1500円

みずほFG(8411) 2008年4月15日より 433円→161円 目標500円 (1000株単元変更考慮)

トヨタ(7203) 3月4日より 3390円→3590円 目標4800円

ACCESS(4813) 4月3日より 156000円→139200円 目標18万円
 
売り銘柄

ファーストリテイリング(9983) 4月18日より 14300円→12970円 目標12000円

JT(2914) 5月2日より 320000円→312500円 目標30万円

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。