KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

衛星発射観測で薄商いも9500円回復

今週のお題「新生活での、おもしろエピソード」
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足下の反発局面は投資のチャンス!
天与の買い場を逃さないようにしましょう。


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日経平均は反発。前日のNYは先陣を切ったアルコアの決算が思ったよりしっかりしていたことを受けて堅調。ベージュブックではエネルギー価格の上昇が成長に対する懸念材料と指摘されたものの、足下では天然ガスがアメリカで取れすぎて価格が下がっていることもあって、あまり大きな懸念材料にはならないでしょう。

それを受けた日経平均は朝方から買いが先行。昨日までは09年以来の7連敗となっていた割安感もありました。14時頃までは値幅40円程度という膠着状態が続いていましたが、14時過ぎにアジア株高などを背景に上放れの動きに。

結局引けでは9500円台を回復して、明日のSQに繋ぎました。一方、北朝鮮の「衛星」に絡んだ緊張感もあって、商いは低調な一日でした。


投資判断は「買い」に。前回「大体私が想定する目処(9500円)は勢い余って突破されることが多いので、実際には9400円前半くらいまでの下値を見ておくべき」とした、イマイチ頼りない自信(?)の通り、9400円で短期的な底を打ったような形になっています。

その水準的な達成感や、昨日の寄り付きで大きく売られて窓を開けたことに象徴される売り一巡感から、昨日の前場が陰の極と見ました。それで7日のブログで「売りの投資判断は、その辺りの流れを確認しながら来週後半にも解除できるかと考えています」とした通り、投資判断は買いに引き上げました。

やはり明日のSQに向けて9500円というラインでの攻防になりました。逆に言うと、本日は途中までその動きしかなかった、という感じです。

それで今後の相場展開についてですが、悪いと見られていた注目のアルコアの決算が思ったほど悪くなかったので、他の銘柄の決算に関してもとりあえず期待感が出てきています。なので、水準的には日米共に直近の下落幅の半分くらいは戻してもバチがあたらなそうです。

あくまで現時点における水準的な目安は来週以降9800円までの戻りがある、と考えます。つまり25日線くらいまでのリバがあってもおかしくないと思います。

それで色々と考えたのですが、ここで買われるのは今まで買うなと言っていた「金融系・不動産系」という、銘柄コード8300番以降の8000番台の銘柄が、やはりリバウンドしやすいかと思います。その中でも、NT倍率は相変わらず高いままですから、225銘柄は外す方向で考えた方が良いでしょう。

なお、本日発表された投資主体別売買動向によると、個人・外国人共に買い越しということで、先週の下落局面で相場のメインプレーヤーは共に逆バリに動いた、ということを示しています。一方、3月最終週同様に外国人は先物を売り越しています。

結局市場全体の商いが段々と細ってくる中で、先物の売りが相場を冷やしていたともいえ、実質的には外国人は売り越し基調のままということが言えるのかも知れません。

ただ、おそらく足下は外国人もきちんと先物も買い越しに転じてきているのではないかと思います。そして、その動きはもうしばらく継続するのではないかと期待しています。


新興市場は「強気の買い」。本日は両指数共に堅調。商いは東証1部と同様に細り、個人投資家の存在感が薄れている印象を受けます。

一方、個人的には引き続き出遅れ感の強い新興市場では、アメリカでAppleが強いことやfacebookの大型買収なども材料視されることで、ネット関連株やSNS系に強みがあるかと思います。この辺りに注目でしょう。


ポートフォリオ銘柄】
GCAサヴィアンG(2174)は続落。先月末からずっと売られる展開が続いています。本日は相方の日本M&Aセンター(2127)が決算の上方修正と増配を受けて急騰。それにあやかれるか・・・と思ったのですが、波及効果はさっぱりでした。

ただ足下では武田(4502)によるアメリカ中堅製薬会社の8億ドルでの買収、海外でもFacebookによるInstagramの10億ドル買収など、大型M&Aのニュースが目立ち始めてきています。事業環境は改善傾向。

引き続き板を見る限りは大口に管理された状態となっており、多分どこかで突然ドカンとくるのでしょうけれど、なかなか我々には見通し辛い動きになっています。動き出すまでは個人投資家の入り込む余地も薄いでしょう。


9日の引け値で買いポートフォリオ入れとなっているNEC(6701)は小動き。足下ではソニー(6758)やシャープ(6753)が揃って大幅な下方修正を出しており、電機業界の厳しさが表れています。

やはりまだベストタイミングの拾い場とはいかなかったようですが、一方で下値余地も小さそう。地合も好転してきましたから、ここからの戻りに注目です。


【注目銘柄】
エヌ・ピー・シー(6255)は反落。こちらは9日に有料メルマガで売り銘柄として取り上げた銘柄ですが、順調に下落が続き、本日無事当面の目標株価とした350円に到達してきました。

と言うわけで、お約束通り以下に取り上げ根拠を記します。

「▼エヌ・ピー・シー(6255) 東証マザーズ 売買単位100株
392円 出来高720300株

4/9売値 390円割れ確認後390円以下で
4/20までの目標株価 350円
損切り 405円超え

【評価】
業績     悪い
テクニカル 悪い
需給     かなり悪い
その他ポイント 太陽光パネル業界の構造的欠陥


太陽電池モジュール製造装置で世界首位。先週末に出した中間決算では売上が前年比半減の赤字継続。一方で下期での回復を見越して通期見通しは据え置いており、アク抜け感も出て本日は買い先行のスタートとなった。

しかしドイツでは大手Qセルズが破綻し、同社が10年に買収したドイツマイヤー社も先行きが厳しい。世界的に中国の太陽パネルメーカーが低価格でシェアを奪っている中で、引き続き国内外では苦戦が予想される。同社の通期見通しに関しては今後の下方修正は折り込み済みとしても、下期や来期に向けた回復の根拠に乏しい。恐らく太陽光パネルの製造に関しても、DRAM業界のように事業構造的な欠陥を抱えていると言えるだろう。

今後は下方修正による赤字転落リスク、それに伴う無配転落リスクがのしかかってくるものと思われる。また営業キャッシュフローも赤字が続いており、増資リスクも意識されよう。株価も本日は結局買い一巡後に伸び悩み、陰線を付けてきた。長い株価下落トレンドの反転のきっかけとして今回の決算に期待が高かったものの、不発に終わった格好。これで当面反転上昇のきっかけを喪失したことになり、5日以降の安値となっている上場来安値390円を割り込んでくるようであれば、追撃売りの好機と捉えたい。

テクニカル的にはMACDパラボリックが暗転し、一目均衡表では三役暗転の流れを継続。ストキャスは安値圏で再暗転し、ボリンジャーバンド-2σに沿う形で下落継続が見込まれる。週足などでも反発のきっかけは見出せない。

需給面では現値が上場来安値水準となっていることから、ほとんど全ての出来高が上値のしこりとなっていると言える。信用買い残も差し引き140万株の買い越しで、過去最高水準にまで積み上がっている。

現状の会社計画通りの数字で計算した場合のPERは18.7倍。ただし今期は赤字継続の見込みが強いものと思われる。PBRは1.0倍で割安感は無く、赤字で資本を削れば一段の悪化も。

売りは390円割れを明確に確認できてからの方がベター。目標株価は週足のボリンジャーバンド-2σの位置する350円辺りをひとまずは想定。基本的には底値に節が無いので、まだまだ下げ余地は大きいものと思われるが、足下では配当が一応は維持されているので、利回りの観点からそれなりの買いも入ってくるだろう。損切りは本日寄値の405円超えで」

文末にも記したように、今回の350円という目標株価は通過点に過ぎないと考えています。下値目処が無くなっている今、おそらくは配当利回りを根拠に下値を定められることになりそうですが、その配当も維持されるかどうか微妙。投資家の中で下値目処が消えているのであれば、まだまだ不安心理の高まりは強そうです。


近畿車輛(7122)は大幅高。こちらはまず2日の有料メルマガで売り銘柄として以下のような根拠から取り上げました。

「鉄道車両製造。国内外の車両受注減少によって、業績は年々減少傾向に。操業度の減少に耐えかねて、29日の日経では約30年ぶりにディーゼル車両の生産に乗り出すと報じられた。国内地方路線向けの更新需要取り込みを目指すことで、業績の底上げを図る方針。ただ、業績に与えるインパクトも乏しく、株価には反応が見られなかった。以前は日本の鉄道を海外に官民共同で売り込むと躍起になっていたが、新興国の成長鈍化もあって、現在はトーンダウンの状態に。

株価は1月に底を打つと、地合の好転に支えられて1.4倍化してきたが、2/24に324円の高値を付けてからは上値が追い切れない状態が続いている。その後3/12、3/19と上抜けをトライしたものの、抜けきることができず三尊天井形成の流れに。

テクニカル的には25日線に下値を支えられる形で3月下旬以降は横ばいを続けてきたが、足下5日線を割り込んできており、4度目の高値トライの動きは無さそうな感じに。パラボリックは好転しているものの、MACDは暗転。一目均衡表は遅行線が実線を下割ったことで、上値に抵抗感。ストキャスも暗転となっている。

需給面では特に高値320円台で出来高が膨らんだわけでは無いものの、3度のトライで上抜けが出来なかったのであれば、上値は相当重い印象。もし4度目のトライで上放れるようならば一転かなり強い相場になるものと思われるが、現在のところ同社を強気に見る材料は見あたらない。

信用買い残は差し引き70万株の買い越しだが、日証金の先週の推移を見る限り一段と悪化している様子であり、恐らく現時点では80万株程度の買い越しと思われるが、そこまで拡大するようだと昨年3月以来の高水準に。日々の出来高が20万株前後であれば、上値の重石要因と成り得るレベル。

予想PERは11.9倍で、同業の日本車輌製造(7102)の12.9倍との比較では割安。ただし翌期の四季報予想比較では同社の21.4倍に対し同12.4倍と割高。またPBRは0.6倍で同1.0倍との比較では割安である」

そして目標株価とした280円到達目前の9日のメルマガで、一転「280円割れ後は水準的にはドテン買いで対応しても良い。300円までのリバを狙えると思います」としました。

昨日280円を寄り付きの段階で割り込んでくると、そこを安値に一気に買われる動きに。本日300円まで戻してきました。上手く売り買いバシっと決めることができたと思います。


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他社さんの方が成績が良くてどうも地味ですが、当方は着実に利益を重ねていくことで無理なく、焦らない投資法を伝えるのが強みです。まだまだ長期上昇相場は続くものと思われますし、乗り遅れたということはありませんから、これを機に一度お試しいただければと思います。


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。