KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

アメリカ株高になかなかご相伴できず

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日経平均は本日反落。前日のNYは注目の7月消費者物価指数が予想と一致の前月比+0.5%に。上昇は続いているものの、前月の+0.9%に比べると落ち着いたことが好感され、ダウとS&Pは最高値更新。10年債入札が好調だったことで長期金利は一時1.32%まで下落。WTI原油先物ホワイトハウスOPECに対して増産要請と伝わり一時67ドル割れの場面がありましたが、その後切り返し69ドル台回復。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。28250円を上回る場面がありましたが、昨日同様に寄り付きから間も無く買いが一巡するとその後は利食い売りに押される展開に。中国株がスタート後に軟化すると、合わせて売りに押されました。

後場も寄り付き後に買いが先行した後は売りに押される展開に。日経平均はマイナス圏に沈みましたがTOPIXはプラスキープ。売買代金は1.8兆円台と低調。


投資判断は「やや買い」。相変わらずアメリカ市場にご相伴できない日本株です。ところでふと気付いたのですが、同じく鉄鋼や海運が買われた3ヶ月前の決算シーズン、すなわち4月権利落ち日以降(受渡日ベースで5月相場入り)と7月権利落ち日以降(同8月相場入り)はほぼ動きが同じになっています。つまり3ヶ月前と同じ事が起きています。

鉄鋼や海運が買われるということは(売りの買い戻しにせよ)外国人買いが入っているということ。ただ薄商いの中で鉄鋼や海運にのみ資金が吸い取られ、他が弱いというのも当時と同じ状況。5月も第一週は外国人買いが入っていましたが、その後第二~三週は売り越していました。
https://www.traders.co.jp/domestic_stocks/stocks_data/investment_3/investment_3.asp

ともあれS&Pが最高値なのに日本株の弱い原因の一つは、やはり先般のIMFによる日本の景気見通しの下方修正があるとは思います。他方、トヨタ(7203)やSONYG(6758)といった日本を代表する企業も好決算を出していることもあり、日本株のEPSは少しずつ上昇しています。一方で株価が下落しPERは低下。なので割安感は高まっているはずですが、全く買い手が不在という感じです。
https://www.morningstar.co.jp/RankingWeb/SectorPart.do?sectorCode=0000

一方、シティが日本株の見通しを強気(一方、アメリカを中立に引き下げ)としたように、外国人投資家の日本株に対するスタンスは好意的なものに変わってきています。そのお陰かようやく少し買われる動きになってきてはいます。まあここまで出遅れておいて、たったこれだけしか反発しないのかという情けなさもありますが。
https://shikiho.jp/news/0/446082

先々週末時点の投資主体別売買動向では外国人投資家が現物を579億円の売り越し。一方、先物は616億円の買い越しということで、差し引きほぼトントンながらも買い越しに転じて来ました。今週も海運や鉄鋼が買われているところをみると、外国人が買ってきているのだろうと思います。上記のシティだけでなく、ゴールドマンサックスも先月から日本株には強気見通しを出しており、実際に買ってきてもおかしくない素地はあります。

日本の場合はオリンピック後に選挙が控えていますから、純粋に感染拡大で経済がどうこうだけでなく、(下野は無いにせよ)自民党の大敗による政策運営の停滞が嫌気される流れになっています。まあだからこそ余計に経済対策やバラマキの話が出て来やすいとも言えるのですが。

一方、WTI原油先物も8月になってからスルスルと売られています。イスラエルのタンカーが拿捕されたという話があったにも関わらず、特に原油価格には影響していません。銅も8月に入ってから弱く、日本株はこれらの動きと連動しているような感じもあります。投資家の資金フローが何か連動するようになっているのでしょうか。

先々週末時点の裁定残高は買い残6,239億円に対して売り残は5,189億円の差し引き1,050億円の買い長。売り残が減ったので前週比で565億円増えました。ただほとんど売り買い拮抗という感じですね。


新興市場は「やや買い」。本日は高安マチマチ。最近しっかりしていたマザーズ指数が売られる動き。マザーズの勢いを推し量るマクアケ(4479)が急落し、個人投資家のセンチメントを弱くしている模様です。

松井証券の公表するマザーズ信用評価損率は先週△26.2%と今年最悪を更新。昨年4月以来の酷さになりました。当時はつまりコロナショックからの回復局面ですが、当時と比べて指数自体は全然上にあるのにこの酷さという辺りに深刻さがありますね。ちなみに昨年3/19には△48.8%というエグイ数字が出ましたが、それ以外の「平常時」では△25%までいけば陰の極です。

そんな個人の短期資金も東証1部の海運株にすっかり資金を吸い上げられてしまい、全く良いところがありません。今週の決算発表が一巡しなければ、なかなか底打ちも見えてきませんね。ただ底打ちが確認できれば、その後のリバも逆に相当大きなものになると思われます。


ポートフォリオ銘柄】

MTG(7806)は大幅続落。昨日は決算に対する失望感から大幅安となりましたが、本日は同業のヤーマン(6630)の美容ローラーに対して消費者庁景品表示法違反による課徴金を課したこと同社が売られ連れ安に。以前からヤーマンの製品に関しては消費者庁が指摘を続けてきましたが、逆にMTGの製品はケチを付けられたことがありません。

とんだとばっちりで、確かに同じ穴の狢とみられ商品性能に対して疑惑が付くかも知れませんが、MTGは美容ローラー一本足打法でもありません。需給が悪くなっていたタイミングが重なってしまいましたが、1500円を下値に底堅さも見られます。4Qの赤字に関しては開発費やプロモーション費用をコントロールすればいくらでも撤回できるので、気にする必要はないと思いますが。


BlueMeme(4069)は大幅反発。昨日に決算を発表。しっかりした業績の進捗が確認され、ここまでの鬱憤を晴らすような大幅高となりました。正直、業績水準は小さいので、決算通過はあくまで買い戻しきっかけのタイミングに合致しただけという感じですが、先に取り上げていたテスHD(5074)のように、怒濤の買い戻しでまずは初値奪還をお願いしたいところです。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。