KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

また33年ぶりの高値更新!

★☆★☆ 高岡で投資セミナー開催!

テレビ東京ラジオNIKKEI日経CNBCなどでお馴染み、あのブーケ・ド・フルーレット代表の馬渕治好氏が高岡で自主開催セミナーを開催!!

馬渕治好氏略歴
http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub1.html

内容 :「世界経済・市場展望」
(※世界の経済動向、主要市場の先行き、政策要因や投資家動向などの全体観について、最新情報を踏まえながらわかりやすく解説。なお質疑応答を含め、個別銘柄の株価判断はありません)
日時 :7月8日(土) 13:30~
場所 :富山県高岡市 JR高岡駅前 ウイング・ウイング高岡
参加費:5000円

事前お申込制となっており、定員に達し次第締め切りとなります。
セミナー終了後は懇親会も予定されています(※自由参加。別途5000円程度)。

詳細を下記リンクよりご確認の上、お申込みください。
https://www.kokuchpro.com/event/fba9acda83b19a3045a42746ebeb4364/

当然私も参加します(^_^)/

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日経平均は本日続伸。前日のNYは10年債入札が低調で一旦金利が上昇する場面があったものの、引けにかけて債券に買い戻しが入り長期金利が3.74%に低下。それを受けてGAFAM系中心に買いが入り、3指数揃って上昇。S&Pは昨年4月以来の高値を更新。Apple終値ベースでの最高値を更新。一方、ゴールドマンサックスによる需要見通し引き下げを受けてWTI原油先物は67ドルに急落。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。先週水曜に付けた直近高値を上回り、33年ぶりの高値をまた更新。オープンAIのアルトマンCEOとソフトバンクG(9984)の孫社長が面会し、共同で事業を模索と伝わりソフトバンクG(9984)が上昇し牽引。また半導体関連株指数であるSOX指数が3.3%の上昇だったことでアドバンテスト(6857)などが買われる形。

また本日引け後に岸田首相が解散を打ち出すのではないかという期待感も、日本株買いに拍車をかけています。売買代金は10時50分時点で1.7兆円弱と活況。REIT指数は続落。


投資判断は「やや売り」。VIX指数は15ポイントと、コロナ後の安値水準にあります。ただ最近感じるのは、特にコロナ後の値動きに関してVIXという指数そのものの有効性に疑問を感じます。以前聞いた説では「(VIX指数はS&Pのオプション価格から算出されるものであるが)極端に上がっている個別株のオプションで投資家が対応していることで、指数のオプションが盛り上がらなくなってきている点」が一つ指摘されています。

あとはVIX派生商品が増えてきて(先物ETFなど)、オプション価格からVIXが作られているのではなく、VIX指数からオプション価格が決まっているような流れがある点も。以前話題になった「リスク・パリティ戦略」でVIX先物を売って現物を買うという技も歪みを作っているかも知れません。この辺り十分検証したわけではないのですが、少なくとも昔(コロナ前)と比べ、有意性が無くなってきたような、何となく欠陥の出てきた指数なのではないかという感じはしています。

日本株に関しては理性的に考える基本シナリオは、先にも示したように今月下旬辺りまで買われると思っているのですが、如何せんスピードが早い。

75日線からの乖離率がまた広がってきて(足元13.6%)、コロナ後の上限が大体13%~15%辺り。そろそろ「ゴムが伸びきってパチンと切れる」音が聞こえてきそうです。

特に、最近売り方の阿鼻叫喚が聞こえるようになってきました。ただ売り方は元々そんなに人数が多くないので、どちらかというと「ノーポジの人の焦り」の声が大きくなった気がします。個人的な肌感覚として、ここにきていよいよ皆に余裕がなくなり終盤戦という空気感で、下手をすると今週に天井となってもおかしくないと「勘」では思います。

新興市場が上昇→個人投資家潤う→アチコチの出遅れ株を買いに走る→(他にも配当の再投資や総会前の自社株買い本格化などもあって)相場下支え、という流れがきて、突然ハシゴを外される・・・のが私の考える7月までのシナリオ。プライム市場は半導体を先導とし、債務上限問題や雇用統計をクリアした「最後の花火」感が出ていますが、まだこのグロース株を通じた資金循環の余熱で大崩れしないと考えています。

が、上述のように空気感はだいぶクライマックス的にはなってきたので、想定の6月下旬ピーク説よりも前倒しされる可能性があるとは認識しておいてください。引き続き投資判断は「やや売り」と繰り返します。早く逃げられる姿勢ならば目先はグロース市場(中小型株)買いで、最後の旨みを取りに行く作戦はアリですが、急変した時に損切りできないような性格ならば静観が無難だと思います。

年初の予想では「今年は前半安、後半高。その前半に24000円を予想」しましたが、残り15営業日もないのにここから日経平均が9000円も下がるはずはなく。唯一当たったのが「皆が皆前半安、後半高を予想しているから恐らく皆外れる」という不吉な予言だけでした。

こうなってくると、年後半は逆に誰も予想していない「後半安、ズルズルと下がっていく相場」になると想定します。大きな流れとしてはこの6月を天井にした山型。15年の相場のようにどこかで突然ハシゴがハズレ、秋口に大底を打ち、年末にかけてある程度戻して終わるパターンが一番イメージに近いです。単に皆が予想していないから、というだけではなく、実態面以上に上がってしまった分の反動がより大きく深く長引くから、というものです。


新興市場は「中立」。本日の東証グロース市場指数は続伸。昨日は月曜ということで外国人投資家の参加が少ない→個人投資家に強いグロース市場がしっかりという展開になりやすいですが、値上がり率ランキング20位までが上昇率12%超ということで、だいぶ過熱感も出て来た感じです。

中でもCore指数が算出直後以来の高値で、ANYCOLOR(5032)は採用銘柄ではないもののプライム市場への指定替えが刺激に。逆にメドレー(4480)はプライムに行っていますがまだ採用銘柄でもあるので、これやビジョナル(4194)などの強さに引っ張られています。また本日IPOのABEJA(5574)はNVIDIAGoogleによる出資もあり話題性豊富で、市場全体にだいぶ活気が戻っています。



ポートフォリオ銘柄】

トヨタ(7203)は大幅続伸。27年以降の全個体電池実用化方針を受け、4%超の急伸となっています。遂にこのトヨタも4%を超える上昇となってきた辺りに過熱感が出ている印象もあり、個人的にはいよいよ市場全体に対する警戒水域に入ってきた感じは受けています。


Deere & Company(DE)は反発。6月に入ってから穀物価格の戻りが顕著になってきており、同社も同時に6月に入ってから戻ってきています。ただアメリカも製造業よりもGAFAM系メガテック企業への資金流入が顕著であり、やや蚊帳の外感はあります。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。