KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

アメリカの長期金利は4.93%まで急伸

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前日のNYは中東情勢の一層の緊迫化や住宅着工件数が大幅に増えたことなどを嫌気し、長期金利が4.93%を超え16年ぶりの高値を更新したことで3指数揃って軟調。金も8月以来の高値を付けました。WTI原油先物は88ドルに上昇。半導体の中国に対する追加規制を引き続き嫌気しNVIDIAは4%の下落。引け後に決算を発表したTeslaは予想を下回り時間外で4%超の下落。


投資判断は「売り」。一つ一つイベントを通過してやれやれ・・・というところで、中東でまたきな臭い動きがありました。ハマスイスラエルを攻撃し戦争状態に突入。世界の警察から降りたとはいえ、アメリカはまたしても2正面、3正面の対応を迫られそうです。どこの地域もお隣さんは厄介ですね・・・。

この辺りはしょっちゅう争っているので極端な悪材料とは受け止められていないですが、質への逃避で一旦はアメリカの長期金利に低下圧力となりました。私みたいなひねくれ者が邪推すれば、金利低下を目的としてアメリカが使嗾したんじゃないか・・・という陰謀論すら感じるのですが、まあ今回はイスラエル側がやられているので違います・・・よね。

何よりやはり原油には上昇圧力になり、素直に取れば、OPECプラス側が誘因したのかも知れませんね。折角足元落ち着いてきた原油市況ですが、それがまたインフレ圧力に繋がる悪循環。何にせよ悪い時期には悪いことが重なるものですね・・・。

ただこういう「アメリカ以外の悪材料」は、案外売り方を呼び込んで→結局それが大したことない→買い戻しに繋がって一層相場を強くする・・・というケースもままあります。結局はアメリカの景気がどうなるかが株式市場における最重要の至上命題であり、海外の悪材料がアメリカの実態経済に影響を及ぼして、それが具体的な数字として表れないと本格的な悪材料には発展しません。

元々投資家の心理状態も悪いですが、そうなってくると「今更」売ってくる人は少ない状況。なので本格的に相場を崩落させようと売り方が考えるならば、一旦株価を持ち上げて楽観的なムードにしないと難しいです。楽観から悲観への幅が大きい程、株価の幅も大きいですから。今は長期金利の上昇でVIX指数も上がってきましたけれど、もっと恐怖に陥れるには金利5%超えという節目超えが必要でしょう。売り仕掛ける側にもエネルギーが必要です。
https://www.aaii.com/sentimentsurvey

個人的に一番警戒しているのはアメリカの格下げリスクです。今回の下院議長解任を巡るゴタゴタは、唯一米国債を「AAA」としているムーディーズの心証を一層悪くしているとみられます。一社だけ最上位格付けのままにしているムーディーズは、横並び好きな日本人的発想かも知れませんが、居心地が悪く「フィッチに出遅れた!早く格下げしてしまいたい」と思っているのではないでしょうか。

ムーディーズアメリカの民間企業であり、本来はアメリカ政府の圧力を受ける筋合いは無い第三者機関ではあるものの、一定の忖度は存在すると考えるのが自然です。ただ今回のケース、全ての責任を共和党に押しつけることができるのであれば、民主党も受け入れやすい素地が出来たとも言えます。

もし米国債が格下げされると、それ以上の格付けがこの世に存在することが許されないので、例えば同じ「AAA」格のApple社債も自然と一段階格下げになるようです。そういった周囲への波及も大きくなります。

為替に関してはまた有事のドル買いが意識され、やはりここもマイナス材料にはなるでしょう。短期筋の足元のポジションは総じてドル買いに向いています。
https://imm.gradefour.net/

日本株に関しては、先にも示しましたが、今回決算の反応が悪いです。市場予想より良いものが出ても、翌日大幅安したりしています。勿論毎回個別でそれぞれの事情がありますし、一様ではありません。最初は反応がイマイチでも、それをまた市場は織り込んでいき、同業が同じような決算を出してもアク抜けで逆に上がる・・・というパターンもよくあります。

それでも今回はまず株価水準が高いこと、為替が既に円安で、ここから一段の円安が織り込み辛いこと(実際、日銀短観でも各企業の為替見通しは慎重であり、円安見直しによる業績修正は出て来辛いこと)、などを考えると好業績や水準訂正で株価が上がる・・・という可能性は低そうです。

IMFによると、来年の世界経済見通しが0.1%下方修正。ただしアメリカは今年と来年の見通しが上方修正され、来年は1.0%→1.5%に。そして我が日本は「観光客の増加、金融緩和継続、自動車輸出回復」で今年の見通しが1.4%→2.0%に上方修正。この辺りが先月日本が特に買われていた要因なのかも知れませんね。ただし来年の見通しに変化はなく、1.0%に鈍化するとのこと。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-10-10/S2AJSRDWLU6801


新興市場は「中立」。昨日のグロース指数は反発。ただ売買代金は901億円と低調。マザーズ指数は月曜に年初来安値更新。グロース指数と共に昨年7月以来の安値に沈む場面がありました。やはり先週末の投資主体別売買動向で確認されたように、外国人投資家がまだまだ売り続けていることが痛いですね。


ポートフォリオ銘柄】

売りポートフォリオの寿スピリッツ(2222)は昨日反発。ただここ一週間で10%以上の急落となっています。昨日訪日外国人観光客数が発表されましたが、増えてはいるものの、期待されている中国人観光客が8月36.4万人→9月32.6万人と減少。国慶節前の話でありますが、反発材料にならないのは痛そうです。


同じく売りポートフォリオ川崎汽船(9107)は昨日反落。25日線を割り込んで、MACDも暗転してきました。他の海運株は一目均衡表の雲に入り込み始めており、まだ踏ん張っている川崎汽船も時間の問題のように思われます。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。