KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

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前日のNYはISM非製造業景況感指数が予想を上回り、長期金利が4.16%に上昇。利下げ観測が後退し3指数揃って小反落となりました。ただダウは一時400ドル以上下げたところから下げ渋り。商いは閑散でした。ゴールドマンサックスの目標株価800ドルを受けてNVIDIAが最高値を更新し、半導体関連株指数のSOX指数は1.2%の上昇。WTI原油先物は72.8ドルに反発。


投資判断は「売り」。日本はここから決算が出てくることもあり、なかなか株価水準が高いからといって大きな売りも出辛い状況。下値を買いたい個人投資家も待ち構えています。欧米株がしっかりしているので、ドル建て日経平均も直近高値を上回ってくる可能性も否定できません。

チャート的には1/23の高値上ひげ陰線から、下値の窓を埋めて戻ってきた流れになっています。1/23の日銀金融政策決定会合が契機となっていて、このままでは植田総裁が戦犯となりそうな感じですが、チャートを後々解説する上で「この日銀金融政策決定会合が転換点でした」と言いやすいタイミングでもあります。市場予想通りの着地だったはずですが、売りたい人達、売らなければならないポジションを持っている人達の良いきっかけになったのではないでしょうか。

先のスケジュールを考えると、3月は「日米の金融政策の転換点」「スーパーチューズデー」「メジャーSQ(加えてアメリカのクアドルプルウィッチングやFTSEのリバランス)」「アメリカつなぎ予算の期限」「BTFPによる資金供給停止」など、多くのイベント、注目点が重なります。一筋縄ではいきません。

中でも「BTFPによる資金供給停止」は個人的には大きな転換点になると思っています。アメリカで低下の続いていたM2(現預金など市中に出回る資金量)の前年比が、昨年のSVB破綻以降盛り返して年後半にはプラスに浮上。この金余りが昨年の相場を支えていた最大の原動力になっていたものと(今になって思えば)分析できます。それが日本にも流れ込んで、強い相場を作ってきました。

それが3/11に正式に終了と発表され、先々週利ざや稼ぎの元となった金利差も解消されて「無リスクで稼ぐ裏技」が封じられました。最後の駆け込み需要でそれが急激に膨らんだことが、また足元の世界的な株高に繋がっている面はあると思います。3/11までは制度としては使えるので「裏技」以外の真っ当な理由での利用は続きそうですが、伸びは微増程度に止まり、以後は減少していくとみられます。それがまたM2低下に繋がっていきそうです。

というわけで足元はまず決算の着地を見極めたい段階ですが、少なくとも2Q決算時のように「円安を頼りに増額修正」という圧力は随分と期待し辛いところです。輸出関連はアメリカ向けは確かに好調なようですが、中国や欧州が弱く。だからこそ余計にマグニフィセント7や日本でも半導体、海運といったところにばかり資金が集中している印象があります。そして既に期待先行で買われている半導体が、決算を受けてどこまで伸ばせるのか。

チャート的には確かに下値切り上げが続いていますが、MACD暗転が明確に。ここで1/18の安値を割り込むくらいまで下がると、1月の高値で三尊天井っぽくなるので黄色信号です。

最後に相場とは若干関係無い話ですが、今年から始まる金融教育機構の詳細が提示されました。国民の金融リテラシー向上のため、企業や学校などに認定アドバイザーを派遣したりしようという制度。結局これまでは証券会社が営業の一環としてセミナーなどを開いていましたが、そうではなくてあくまで中立的な立場として包括的なお金の問題に対してお客さんにアドバイスするというもの。
https://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/market-system/siryou/20240126/03-2.pdf

これは私が今まで活動してきた助言業に正に合致する話で、やっとやっと国が私のような活動を認めてくれたという感じです。まだ本格始動は夏頃ということですが、一応FPも持っていますし、私も認定アドバイザーという形でも活動していこうと考えています。勿論、従前の助言業、アナリスト活動と平行してやっていこうと思っていますので、活動の幅を拡げてみたいという意味です。まだ何がどうなるかわかりませんけどね。


新興市場は「中立」。昨日のグロース指数は続伸。ただ今週辺りからグロース市場でも決算がぽつぽつ出始めるので、少しずつ買い辛さが出てきます。アメリカでもラッセル2000が先週は逆行安で弱いですし。


ポートフォリオ銘柄】

売りポートフォリオ川崎汽船(9107)は昨日続落。先週末の増配、株式分割を受けて朝方は買い先行で始まったもののやがて失速。そして昼に出た日本郵船(9101)の決算がまた海運株の失望売りを誘い一段安となりました。それぞれ25日線に接してきたことで、ここをもう一段割るかどうかが目先の正念場となりそうです。


同じく売りポートフォリオファーストリテイリング(9983)は反発。こちらは先週末に出た国内UNIQLO月次が辛うじてプラスだったことを好感された格好。ただどちらかというと、週末のSQを意識した日経平均の指数調整に利用されている面が大きいとみられます。一方で決算後はなんだかんだで上げこじれており、上値が重いのは事実です。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。